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2011年10月09日 イイね!

10月8日 毛無山(けなしやま)

今回の3連休はずっと好天が続くという事なので、久し振りに山歩きをする事にした。
 
前回の山歩きは5月の浜石岳なので間が開いてしまったが、8月に予定していた山歩きが全てフイになってしまったので仕方が無い。
 
10月になってようやく天候が安定してきたので、寒暖差はともかく雨の心配を常にしているよりも歩くには安心感がある。
 
10月8日の早朝、早速毛無山に向かう。
 
 

 
毛無山(*画像は2010年のもの)。 

今回私が登った毛無山とは、静岡県と山梨県の県境に位置する、天子山地(天守山地)の毛無山である。
 
天子山地は富士山の西麓に位置し、朝霧高原を走る国道139号線(大月線)からもよく見える山の集合体で、国道139号線を通った事がある方はパラグライダーがよく飛んでいる所と言えばお分かりになるかもしれない。
 
毛無山は天子山地の最高峰で、全国に数ある毛無山の最高峰でもあるらしい。
 
標高は最高点で1959mと他の高山と比べて決して高い山では無いが、麓から1000mの標高差でそびえるどっしりとした山体は真に立派である。
 
1000mの標高差と急勾配を延々と歩く事になるので、登るのにきつい山として地元周辺で有名だが、他県から登山しに来る方も多い人気の山でもある。
 
「毛無」と書くと木の無いハゲ山を連想してしまいそうだが、植生は非常に豊かな山である。
  
 

 
登山口近くの有料駐車場に車を停めて準備をする。
 
私よりも先に車2台の先客がいたが、そのうち1台の夫婦は私よりも少し先に出発して行った。
 
駐車場入口にあるポストに駐車料金¥500を付属の封筒に入れ
て、登山口近くのポストに登山計画書を投入する(登山計画書は事前に用意しましょう)。
 
 

 
登山口近くには、金鉱山であった証が遺構として残されている。
 
山梨県の金鉱山と言えば、戦国時代の武田信玄の隠し金山が有名だが、毛無山も武田信玄の時代に現役だった金鉱山だったと伝えられている。
 
実は現在でも金鉱石は取れるらしいが、量は僅かで採掘する手間やコストの方が大きいだろう。
 
また毛無山は国立公園内にある事・広い範囲が私有地なので金はおろか草花などの採取も厳禁である(厳密には石ころ1つも駄目)。
 
花が綺麗だからと摘んで帰る人もいるようだが、土地所有者のご厚意で登らせていただいているのだから、こういう行為はくれぐれもしないでいただきたい。
 
 

 
所々に生えている白い花。
 
どうやら柚香菊(ゆうがぎく)と言う花のようで、特別珍しい花では無いようだが詳細は分からない。
 
この花は麓から山頂付近でずっと見る事が出来た。
  
 

 
毛無山登山口と地蔵峠への分岐。
 
実はどちらからでも毛無山へ登る事は可能だが、地蔵峠方面だとやや遠回りをしながら登る事になる。
 
地蔵峠方面は沢沿いのコースがあって、毛無山登山口のやや単調なコースとは異なった山歩きが楽しめるようなので、行きと帰りで違うコースを取る人も多い。
 
ちなみに私は登りも下りも毛無山登山口コースにした。
 
理由はこちらの方が楽だからである。
 
 

 
分岐ではこんな物が落ちていた。
 
少々分かりにくいが、これは登山靴もしくはトレッキングシューズのソールが剥がれた物である。
 
ポリウレタン製のソールは自然に劣化すると言われていて、ある日突然剥がれる事があるという。
 
登山中にソールが剥がれたりしたら・・・画像のような登山口近くならばまだ良いが、これが山奥だったりしたら命の危険に直結してくる(裸足で険しい山道を歩くのは自殺行為でもある)。
 
日頃のメンテナンスや管理はもちろん、定期的に新品を購入するかソールの張り替えをするよう心掛けたい。
  
 

 
コースを歩いていると、鮮やかな紫の花が頻繁に目に入るようになってきた。
 
もしや竜胆(リンドウ)か?と期待していたら・・・トリカブトだった。
 
トリカブトと言えば、歴史物の小説や保険金目的の事件でよく知られている猛毒の植物である。
 
猛毒という事でこの花を敬遠する方も多いようだが、他にも毒のある植物は至る所に生えている。
 
眺める分には何ら問題は無いし、非常に綺麗な花だと私は思う。
 
色違いがあれば最高だったが、麓近くから山頂近くまで見掛けたトリカブトは全て紫色だった。
 
 
 
 
途中で、木を切り倒した広場に出た。
 
休憩するにもキャンプをするにも良さそうな場所だが・・・
 
  

 
画像でも見て分かるように、ここはヘリコプターのレスキューポイントである。
 
あまり頻繁では無いけれど、この場所が使われたという話は聞いた事がある。
 
緊急時の場所として憶えておくのが良いだろう。
 
 

 
有名な五合目の看板。
 
時代を感じさせる字体に錆びた看板・・・相当な年代物だろうが、今でも朽ちずに現役で存在しているのが凄い。
 
実は毛無山に限らず他の山にも似たような物が存在するという。
 
ちなみにマツダランプの「マツダ」は日本の松田では無く、海外の「マズダ」だか「マヅダ」が元らしい。
 
看板のマツダのマークが使われていたのは1962年までで、これ以降は東芝のマークに代わったらしいから、単純に考えると50年前の看板という事になる・・・果たして50年前の看板がここまで綺麗な状態で残っているものだろうか。
 
気にしても仕方無いのだが、いつ見ても謎の看板である。

  

 
眺望は殆ど無いが、美しい森林の中を歩いていく。
 
毛無山は終始急勾配が続き、あちこち岩や石がゴロゴロと落ちていて非常に歩き難い山でもある。
 
さすがに断崖絶壁の岩場を登るようなシチュエーションは無いが、ロープが張られた急勾配の岩場をよじ登る箇所は複数ある。
 
私よりも体力的に不利な引退組が元気に岩場を歩いているのを見ると、いつも凄いなと思ってしまう。
 
全体的に歩き難い印象の山だが、逆にこの歩き難さに慣れてしまえば、他の低山のハイキングコースがいかに歩きやすいかと感じてしまう。
 
 

 
終盤になると富士山展望台の看板があるが、何の事は無い木々の隙間から富士山が見えるという岩場である。
 
天気予報では曇りのち晴れだったが、朝からずっと曇りがちで富士山は全く見えなかった。
 
不思議な事に、毛無山に登る時は雲が多く他の山が見えた例が無い。
 
この辺りで1名の男性とすれ違う。
 
おそらく駐車場に停めてあった先客の2台のうちの1台の方だろう。
 
もう1台の夫婦は序盤で抜いたが、今のところ他の登山者は見ていない。
 
 

 
富士山展望台から朝霧高原を見る。
 
画像の真ん中を国道139号線(大月線)が走っているのが見える。
 
あちこち見える緑はおそらく牧草地だろう。
 
 

 
富士山展望台を過ぎると毛無山の稜線はすぐ近く。
 
ここで地蔵峠や下部温泉側のコースと合流する事になる。
 
延々と続く急勾配には毎回相当疲れてしまうので、この稜線に出ると本当に助かった気分になる。
 
 

 
稜線に出てしまえば、山頂まではなだらかで歩きやすい道が続く。
 
距離も短く今までの苦労が報われる嬉しい稜線歩きである。
 
 

 
稜線の途中にある北アルプス展望台という名の岩場。
 
名前の通り北アルプスを眺める事が出来るらしいが、遠方の北よりも南アルプスの方が見やすい。
 
しかも南アルプスのほぼ全山が見える貴重な場所でもある。
 
でも富士山展望台の時と同じく、アルプスはおろか他の山は全く見えなかった。
 
 

 
という事で、毛無山山頂。
 
最高点はもう少し歩いた場所にあるが、天気が曇りなので眺望が無いから今回はパス。
 
後で画像を見て気付いたが、この辺りまで来ると紅葉が始まっているようだ。
 
疲れた身体を少し休め元来た道を引き返す事にした。
 
 

 
毛無山の一等三角点。
 
毛無山周辺にある一等三角点は、甲斐駒ケ岳、赤石岳、御坂黒岳、愛鷹山くらいしか知らない。
 
  

 
下りで見掛けたアザミのような花。
 
近くにいた老夫婦に訊いてみたら、「ヤマゴボウ」と教えてくれた。
 
ちなみにヤマゴボウとは、いわゆる「ヤマゴボウ科のヤマゴボウ」では無く、「キク科のアザミ」の別名の呼び名のようである。
 
とはいえアザミの種類もたくさんあるので調べてみたら、花や葉の特徴からオヤマボクチという花によく似ている事が分かった。
 
私がコースを下っている時、時間が段々と昼近くになっている事もあり、登山者の数が増えてきて所々ですれ違う。
  
コースの幅が狭いので、すれ違う時はどちらかが避けるなり止まるなりして道を譲らなければならない。
 
すれ違う方全てに挨拶か譲って貰った時のお礼の声を掛けてみるが、全ての方から挨拶なり返事をしてもらったのは何よりも嬉しい。
  
約1年半ぶりに毛無山の管理人の方とも再会する事が出来た・・・「去年会った事があります」と答えたら向こうもすぐに気付いてくれた。
 
私と同じ地元の方で、噂だと毛無山には1500回以上登った事があるという。
 
名峰と呼ばれる有名な数多くの山も登山された事があるようで、私が行きたい山の詳細を詳しく教えてくれた。・・・世の中には凄い人がいるものだ。 
 
 

 
コースの途中には滝を見るポイントがある。
  
不動の滝と言う落差100mにも及ぶ2段式の滝である。
 
水量が多くいつ見ても素晴らしい滝で、もう少しすれば紅葉で非常に綺麗な光景になるだろう。
 
割りとコース序盤に近いので、滝目的で訪れる方も多いようだ。
 
登りの時は先客の夫婦が休んでいたのでスルーしたが、下りでは1人占め状態だったのでゆっくりと堪能した。
 
 

 
お昼近くになり下山。
 
久し振りの山歩きは曇りの天気が少々残念だったが、下山後の疲れが程よく非常に充実した山歩きだった。
 
去年から腰の調子が悪く山歩きはもう駄目かと諦めていたが、5月の浜石岳と今回の毛無山で自信を持つ事が出来た。
 
以前よりペースは遅くなっているが、地道に山歩きを続けていきたいと思う。
Posted at 2011/10/09 16:10:03 | コメント(3) | トラックバック(0) | 山歩き | 日記
2011年04月17日 イイね!

4月17日 浜石岳、薩た峠のハイキング

4月17日 浜石岳、薩た峠のハイキング今日は、久しぶりに山歩きをしてきました。
 
去年の夏、腰痛の悪化により趣味だった山歩きを断念する事になりました。
 
理由は、山歩きは人里離れた場所を歩くので万が一を考えての事でした。
 
でもリハビリの為に頑張ってきた坂道のジョギングや、代わりに始めた趣味の自転車のお陰で足腰の筋肉を増加させる事が出来ました。
 
筋肉を付ければ腰の負担を減らす事が出来ると聞いたからです。
 
今回選んだ山は、自分の今の体力などを考えて静岡県静岡市清水区(旧庵原郡由比町)にある浜石岳を選びました。
 
 
 

 
JR由比駅前の桜えび通り。 

今回の山歩きは移動に自動車を使わず、JR富士駅から普通列車に乗りJR由比駅で降りる。
 
交通機関の時間の都合により自宅から富士駅まで歩いたので、この日は既に数㎞ほど歩いています。
 
時間は昼近いので、ハイカーの多くは山頂かコースを歩いていると思われ、駅周辺では姿は見えません。
 
 
 

麓の由比今宿付近より浜石岳を望む。
 
浜石岳は標高707mの決して高くは無い山ですが、最寄りの由比駅が海からごく近くにあり標高差はそのまま約700mになります。
 
700mの標高差と急勾配により、きついハイキングコースや遠足コースとして知られています。
 
自転車でヒルクライムする方もいるようですが、自転車だと歩く以上の辛い超急勾配になり、かなりの脚自慢の方でないと完走するのは非常に困難だと思われます。
 
先日お隣の大丸山を自転車で登りましたけど、もちろん浜石岳はその比ではありません。
 
 

 
ハイキングコースの序盤にある休憩ポイント。
 
先日自転車で登った大丸山が大きく見えており、隣にはひょっこりと富士山が顔を出しています。
 
私はここから見えるシャイな富士山も好きです。
 
天気は昨日に引き続き晴れており気温も高く、Tシャツ1枚で充分な陽気でした。
 
背負ったザックの背中やショルダーベルトの部分は汗が滲んでいます。
 
 
 

ハイキングコースの途中、麓集落および駿河湾を望む。
 
麓集落は旧由比町で、東海道新幹線の蒲原トンネルと由比トンネルの間に位置している場所です。
 
このコースは先日の大丸山のハイキングコースと同様多くが舗装路歩きですが、グングン高度を上げて行くので序盤から良い景色を楽しむ事が出来ます。
 
ミカン畑が多く農道がそのままハイキングコースとして使われているのが分かります。
 
 

 
コース後半になると、植林が周りを隠してしまい景色は殆ど見えません。
 
変化を感じない単調な視界に加えて、後半で疲れも出てきますから黙々と歩くようになります。
 
この辺りはスギとヒノキが交互に植えられています。
 
花粉は出ていないようで、鼻炎持ちの私でも全然平気です。
 
 


浜石岳のシンボル的存在の電波塔が見えてくると、山頂はすぐ近くです。
 
ここは駐車場になっており、山頂のすぐ側まで自動車で来る事が出来ます。
 
自動車で来て山頂で展望を楽しんで帰られる方も多くいるようです。 
 
 

 
午後13時近くになり浜石岳の山頂へ。
 
霞んでいますが富士山も見えています。
 
良い陽気でしたので案の定多くのハイカーが山頂にいました。
 
山頂が広いので大勢いても場所に困る事は無く、皆それぞれ店を広げてお弁当を食べたり雑談をしています。
 
私もコンビニのお握り(´∀`;)を食べながらしばらくの間景色を堪能します。
 
浜石岳は周りを遮るものが無く、素晴らしい展望の山になっています。
 
 

 
浜石岳からの展望。
 
春霞のせいか遠方は見えませんが、駿河湾の海岸線が続いています。
 
 

 
北方向の展望。
 
ついでに山座同定(実際の景色と地形図を照らし合わせながら山の名前と位置を特定する事)をしてみる。
 
 
 
 
 
 
山頂からの展望を動画に撮ってみました。
 
興味ある方は再生してみて下さい。
 
 

 
しばらく滞在した後、浜石岳を出発し登ってきた道とは違うコースに入ってみる。
 
こちらは薩た峠へ向かうコースで、山から山を伝う稜線歩きに近い縦走路になっています。
 
未舗装路でいかにも山歩きという雰囲気に見えますが・・・
   

 

  
確かに稜線歩きですが、単調な植林地帯の中を歩く事になります。
 
展望が殆ど無いので位置関係が分かりにくく、コースも非常に長く意外に足元が悪い場所もあり通過するには時間が掛かります。
 
 

 
長かった縦走路を抜けると、海岸線近くにぶつかります。
 
近くと言っても切り立った崖の上ですけど。
 
 

 
薩た峠の由比側より。
 
大丸山の上に微かに富士山が見えます。
 
 

 
薩た峠はほんの少ししか滞在せず、すぐに由比駅の方へと向かう。
 
東名高速道路の由比パーキングエリアが近い。
 
海の上を高速道路が走り、海と崖の僅かな隙間を国道1号線と東海道本線が並行して走っています。
 
・・・
 
 

 
15時半頃に来た時と同じJR由比駅に着く。
 
後は電車に乗り帰るだけですが・・・
 
 
 

 
 
丁度良く特急「ワイドビューふじかわ」が通過するので、ついでに動画に撮っておいた。
 
何しろこの区間を走る在来線特急は、「ふじかわ」「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」しか無いので貴重なんですよ。
 
 
普通列車に乗り富士市へ戻り自宅へ。
 
久しぶりに山歩きをした事、昨日のポタリングの影響もありかなり疲れましたけど、今回の休日は非常に充実した良い休日となりました。
 
山歩きは今後もハイキングコースから歩いていき慣れていきたいと思います。
 
今回の歩行距離。
 
由比駅~浜石岳で約8㎞。
 
浜石岳~薩た峠で約10㎞。
 
薩た峠~由比駅で約3.5㎞。
 
自宅~駅まで歩いた距離、行きと帰りの合計で約4㎞。
Posted at 2011/04/17 23:48:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | 山歩き | 日記

プロフィール

「@なべちゃん. 宝の山(・∀・)」
何シテル?   05/17 18:12
元々インドア派だったので、あまり家に籠らないようにしています。
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