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2013年03月08日

今日の富士山…あと富士の災害史

今日の富士山…あと富士の災害史 昨日のブログで今週の富士山の画像を載せてみましたが、今日の富士山もボンヤリとした姿でした。
 
タイトル画像の富士山は、18時頃日没後の姿で昼間よりも若干見やすいように感じます。
 
 

 
 
こちらは今日のお昼頃の富士山です。
 
朝は春霞が濃くて、カメラでは写すのが困難なくらいぼやけていましたが、昼近くになり徐々に姿が見えてくるようになりました。
 
しかし、このボンヤリした空は本当に春霞のせいなのか、それとも花粉の影響なのか、もしかして大陸から飛んでくる物なのか…
 
明日はpm2.5の濃度が心配なようですね。
 
私の家でも明日は洗濯物を外で干さないように決めました…でも外出はどうしようかな。
 
 
 

話は変わり、今日は富士市教育委員会が発行する富士の災害史という資料の発行日でした。
 
本当は3月1日の発行予定でしたが、延期になり本日6日の発行になりました。
 
無料で配布される物なんですけど、欲しい場合には市役所やまちづくりセンター(公民館)へ行ってもらわなくてはならず、数に限りがあるので親に早めの時間にもらってくるように頼みました。
 
どうやら父がパチンコのついでに貰ってきてくれたようです(´∀`;)。
 
この資料には、富士市の過去の災害の記録が書かれておりますが、富士市など静岡県東部の災害と言えば、東海地震や富士山の噴火が過去に起きており有名です。
 
どちらも将来的に起こりうる災害として警戒されていますけど、過去に起きている災害は噴火や地震だけに限りません。
 
資料に書かれている災害の一部を少し紹介します。
 
 
富士山には西側斜面に大沢崩れと呼ばれる大崩壊地があり、将来的に大規模な山体崩壊を引き起こす場所として警戒されています。
 
大沢崩れでは常に大規模な崩落が起きており、それが土石流となり潤井川を流れ下流域に災害を引き起こした歴史があります。
 
もちろん対策もされており、麓扇状地の砂防工事や星山放水路の開削などにより災害を未然に防ぐ事も出来るようになってきましたが、警戒を緩めるわけにはいきません。
 
 
あと富士川の水害もあります。
 
日本三大急流の1つと言われる富士川ですが、現在の富士川は水量は減り普段は穏やかな流れになっておりますが、江戸時代ころまでは現在の川の位置よりもずっと東側を流れており、現在は富士市街地がある場所に大きな川が流れておりました。
 
昔は、まともな堤防などありませんから、雨が降ればすぐに洪水になりますので家や農地はあっという間に流されてしまいます。
 
富士市には「島」が付く地名が多いですが、洪水になった時に浸水しない高い場所の事を指しているのが理由のようです。
 
こういった過去の経緯から三大急流と言われる所以ではないかと思いますが、江戸時代に雁堤と呼ばれる堤防が築かれてからは富士川は現在の位置になりました。
 
ただし、台風などで水量が一気に増える事はあり、昭和57年の台風では東海道本線下りの鉄橋が流されてしまった事があります。
 
 
他には台風による高潮の被害もあります。
 
富士市は駿河湾に面した都市ですが、駿河湾は多くの一級河川が流れ込み複雑な海底になっています。
 
また湾としては非常に水深が深く、急深なので普段も波が高い海岸になっています(市内全域で遊泳禁止)。
 
昔は、台風時には高潮により海岸近くの集落は大きな被害を受けておりますが、更には地震による津波にも悩まされ、特に吉原宿があった場所は被害を受ける度に内陸へ内陸へ移動しています。
 
JR吉原駅が海岸近くにあるのに対し、吉原の商店街が随分と内陸にあるのはこういった経緯があった為です。
 
近年高潮による大きな被害は出ていませんが、昭和41年の台風26号では、高潮が海抜13mの堤防を越えてしまい多数の死者が出てしまいました。
 
被害地域も広範囲に及び、それを教訓にして堤防は海抜17mに嵩上げされ、それ以降は高潮の被害は出なくなりました。
 
富士市の海岸線の堤防は、東海地震による津波対策では無く、台風による高潮対策として築かれたのが最初の理由でした。
 
ただ、その後に東海地震の危険性が発表された事によって、地震に対する防災対策も重要視されるようになりました。
 
その際、津波に対しても有効ではないかという事になったのだと思います。
 
ただし、東日本大震災の教訓により、海抜17mの防潮堤と言えども決して楽観視する事は出来ません。
 
津波が17m以上に達する可能性もありますし、田子の浦港の入口や富士川の河口には堤防が無いので波が侵入し遡上する可能性もあります。
 
他に浮島沼の話も書きたいですが、話が長くなりそうなので今回はここまでにしておきます。
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Posted at 2013/03/08 23:55:39

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この記事へのコメント

2013年3月9日 0:04
今日は、ちょっと暑い位でした。
大陸からは、黄砂も飛んできているらしいので、ちょっと警戒せねば・・・

富士山も眺めているだけなら綺麗なんですが、災害も数知れず。
日本列島で安全な場所は少ないと思った方が懸命の様ですね(^_^;)
自然野前では、人間は無力ですから・・・
コメントへの返答
2013年3月9日 17:41
こんにちは、noppoさん。
 
花粉に黄砂に汚染物質に、今の時期は外の大気の状態が非常に怖い状態ですねゥ─σ(・´ω・`*)─ン…
私は花粉症ですが、薬を飲んでいれば何とか抑えられてはおりますけど、黄砂や汚染物質は薬やマスクだけではどうしようもないと思いますし…
 
富士山は、美しい姿と多くの恵みをもたらしてくれる山だと思いますが、同時に怖い面も持ち合わせている事も忘れてはいけませんね。
ただ、災害は何処にいても起こりうる事ですから、何処が安全だの危険だのと決めるのも難しいと思います。
自分の住む場所はどんな災害の可能性が高いのか、それを知り対策や準備をしておくことは可能なので、そういた危機意識は必要なんだなと思いました。
2013年3月9日 6:29
おはようございます♪

昨日は「煙霧」とかいう視界の悪い状態でしたが、黄砂ではなさそうでした。
ただPM2.5とやらは確実に飛んできているようです。
暖かくはなってきましたが、イラン心配をしなきゃならないようです。

自然とどう上手く付き合うかですが、時々見せる牙には充分気をつけねばなりませんね(^_^;
コメントへの返答
2013年3月9日 17:59
こんにちは、紅の猫さん。
 
煙霧…凄い呼び方ですよね。
定義が広範囲なのでいまいち分かりづらい面もありますが、大量の塵や埃が舞うとやはり生活に悪影響が出ますし、視界が著しく悪くなると交通にも支障が出ますし怖いです。
pm2.5という汚染物質もまた新たな問題が増えてしまいましたねえ(´・ω・`)。
 
しかし例の大陸…自国の発展は自らの力のお陰で、発展による環境汚染は他人の責任(他国の責任)なんですね(-_-;)。
 
過去の災害を知る事で、将来起こりうる災害を予測する事は出来ると思いますので、こういった資料は大変ありがたいです。
限定で配布のようですが、出来れば市民全員の家に行き渡るようにしてほしいと思いました。
まあ、興味無い人は要らないとか言うのかもしれませんけど。
2013年3月9日 7:29
ocyappachiさん、おはようございます(^^)

吉原周辺は常々疑問に思っていましたが、富士市の友人宅も新興住宅地で富士市の歴史までは知りませんでした(^^;
島と付く地名も湿地帯だったのかと勝手に解釈していました。

富士山の大沢崩れは土木事務所が対策を重ねていますが吉原海岸の侵食対策で国交省が土砂として毎年活用しているぐらい大規模な崩落のようです。

防災は普段から過信する事なく準備が必要ですね(^^ゞ
コメントへの返答
2013年3月10日 17:03
こんばんは、あ~ぼうさん。
 
書き方がまずかったですが、吉原宿が内陸部へ移動した理由には津波と書かれていますが、昔の津波は台風による「高波(高潮)」なのか、それとも地震などによる「津波」なのか定義がハッキリしていません。
紛らわしい書き方をしてしまい申し訳ありませんでした<(_ _)>
ただ、海岸線の集落は高潮の被害に頻繁に悩まされていたようなので、吉原宿の被害および移設の1番の理由は、恐らく防潮堤の建設のキッカケになった高潮による被害が原因だったのではないかと思います。
 
島と名の付く地名は、富士川洪水時には正に島のようになっていたと過去に発行された富士市の資料に書かれておりました。
つまり昔の富士川は、岩本山あたりから東側に向きを変えて、現在の富士市街地あたりを流れていき田子の浦港辺りに流れ込んでいたのではないかと思います。
過去の資料で、そういう図が描かれていた記憶があります。
 
同級生が大沢崩れの現場で働いた事があると話していた事がありましたが、あそこは正に命懸けだったと言っておりました。
常に崩落の音が聞こえて、目の前を落石がかすめていった事もあるとか…
土砂が大量に発生するとは聞いていましたが、吉原の海岸に活用されていたのですか。
海岸の浸食も深刻で、昔よりも海岸が狭くなってきたと聞いています。
潤井川を見ていると、長年溜まった大量の土砂があちこちに中州を作っているので、放っておくと大変な事になってしまいそうです。
 
しかし、山に海に心配事がたくさんありますね。
災害の可能性はあちこちにありますので、気にし出したら本当キリがないとは思いますけど、どんな災害の可能性が高いのか事前に知って備えておく事は大事だと思います。

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「@なべちゃん. 宝の山(・∀・)」
何シテル?   05/17 18:12
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