いすゞの車でありながら、操縦感覚は日野そのもの。
そう、いわゆるOEM車というやつです。
きっと多くの人々の目には日野セレガとともに「よく走ってる最近の標準的なバス」というふうに映っているかと思います。このモデルが登場してからだいたい20年くらい経ちます。見た目がそっくりなのでバスマニアさんを中心にセレガ、ガーラをまとめて「セレガーラ」なんて呼ばれたりしています。現場の乗務員からは車体製造メーカーがJBUS小松工場であることからそのまんま「ジェイバス」と呼ばれています。事業所によっても若干差異があるかとは思いますが、だいたいどこの会社行っても「ジェイバス」で通じるようです。 それぞれにちゃんと名前が付けられているのになんだかかわいそ・・・・。 ちゃんと両車を見分けるポイントはメーカーロゴ以外に、フロントデザインの違いとかで判明します。ところがリアビューとなると高速路線仕様車は後部方向幕を装備する関係でセレガと共通デザインになってるので、後続車にとっちゃ結局メーカーロゴ見るくらいしか見分けるポイントがなくなっちゃうんですね。セレガだと思って横に並んでみたらおもいっきり「GALA」って書いてあったりとかよくある話w
最初に、操縦感覚は日野そのもの、と書きましたが、それを最も実感するポイントは初期型車両のブレーキの感覚かと思います。ふそうのブレーキペダルの踏み心地と比べると跳ね返りが強いというか、スプリングが強いというか・・・・・。好みの差もあるんですが個人的にはこのブレーキやだ(断言) 細かい調整がやりにくい。
初めて初期型ガーラを運転したとき、日野の中型トラック、レンジャーのブレーキの踏み心地とそっくりなことに気付きました。(私は昔、運送会社で中型トラック乗ってました)
初期型がこんな調子だったから、というのもあるかもしれませんが、現行型のブレーキはかなり良くなってる印象。
外観の見た目はほぼ同じデザインながら中身の機構は初期型と現行型でだいぶ違うようです。最近入った新車に至ってはインパネやハンドルのデザインまでまるで別物。愛車紹介の分割を検討するレベルです。
また初期型の補助ブレーキ類の利きの良さは大変素晴らしいです。補助、とは言うけどむしろこっちの方がメインじゃねーのってくらいの利きの良さ。
大型の高速路線バスを100km/hから停止させようとしたときフットブレーキのみを使うと、普通車とは比べ物にならない、想像を絶する量の熱が発生します。夏なんか、フルブレーキ2回かそこらであっという間にフェード起こします。そこで、高速域では排気ブレーキやリターダーといった補助ブレーキを使います。排気ブレーキスイッチは3段階となっており、3段目でそれに加えてリターダーが作動します。高速路線車は速度100km/hの状態から高速本線上にある停留所へ一気に減速、停車を行いますので、こういったシーンで威力を発揮します。
現行型の補助ブレーキは若干効きがマイルドになっていまして、高速本線での減速開始ポイントを初期型より若干手前に持ってくる必要があります。
シフトレバーが比較的軽い力で動作する点も良いですね。乗務員の疲労軽減に寄与します。シフトチェンジしたい段にレバーを軽く押し付けると、実際にその段に入ったときに吸い込まれるようにレバーが入っていき、固定されます。ふそうのシフトレバーの操作感覚をスポーツカーと表現するなら、こちらはコンフォートカーのような穏やかかつ軽い操作感です。あの軽い感じがやだっていうウテシさんもいますけどまぁその辺は個人の好みもあるでしょう。街を歩いているときなどに「ツーンカツーン」って感じの音が聴こえたらこのバスがシフトチェンジしてるときの音です。
また最近作られた車齡の若い個体には、クルーズコントロールが装備されて更に乗務員負担軽減が図られているほか、ミリ波レーダーを装備し車間一定保持機能が付いていたり、プリクラッシュセーフティ(衝突被害軽減自動ブレーキ)、車線逸脱警報機能、ドライバー異常時対応システム(お客さまが操作できる非常ブレーキスイッチ)などの安全装備も充実しております。
次に接客装備、とりわけ主に県内高速バス「ときライナー」としての装備をご紹介します。
平成30年12月からはICカード乗車券に対応し、りゅーと、およびSuicaを始めとした全国共通交通系IC10社カード(PASMOやICOCAなど)を運賃支払に使えるようになりました。ICカード乗車券での支払いは、現金払いよりも15%割引です。乗車時に、乗降口右側にある乗車リーダーにタッチしてください。降車時に運賃箱の降車リーダーにタッチすると、乗車区間の運賃を15%割引のIC運賃にて自動精算します。その場で割引方式です。
小学生向けに、子供用Suica、子供用りゅーとを各カード発行会社の窓口で作ることができます。こちらご利用いただきますと、運転士に申し出なくても子供運賃で自動精算します。子供用カードを運賃箱にタッチすると「🐤ピヨピヨ♪」って鳴るのでなんだかかわいいですw
また、障害者手帳をお持ちの方向けに割引運賃で自動精算できるカードを有人窓口で発券できます。こちらの機能はりゅーとのみが持っています。バス車内で買ったりゅーとを万代シテイバスセンターの窓口などで障害者用割引設定されたカードに変更できます。このカードをご利用いただきますと、車内で運転士に手帳を見せなくても割引運賃で自動精算しますので面倒がひとつ無くなって手早く乗降できるようになります。
なお、新潟県内のICカード対応バスで車内チャージおよび新規発売できるカードはりゅーとのみとなります(ただし長岡市内の中央環状線くるりんのみ新規発売は無し、りゅーとチャージのみ対応)。Suicaはじめその他のカードは車内チャージできないので乗車前にしっかりチャージしておくようお願いします。新潟長岡間は現金運賃1000円、IC運賃950円。新潟上越間は現金運賃2040円、IC運賃1940円です。
全ての座席にはシートベルト、いちばん前の正座席には乗用車と同じ三点式シートベルトが装備されておりますので、高速バスご乗車の際には必ずシートベルトの着用をお願いいたします。このシートベルト着用のお願いは、国土交通省と警察からの行政指導により実施されております。
補助席を除く全ての正座席にはドリンクホルダー、LED読書灯、コンビニフック、個別の空調吹き出し口にリクライニングシートを備え、新潟上越間のロングランも快適にお過ごしいただけます。何よりもときライナーの良いところは、「予約不要で空席さえあれば確実に着席が保証される(※)」という点にありますので、多少の遅延が気にならなければたいへん楽に、気軽に移動できる交通手段です。平日朝のラッシュ時間帯、新潟市街方面でもなければ満席で乗れないということもほぼ無いので、その辺りが、立ち乗りがあり得る普通電車やローカル路線バスとの違いです。また無料Wi-Fiサービスも装備しています。
比較的近年に増備された新車には除菌イオン発生装置付き空気清浄機がエアコンユニットの中に内蔵されています。
また、これがない車両には新型コロナウイルス対策の一環でプラズマクラスター除菌イオン発生器を装備しました。
皆様のご利用、心よりお待ち申し上げております。
※4列シート12列+補助席11または9。合計定員58または60名。観光バスより1列多いためシートピッチが若干狭め。このため身長170cm前後を越える大柄な人は乗車人員25名を越えた頃(他人との相席が発生し始める頃)から窮屈感を感じ始める場合がある。個人差あり。