みん友の長門至上主義さんとこの
この記事を読んでみたんですが
、大洗の賑わいは相変わらずみたいですな~。
大洗って言うとカーフェリーの発着港としても知られてるところですが、今回、その相手先となる苫小牧港の開港50周年に合わせて、ガルパンツアーご一行様も上陸したと聞いてます。
そんな光景を、
涙が出る程の悔しさと羨ましさで見ている
札幌市民のワタクシ。
というのも、今月から「夏アニメ」が続々放送され始めてますが、その中で注目してるのが
「サーバント×サービス」って言う作品。
それは何故か?
原作は、これまた北海道の某所・某ファミレスが舞台の
「WORKING!!」を手がけた、
道内出身の高津カリノ氏の4コマ漫画で、
「北海道、某市、某区役所」の面々が繰り広げる「お役所コメディー」ってのが、この作品のおおざっぱな紹介。
しかも、近年、
アニメに関しては冷酷、かつ、極悪非道の待遇を誇るここ北海道には珍しく、
深夜帯ながらもWORKING!!に続いて地上波での放送という快挙を達成。
地上波では録り逃しましたが、幸いBS11でも放送されていて現在そちらでフォローしており、とりあえずは第一話の放送が終わったばかりです。
そして、早くも
モチーフになった場所の特定が進んでるようで、アニメ版では札幌市の
白石区役所が、まだ入手してませんが、原作版では
清田区役所が入る総合庁舎が
モデルとして描かれてるそうな。
…にも関わらずですよ。
これら
モデルとなった地区の商工関係者等で盛り上がってる訳でもなければ、
それを束ねる役割の札幌市までもが、今のところ
沈黙どころか完全スルーを決め込んでおります。
それに、やれ平岡公園だ札幌駅前だ定山渓温泉だと、
札幌市内のあちこちがモチーフとなったWORKING!!の時でさえ、
個人レベルでの聖地巡礼レポートこそ上がってますが、
所謂「公的機関」からのバックアップなりフォローなりってのは、私が知る限り一切ありませんでしたから、正直今回も覚悟はしてました。
それが図らずとも、予感が的中するとは…。
一体どうなってるんですかっ!とorz
確かに、アニメは放送開始直後ですが、原作自体は2007年から始まったそうで、単行本も3巻まで発売中。
つまり、
アニメ化まで5年の歳月を重ねる間に判明してそうな気さえするのに目さえ向けられず、
世の中じゃ聖地巡礼を起点とした地域おこし・町おこしの例が珍しく無くなった昨今においてもなお、
明言こそしてないとはいえ、「北海道内のある都市の区役所」という設定ばかりか、舞台である北海道内でも放送されているという「丁寧なまでのお膳立て」までされてる格好の題材が目の前にあるのに、
触れようともしないばかりか、なかったことにさえしそうな勢いだとは、なんと嘆かわしい…。
大体にして、この北海道内で区役所まで置いてる市町村なんて、
ちょっと考えりゃすぐわかるだろうに(笑)
言いたくはないけど、
バカじゃなかろかってのが偽らざる本音です。
先に述べたように、元々北海道は「サブカル」(この表現も余り使いたくないんだけど…)に関しては、
極めて冷酷な土地柄を有しています。
札幌を例に取ると、「在京キー局」と呼ばれる放送局のネット局は一通り揃っちゃいますが、
元々アニメの放送自体が極端なまでに少なく、
BS/CSがここまで普及する以前は
雑誌やネットから情報を仕入れ、ソフト化されているものがあればレンタル屋に駆け込むしかない状態。
漫画の方はというと、一応定期的に即売会は開かれていて、グッズ関係を扱ってる店舗もゲマズが撤退したものの大体有名どころは残っていますが、個人的には、新千歳空港内のリニューアル時に突如出店を決めたアニメイトが頭一つリードといった感じかと。
しかし、それらの店舗にしても、
現在の札幌における商圏の中心である「サツエキ周辺」から離れ、むしろすすきのに近いところに一極集中してるという有様で、とてもじゃないですが
「好意的に見られている」とは言いがたいってのが実情。
民間レベルでせいぜいがんばっても、
長栄交通さんで走らせてる
「痛タクシー」か
雪ミク電車がいいところですよ。
そのミクにしても、
世界的な人気に本格的に火が付き始めたところで、ようやく札幌市が「観光キャラクター」として手をつけたというお粗末ぶり(これも、余り言いたくはなかったけど)。
少なくとも、初音ミクが世界的な人気を誇るまでには相当なタイムラグがあって、それまでに日本国内での人気は確固たるものを築くまでになってたと私は記憶してます。
ここに来て、ようやく
「キタマエ」という
大規模な漫画・アニメイベントが開かれることになりましたが、その会場は
札幌市郊外にある「芸術の森」という場所。
まぁ、今や「文化・芸術」のひとつとして数えられるようになってますし、今年は第一回目の開催という事もあるでしょう。
なにより、これまでの流れを鑑みたときに、後援とはいえ
北海道と札幌市がこのイベントに参画してること自体、
画期的といえるかもしれません。
だけど、せっかくのイベントに水を差すつもりは毛頭ないですが、
現在開催されてるジャズイベントの会場から見ると、(場所的に)
エライ隔離されてるな、と。
方や
交通機関の利便性がやたらいい「一等地」での開催に対して、片方は
直近の地下鉄駅からさらに乗り継いで数十分行かないとたどり着けないってんですから!
しかも、前者の場合、
あの大通公園の一角に仮設とはいえ、立派な鉄骨造りの屋根付き2階建て特設ステージを設けてるって事を踏まえると、初のアニメ漫画イベントとはいえ
「結局ただのガス抜きイベントじゃね?」って言うやっかみすら言いたくなりますわ。
そりゃ、見所や名物に事欠かない状態ですから、
放っといたって観光客は国内外を問わず年間何十万人とくる土地ですし、
今更「町おこし・地域おこし」をやるまでもないかもしれませんよ。我が札幌は。
それに、漫画・アニメに限らず
多くの芸術作品の舞台となり、
数多くの作家やクリエイターを輩出しているのがこの北海道という土地でも有ります。
なのに、この北の大地の場合、こと「漫画・アニメ」に関しては否定的で、
まるで「文学作品で実写映画でなければ意味がない」みたいな風潮がまかり通ってる。
クリエイター側もそういう空気を察してか、作品の舞台が道内の特定の市町村や、それこそ北海道が舞台と大々的に特定している作品って非常に少なく、
とりわけ漫画やアニメに関しては顕著で、調べてみて初めて「そうだったの!?」と気づかされることが多々有ります。
まぁ、中には「漫画・アニメ」ってだけで嫌悪感を催す人も居るでしょうが、少なくとも、
自分が住む土地が舞台となることに抵抗やら反感を持つ人ってそうは居ないんじゃないかと思うんです。
それこそ
大洗や豊郷、鷲宮での例を今更説明する必要もないと思いますし、近場に目線を落とせば、
夕張まんがまつりや洞爺湖漫画アニメフェアという立派な良い例が転がってるのに、暗に
「札幌が舞台ですよ」と言わんばかりのキーワードだらけの作品が出たというチャンスすらフイにしようとしてるなんて、実にもったいない話だと考えます。
札幌の観光協会とか、それこそ札幌市や北海道庁がこういった「観光客誘致策」を一切やってないとは言いませんし、実際いろんな事をやってるとは思いますが、
何もいろんな土地に出向いてイベントやったり、高額な費用払ってCM作って海外で流すだけが誘致策じゃないし、今の趨勢から見れば、
漫画やアニメの舞台と分ければ、ネットなどで費用を掛けず、いわば「勝手に」ワールドワイドに拡散するんですね。
それに、
ネームバリューだけに頼り切って「口開けとけば餌くれる」って言う池の中の鯉みたいな姿勢じゃ
ハッキリ言ってその先なんて知れてるし、このブログで度々書いてる、
中央頼みの「道内経済界の悪い癖丸出し」だと言わざるを得ないんですね。
だから、いつまで経っても
「北海道の景色は超一流、されどサービスは超下流」と罵られるのです。
人が集まることによる弊害みたいなものも起こりえますし、大洗では実際に起こったらしいと噂で聞いてますが、
せっかくいい素材と成功例が至る所にあるわけですから、そろそろ
古くさい既存の「観光施策」から脱却し、新しい方法を模索する時期なんじゃないかと思いますけどね。
カネをガンガン落とす中・韓の旅行者ばかりが観光客でなし、実際年々減少気味なんだから…。
まぁ、今の観光関係者の頭の固さっぷりなら、
ぶっちゃけ期待できないかぁ(´・ω・`)
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Posted at
2013/07/15 23:48:39