自動防眩ミラーの取り付け　その2

こんな感じにできました。


FRPとかカイデックスなんかで作っても良かったけど、複雑な形状かつ精度が必要になる部品の作成には３Dプリンターの方が楽です。

プリンターで出力したマウントベースは寸法的には問題なかったので、次にマウントボタンを取り付ける場所を考えるのですが、諸事情で画像の位置辺りになりなりました・・・

何が問題になったかというと、GENTEXのミラー背面の受光センサー（赤い矢印の先の四角い部分）がドライブレコーダーにかぶってしまうことが判明しました。

自動防眩ミラーはミラーの表と裏にそれぞれ受光センサーが付いており、それぞれのセンサーの輝度の違いで調節を行うので、写真のセンサー部がふさがれると常時青い防眩した状態になってしまします。

参考までの純正のミラーの位置。
もっとフロントウインドウ寄りについているのがお分かりいただけると思います。

ドライブレコーダーを移動させても良かったのですが、私のDC5は前のオーナーが貼ったカーナビのフィルムアンテナがかなり邪魔な位置についているのでドライブレコーダーを移動させるにも好条件の位置が他にないのです。

その内カーナビを買い替えたときにでもフィルムアンテナには消えてもらいましょう

気を取り直して、マウントボタンを取り付ける場所を追加したモデルを作成しましょう。

先ほどのモデルに平らな場所を追加するだけなので、簡単です。

ついでに角にRを付けて、剛性も持たせたいので厚みを４㎜に変更しました。

今回はABSのフィラメントで作成します。

一応段ボールで保温されるように囲いをしていたのですが、この時期は室温が低いので、一層目の定着が悪く、写真のように反ってしまいます。

３Dプリンターの設定が旨い人だと解決できるのかもしれないですが、そんなノウハウもないので、今回は反った部分は削る前提で大きめに作成しました。

寸法確認の図

流石に歪みねぇな

形状的にもOKだったので、ボール盤で穴あけ加工に写ります。

なんで３DCADでのモデリング時に穴を付けなかったかというと、先の写真のように反ったり歪んだりするとまず穴の精度が出ないので、精度が必要とされる場合には後加工で行うのが吉だと判断したからです。（単に腕がないだけとも言えます）