今回のブログは、先月9月14~20日の立山・剱岳山歩き5日目のブログです。
立山室堂に入ってから4日目にしてようやく山歩きを開始し、剱岳直下の剣山荘まで移動しました。
5日目は剱岳の山歩きが主な話になります。
1日目の活動のブログはこちら→立山・剱岳山歩き1日目 2013年9月14日 静岡県から室堂まで移動
2日目の活動のブログはこちら→立山・剱岳山歩き2日目 2013年9月15日 雨のため山小屋で足止め
3日目の活動のブログはこちら→立山・剱岳山歩き3日目 2013年9月16日 山小屋で台風の通過を待つ
4日目の活動のブログはこちら→立山・剱岳山歩き4日目 2013年9月17日 剣山荘まで移動
2013年9月18日。
前日に剱岳直下にある剣山荘に泊まり5日目の朝、いよいよ剱岳登山の日を迎える事になった。
剱岳は、若い頃に読んだ本で強い憧れを抱くようになり、長い年月を経てついにこの日を迎える事が出来た。
だが、剱岳は名前の通り非常に険しい山容で見る者を圧倒し、国内の登山対象となる山としては非常に難しく危険な山である。
明治時代以降のいわゆる近代登山の時代に入っても、国内の数々の高峰が次々と登頂されていく中、剱岳はその険しい地形と厳しい気象条件により1番最後に登頂された山とされる。
ただし、奈良時代後期~平安時代初期のものと思われる錫杖や儀式の矛が山頂で見つかっている事から、初登頂は1000年以上も昔だったという事になる。
その後の多くの方々のご尽力により、剱岳は一般登山者でも登山が出来る山となったのだが、たとえ一般コースであっても危険である事は変わらず、滑落事故や遭難事故は頻繁に起きている。
私自身、険しい岩場の山は全く無経験というわけでは無いのだが、剱岳はその危険度が群を抜いて高いとされているので、最初から最後まで緊張感を抜かないようにと考えた。
5時前に起きて外に出ると東の空が赤く染まり始めていたが、山があるため太陽が見えるのはもう少し先の時間。
画像は、後立山連峰の鹿島槍ヶ岳周辺の稜線で、日の出は鹿島槍よりもやや右側の位置からだった。
今日も朝は寒さが厳しいが、剣山荘は比較的早い時間から日当たりが良いので、すぐに過ごしやすい陽気になるだろう。
今日の晴天も約束されたようなものなので、剱岳の山頂からも素晴らしい眺望が期待出来る。
前日の夜にお弁当を受け取った人達は、暗いうちからどんどん出発して行く。
剣山荘だけでは無く、剱沢キャンプ場や剱澤小屋の方向からもヘッドランプを照らして歩いてくる人の姿が見られた。
私は5時半からの朝食を済ませてからの出発となるが、やがて時間になったので食堂へ行き朝食を済ませた。
剣山荘から剱岳の往復は、危険な岩峰を登り下りする事になるので、大型の50リットルザックは剣山荘に置かせてもらい、用意していた小型のザックで剱岳に登る。
大型のザックには、着替え、数日分の行動食、洗面用具など生活をするための道具が多く入っているが、同じ場所に戻ってくるピストン(往復)ならこれらの荷物は不要となる。
つまり、コンパクトなザックがあれば最低限の装備だけを持っていけるので、それだけでも大きな差が出ると言える。
画像のザックは、モンベルのバーサライトパック20という容量20リットルのザックで、軽量でコンパクトに折り畳めるので大型ザックに忍ばせておいてもさほど荷物にはならない。
軽量・コンパクトゆえ生地は非常に薄く作られているが、木の枝などに気を付ければ充分に丈夫で、ハイドレーションやトレッキングポールにも対応した多機能な作りで便利である。
6時になり剣山荘を出発する。
明るい日差しと青空が、今日の登山日和を物語っているようで嬉しかった。
ただ、風は若干冷たく感じたので、長袖Tシャツの上に薄手のフリースを着て登る事にした。
段々と暑くなってきたので、前のジッパーを開けて袖まくりをしたら過ごしやすくなった。
シャツ1枚で歩いても良かったかもしれないが、その辺りの判断はなかなか難しい。
今回私は、パタゴニアのR1という薄手のフリースを用意していったが、9月中旬の寒暖差では割りと使いやすかったように感じる。
暑がりな人には良い防寒着になるし、寒がりな人はこの上に雨具をウィンドブレーカー代わりに着ていれば温かくなると思う。
剱岳の別山尾根コース、一服剱より前剱を望む。
剣山荘から剱岳に登る場合、別山尾根コースを通り一服剱や前剱というピークを越えて剱岳の本峰を目指す事になるが、これが剱岳登山では最も一般的なコースとなる。
もう1つの一般コースは、麓にある馬場島から早月尾根コースを通り、剱岳の本峰を目指す直登のコースがあるが、こちらは馬場島から山頂まで2200mもの高低差となり、北アルプスの中でも屈指の標高差となる。
そのため、余程の体力自慢・健脚自慢でなければ途中の早月小屋に一泊するのが良いだろう。
これら2つのコースは、一応は一般コースとはなっているものの、他の山々の一般コースとは全く違い危険個所が連続するので、登山初心者がいきなり登るのは困難である。
一般コース以外にも北方稜線からのコースや、雪渓を登ったりクライミングをするような方法もあるが、これらは一般的とは言えない大変難しいコースで、危険度は更に高くなる。
アイゼンやピッケル、クライミング用の装備などはもちろん、これらを使いこなすための教育や訓練も必要である。
一服剱より富山市街地方面を望む。
天気が良く視界は非常に広い。
ただし、日差しが強いため紫外線の方も強力で、日焼け止めが果たしてどれ位効果があるのかが心配になってくる。
あと、一服剱は序盤で到達出来るピークなのだが、急登が始まっているので身体への負担も大きい。
この後、更に前剱が控えているので、剱岳本峰はまだまだ先の話になってしまう。
コースのすぐ傍はこのような感じになっている。
この先はコースでは無く、下の石には赤ペンキでバツと描かれている。
高度感が半端ではないような場所だが、こういった場所は剱岳に限った事では無く、他の山でも割りとよく見られる事ではある。
当たり前だが、慎重に通行する。
序盤の一服剱を越えて前剱に辿り着くと、剱岳の本峰が見えるようになる。
その姿は岩の壁のようで、果たしてどうやって登れば良いものか、こんな場所に本当にコースがあるものかと考えてしまう。
弘法大師が草鞋千足を使っても登れなかったという伝説もあるが、現代においてもその圧倒的な存在感は少しも薄れてはいない。
前剱辺りからは、一部で登りと下りのコースが分かれている。
登りでは前剱の山頂を通って行くが、下りは巻き道なので間違えないように注意。
また、鎖場が多くなってくるので、混雑期には物凄い渋滞も発生するらしい。
ここまで来るのに何名かの方に抜かれていったが、中にはおじいさんと言っても差支えのない方もおられた。
素早い足さばきで険しい岩場を登っていき、次々と人を抜いていく姿は颯爽としていた。
驚いたのが後ろ姿で、何とザックでは無くショルダーバッグで剱岳に登っていたという事…だが相当なベテランであろう事はその動きを見ていれば分かる。
凄い人がいるものだと思った。
剱岳の本峰に登る人達。
急傾斜の険しい岩場である事がよく分かる。
鎖場以外ではこのような岩場が終始続いていく。
この方達が背負っているザックは、30~40リットル位だろうか。
私が剣山荘に置いてきたザックは50リットルなので、剱岳を登るにはやはり大きすぎて怖かったかもしれない。
サブザックを用意しておき本当に良かったと思った。
5番目鎖場と記された岩場の巻き道を慎重に歩く登山者。
狭いステンレス製の橋に険しい岩場なので、ここでもよく渋滞が発生するらしい。
今日も多くの登山者が見られたが、この辺りまで来ると上手い具合に人の姿が分散されたので、割りとすんなりと通る事が出来た。
ここも、登りと下りでルートが別々になっており、橋の下は下り用コースになっているようである。
落石を起こさないように注意を促す看板が見られた。
垂直に近い鎖場。
鎖はしっかりとしているが、完全に頼らずに基本は三点支持で登っていく。
このような場所を年配の方達も登り下りするのだから驚いてしまう。
でも、団体ツアーなどにかち合ってしまうと、1人1人がハーネスなどを使って慎重に登り下りするので、渋滞でかなり待たされてしまう可能性もある。
今日は、そういった団体の姿は無かったので、混雑は感じられなかった。
遠目だと、何度見てもどうやって登れば良いのか分からない。
尾根になっている場所がコースであろう事は想像出来るのだが、あまりにも急傾斜過ぎて人が登るには厳し過ぎるように見えてしまう。
…
実はこの時、私は涙が出ていた。
恐怖心とかビビっているとかではなく、長年憧れていた山に登れているという嬉しさからだったのかもしれない。
今までの人生の中で、夢に思っていた事を叶えたり行動で示した事が一体何度あっただろうか?
勉強や仕事でもそうだが、自分の好きな趣味の世界ですら中途半端に過ごしてきたのではないか?
私は、登山を始めたのが30代半ばからなので、若い頃に憧れていた剱岳登山は夢のまま終わるだろうと思っていた。
だが、友人が登山を始めたのをキッカケにして私も始めるようになった。
最初は体力が絶望的なほど無くて愕然としたが、自分でも信じられない位の努力をして体力や脚力を備える事が出来たつもりだ。
そして、長年の夢を実際に叶える時が来たのかと思うと、今までの夢や努力が報われたような気がしてたまらなく嬉しかった。
他人様と比べれば小さな志かもしれないが、今までいい加減に生きてきた私にとっては今回の登山はとても大きな出来事だった。
鎖場で順番を待つ登山者。
この辺りで一緒になった方々は、大学の学生さん達のグループと、単独で立山・剱岳の取材に訪れたというカメラマンさんだった。
学生さん達は、山岳部なのかと訊いてみると「ハイキング部です」と陽気に答えていた。
「山岳部」や「登山部」だと重々しくなってしまうので、和気あいあいとした雰囲気を持つためにあえて「ハイキング」にしたのだとか。
ノリが良く今どきの若者という感じがしたが、明るく丁寧な好青年達でもあった。
カメラマンさんは、重い一眼レフカメラを持っていたようだが、本当はビデオカメラで動画を撮りたかったらしい。
だが、剱岳はあまりにも険しいので、重い機材を運ぶのは困難なため諦めたそうだ。
学生さんもカメラマンさんも私より遥かに健脚だったが、鎖場の順番待ちの度に追い付くので話をする頻度が多かった。
カニのタテバイ。
登り専用のコースで、カニのヨコバイと並び剱岳で非常に有名な難所の1つ。
高低差数十メートルの鎖場が続くため、剱岳を代表する難所として知られている。
だが、カニのタテバイのような見た目でハッキリ危険だと分かる難所は、皆が注意をするため近年では事故はかなり減ってきているという。
むしろ、もっと容易な筈の箇所で滑落事故は起きているらしく、これは剱岳が終始険しく危険なコースである事を物語っている。
カニのタテバイは、その難易度からも渋滞の起きやすい場所ではあるが、前にいるのが先程の学生さんやカメラマンさんだったのでスンナリと登る事が出来た。
高度感が半端ではないので、高所恐怖症の人にはかなり厳しい場所だと思う。
実は私も高い所はそんなに得意ではなかったりする(軽度の高所恐怖症)。
順番待ちの間、頻繁に大きな声が聞こえてくる。
声のする方を見ると、クライマーが絶壁を登っているのがよく見える。
もちろん一般コースでは無く、クライミングの専用装備が必須なので難易度は非常に高い。
断崖絶壁というシチュエーションは見ていて怖ろしいが、見事な動きをしているので見ていてとても爽快であった。
剱岳山頂に到着。
先程、感極まって泣いてしまったせいか、山頂に着いた時は意外なほど落ち着いていた。
涙が出るような事はもう無く、いつもの山歩きと変わらぬ喜びを味わっていたと思う。
以前は山頂に祠があったようだが、何年か前に雷が落ちて燃えてしまったらしい。
剣山荘を出発してから2時間半ほどの行程だったが、まあこちらは参考時間と理解していただきたい。
もちろん私よりも遥かに早い時間で登り下りする方もいるし、遅い時間の方もいる。
昭文社が発行する山と高原地図では、参考タイムが2時間半となっているが、このタイムは高齢者の方にはかなり厳しいタイムなので、剱岳に関しては最初から健脚者向けのタイムを記しているように感じる。
ただし、タイムが早い=技術が高い・上級者という事では決してないので、あまりガイドのタイムを意識し過ぎる必要はないと思うし、別に競技をしているわけではないので、タイムに勝ったとか負けたとか言うのもナンセンスだと私は思う。
朝早く山小屋を出発し、慎重に歩けば午前中には山頂に着くし、下りも慎重に歩けば夕方前には充分に山小屋に着く…誰もが健脚ではないのだから、これは仕方のない事だと思うし充分ではないだろうか。
でも、自分の後ろにずっと列が出来ているのに全然気付かず、後続の人達をずっと待たせてしまっていた…というのはさすがに迷惑になってしまうので、、自分のペースが遅いなと思ったら、無理のない場所で後ろの人を先に行かせるなり譲り合うとか他人への配慮はもちろん必要だと思う。
せっかくの剱岳山頂なので、暫くの間眺望を楽しむ事にする。
1番高く見える3つコブになった山が立山。
その手前に真砂岳や別山の稜線。
立山の右奥には浄土山や龍王岳。
鞍部には三田平が広がり剱沢キャンプ場がある。
深い谷になった雪渓のある沢は剱沢。
黒部湖を挟んで後立山連峰が見えている。
画像真ん中に見える綺麗に尖っているのは針ノ木岳だろう。
実は、針ノ木岳のすぐ左側に富士山が見えているのだが、デジカメで上手く撮れていなかったようで残念。
遠方に見える一際尖った山は、皆さんご存知の槍ヶ岳。
周囲に見えている稜線は穂高連峰のようだ。
毛勝三山。
富山市街地と富山湾。
黒部川を挟んで後立山連峰、白馬岳周辺の稜線。
剱岳山頂の様子。
眺望は非常に素晴らしいが、日差しが強いせいかやや霞んで見えるのが少々残念だった。
山頂で30分程過ごし、充分に眺望を楽しんだら剱岳を後にし剣山荘へ戻る事にする。
剱岳からの下り。
登りがきつかった分、下りも急峻で気が抜けない場所が続く。
大小様々な石が転がるガレ場なので、落石も起こさないように注意せねばならない。
すぐに別山尾根コースと早月尾根コースとの分岐があるが、私は早月尾根へ間違えて入りそうになった。
コースを修正し落ち着いて下る事にする。
岩峰に危ういバランスで乗っている巨石…こういうのも奇岩と言うべきなのだろうか。
剱岳の難所の1つ、カニのヨコバイ。
こちらは下り専用のルートで、カニのタテバイ同様気の抜けない鎖場が続く。
現地を歩いている時に、タテバイよりもヨコバイの方が怖いという声も聞いたが、どちらにせよ危険箇所である事は間違いないので慎重に行動したい。
こういった不安定な岩場は、身長が高い人の方が有利な場面が多いように感じるが、もちろん身長が低くても手掛かり・足掛かりは問題ないようになってはいる。
下り専用の梯子場もあるが、こういった場所での梯子は高度感があり恐怖を感じてしまうので、私はあまり好きではない。
高度感と急傾斜が分かりやすい画像。
眺望が良くて見とれてしまいそうだが、画像の手前を見ると急峻なガレ場を下っている登山者の姿が見えている。
遠くから見て崖や壁のように見えていた場所は、現在自分自身が歩いている場所なのだと考えると、恐ろしい場所を歩いているなと強く実感する。
物資輸送用のヘリコプターが剣山荘あたりを飛んでいるのが見えた。
昨日もヘリがよく飛んでいたが、今日も相変わらず頻繁に飛んでいる。
天気が良ければ毎日のように飛んでいるのだろうが、宿泊客の少ない今頃が特に良い時間帯なのだろう。
段々と標高が下がり、今朝スタートした剣山荘が見えてきた。
しかし、この高度から剣山荘を見ていると、なんだか箱庭のように見えてくる。
やはり、こういった高山帯は見るもの全てが絵になるなと思った。
随分と下がってきたなと思い振り返ると、剱岳の本峰は一服剱や前剱の陰に隠れて見えなくなっていた。
11時少し前に剣山荘に到着。
6時に出発したので、約5時間ほどで戻ってきたという事になる。
行動中は頻繁に水分補給をしていたものの、山小屋に着いたらドッと喉の渇きを覚えたので、山小屋で売っている500ccのカルピスウォーターを購入。
程良く疲れていたので、カルピスの甘味が丁度良かった。
大型ザックを引き取った後、山小屋の女将さんにお礼を言い外に出た。
外のテラスで荷物の整理を行っているうちに、相部屋で話をした方が下山してきたのでしばらく話をする事にした。
この後、私は剱御前小舎に向かい宿泊するのだが、もう1人の方も同じ宿との事なので、後でまた会いましょうと言い先に出発する事にした。
今回の立山・剱岳登山ではライチョウは見られなかったが、イワヒバリという鳥は頻繁に見掛けた。
頻繁にさえずり、人の近くにも寄ってくるので撮影もしやすく愛らしい。
全身が保護色になっているので、ジッとしているとあまり目立たないが、よく鳴くのであまり保護色が役に立っているとは思えない。
昨日通ったガレ場を今日は引き返すように登っていく。
ここから別山乗越にある剱御前小舎までは約300mの登りである。
剱岳登山を終えてそれなりに疲れているが、まだまだ体力は充分で、大型ザックも昨日背負って慣れていたので平気だった。
剣山荘が段々と遠くなっていく。
紅葉が始まっているナナカマド。
ついさっきまでいた剱岳が遠くに見える。
4時間前までは、あんなに険しい山の山頂にいたのかと思うと、人間の足というのも馬鹿には出来ないなと思ってしまう。
別山乗越にある剱御前小屋に到着。
今日は、14時位に着いたので、山小屋泊としてはちょっと早く着いたかなと思う程度の時間。
まあ、早く着いた方が時間に余裕があるので、早めに明日の準備をして、あとはゆっくり過ごしている方が気持ちに余裕があると思う。
少し時間が経ってから、剣山荘で一緒になった人が来たので、外で暫く話をして夕食近くの時間までを過ごした。
五竜岳。
剱御前小舎は、稜線上にある山小屋なので眺望が良い場所としても有名である。
剱岳はもちろん、後立山の山々もよく見えるのでゆっくり過ごすには良い山小屋かもしれない。
唐松岳。
白馬岳。
17時20分頃、夕食を済まし外に出ると、目の前には雲海が広がっていた。
夕食を済ませた他の人も外に出てきて、その光景に感動し声を上げていた。
今日は昨日に引き続き晴天に恵まれたが、夕方にもこんなに素晴らしい景色が見れたのはとても幸せだった。
地獄谷を見ると、火山性ガスが大量に噴き出していて、ロッジ立山連峰や雷鳥荘といった山小屋に煙が掛かっているように見える。
あれだと、臭いも相当なものでは?と想像してしまう。
西日が差していく剱岳。
天気に恵まれて無事に登山出来た事に感謝したい。
大日岳、奥大日岳の方角に日が沈んでいく。
雲海の次には見事な日没が待っていた。
雲海と同様、日没を見ていた人達は声を上げて感動していた。
日没後は、完全に暗くなり富山市街地の灯りが見えてくる。
寒くなってきたので、ストーブのある談話室へ行き天気予報を見る事にした。
明日も天気は良いようで、計画の立山登山も絶好の登山日和はほぼ確実のようである。
ニュースは見終わったので、相部屋へ行き消灯時間まで過ごす事にした。
相部屋は8人が基本だが、4名のみの利用なので余裕のあるスペースで寝る事が出来そう。
今日は熟睡が出来そうかなと期待したら…
剣山荘で一緒になった方のイビキが凄まじく、今まで聞いた中で最強クラスのものだった。
最初は我慢していたが、結局我慢出来ず耳栓を使い眠る事になった。
果たしてしっかりと寝れるのかと心配しながら5日目は終了した。
6日目につづく。
1日何回? カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2020/06/23 12:42:08 |
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