
9月17日。
せっかくの3連休ということで山歩きでもしようかと思っていましたが、休み前から天気予報がよろしくないので早々に諦めており準備も一切しませんでした。
さて休みはどうしようかなと思っていたら、みん友の2lewさんから連絡があり岩本山まで愛車で来られるという事で私も行ってみました。
雲は多いけど、岩本山から見る富士山が奇麗です。
やっぱり9月の空はこうでなくては。
岩本山公園の駐車場に停まっている2lewさんの愛車。
今年購入したばかりのいすゞ自動車のガーラという大型バスです。
もちろん自家用車なんですけど、個人で大型バスを所有するというのも非常に驚きなんですけどとても夢がありますよね。
2lewさんはみん友さんとなってから既に5年以上経っており、何度かお会いしたことがあるので愛車歴は聞いておりましたが、前の愛車はコースターというもう少し小型のバスだったので、実際にガーラというバスを見ると観光バスそのものの大きさなので驚きます。
久しぶりにお会いしたので、少し立ち話をしてから外観と内装を見せていただくことにしました。
車内にお邪魔して…
ガーラの運転席はスイッチ類が多くて素人が見てもワケが分かりませんが、随所に2lewさんのカスタマイズが見られます。
一際目を引くハンドルカバーは、大型のバスやトラックではステアリング操作をするのにとても役立つパーツだそうです。
この話は、私の勤務先に出入りしている運送屋さん達もよく言っておられます。
純正の樹脂のハンドルが滑りやすかったり握りにくいという事なのでしょうが、大型バスやトラックって最初からこういうハンドルに出来ないのかな…カバーじゃなくて最初から操作しやすい形状や素材で作ってくれるとか。
同じくとても目立つ大柄なタブレットは、ナビの画面を見やすくするためだったと以前言っておられたような記憶があります。
運転席から後ろへ移動していくと、本来の移動用バスとして面影のあった座席の数をそこそこに居住スペースになります。
既にお分かりの方も多いと思いますが、2lewさんは遠方への旅行をご家族と一緒に行かれる事を趣味とされているので、車中泊の旅が出来る車を所有されているのです。
車中泊と言えばキャンピングカーが真っ先に思い浮かびますが、何かと不都合も多かったという事でバスという選択になっているそうです。
当然バスの中で生活をしなくてはならないのでベッドなどは既にセットされていますが、驚きなのは家庭用の冷蔵庫やエアコンも搭載されているという事。
エアコンは既に搭載されているし車用の冷蔵庫も市販されてますけど、家庭用を購入されるという事はやはり不満があるからでしょうね。
もちろん車用でこんな大きな冷蔵庫は見たことないですから、これだけ大型の冷蔵庫があればご家族で移動しても色々な食材や飲み物(お酒とか)を入れておけますね。
奥様の希望だったというシンク(流し台)も載せたかったですが、ピンボケが酷かったので今回は載せられませんでした。
外に出て、バスのトランクルームを拝見。
こちらは荷物置き場や運転手が交代して仮眠をとるようなスペースになると思いますが、こちらも着々と計画が進んでいるようです。
将来的には250ccクラスの単車を車載したいと言っておられました。
バスで遠方まで移動して、バスを基地にして周辺をバイクで散策する…これは夢のある計画ですよね。
トランク用のドアは複数あって、こちらは客室のガラス付近がドアになっていて開くようになっています。
これは、非常口とかではなく介護用のリフトが搭載されていたためだそうで、下のトランク付近に巨大なアームが付いていて、車椅子に人を乗せたまま客室に出入りできるようになっていたそうです。
つまりこの車両は、観光用バスとして使われていたのではなく福祉施設で使われていた車両だったらしいです。
しかも公用車だったから、お金も掛かっていたし状態も良かったとの事です。
介護用のリフトは不要なので外していますが、撤去するのはかなり大変だったようで1トン位の重量があったそうです。
反対側のトランクルームを見ると、エアコンの室外機や発電機が見えています。
発電機はもちろんエンジンなので排気を外に出すマフラーも繋がれていますが、車外に出す計画もあるので重い本体をどうやって出し入れするかが問題だと言っておられました。
あと、発電機自体が熱を持つのでそれをどうするかも考え中らしいです。
驚きの連続ですが、便利だなと特に感心したのは給油口が左右両方にあるという事です。
普通乗用車はもちろん大型車両も基本給油口は左右のどちらか片方にしかありませんが、このガーラは左右にあるのでガソリンスタンドに入る時も制約が少なくてかなり助かるとの事でした。
狭いガソリンスタンドで大型車両をターンさせるのはかなり辛いでしょうからね。
こちらの給油口は、エアコンを回すときに使うサブエンジンの給油口だそうで、2lewさん曰く1000ccのエンジンが搭載されているそうです。
最初「サブエンジン」と言われたので何の事か分からず教えてもらいましたが、予備のエンジンを使ってエアコンを回すことでメインのエンジンロスを減らせるという事なんですね、なるほど。
…でも、このガーラのエンジンって20000ccを超えるV8エンジンなんですよね。
出力にはかなり余裕がありそうですが、それだけエアコンなどの出力損失は大きいという事なのでしょうね。
面白かったのは、メインのV8エンジンはとても静かだったのに、排気量が相当少ないサブエンジンのほうが音が全然大きかったという事。
まあ、排気量が少ないと回転数高くなりますからねえ。
話ているうちに時間はどんどん進み、この後2lewさんは用事があるそうで私も別の目的地へ移動するためお別れしました。
ガーラの後ろ姿。
同じ車好きでも車のジャンルは様々で、私はどちらかといえばスポーツ系の車が好きなタイプなんですが、最近は考え方が変わってきて良い事は色々参考にさせてもらいたいと考えています。
本当驚きの連続でした。
2lewさん、ありがとうございました。