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2025年07月29日 イイね!

1979 Cadillac Sedan DeVille

1979 Cadillac Sedan DeVille
正規輸入車の1979年型キャディラック セダン ドゥ・ヴィル

バンパーに追加されたランプはパークランプだろうか


ヘッドランプとグリルの間にある本来のパークランプにも加工が施されている


フェンダーにはサイドターンシグナルが追加されている


日本の法規に従いサイドマーカーは点燈しないよう配線が加工されている


ダウンサイジングしたとは言え、全長5.6m全幅1.9mという
依然として巨大なボディ


伸びやかなシルエット


ホワイトリボンタイヤにオーナーのこだわりが感じられる


エンジンの熱の影響を受けるフードこそ艶が引けているが側面は30年の経過を
感じさせない綺麗な状態を維持しておりキャディラックらしい高品質が見て取れる


冬には融雪剤を撒く地域にも関わらず錆のないボディ


左右フェンダーの先端には車幅感覚の把握を助け、各種ランプの点燈状態を
示すインディケーターが備わる
3つのランプはそれぞれパーク(点燈)/ターン(点滅)、ロービーム点燈、
ハイビーム点燈の状態を異なる色で示す


高温多湿の日本では内側から錆が発生し表面がボコボコになりがちな
バイナルトップも綺麗な状態を維持している
バンパーとボディの間のパネルの色ツヤが異なるのは素材の違いから


テールランプも日本の法規に適合させた独自の仕様
バンパーには丸型の反射鏡が追加されている


単に灯火の配色を変更しただけではなく、中央にキャディラックのクレストを
配したオーナーのプライドをくすぐる心憎い演出が施されている


バンパーと樹脂パネルの間の隙間が大きいのは、樹脂パネルが経年劣化で
縮んでしまったからだろうか


フォーマルセダンらしいスクエアで引き締まったリアヴュー


ダッシュボードをギリギリまで薄くすることでダウンサイジングの制約下でも
有効車内長を可能な限り多く確保している


インパネ左手側にはワイパースイッチ/ランプスイッチ/クルーズコントロールの
スイッチが整然と配置されている
木目調の加飾パネルは明るい色調で室内を広く感じさせる


手前のレバーはクルコン操作スイッチ組み込みのターンシグナルレバー
奥はティルト/テレスコピックステアリングのロック解除レバー


上半分にバイナル、下半分にカーぺティングが施されたドア内張
クロームと木目調の加飾が華やかな雰囲気を演出する


30年の経年を感じさせない綺麗な内装
普段から手入れが行き届いていたのだろう


4枚のドアには足下を照らすと共に後続車に注意を促すコーテシィランプが備わる


運転席アームレストに配されたパワーウィンドウとパワーシートのスイッチ


乗り込む際に目に入り、オーナーのプライドをくすぐる
Interior by Fleetwood/Body by Fisherのプレート


足踏み式ハイ/ロー切換スイッチの位置を示すラベルが追加されている
パーキングブレーキはATセレクタレバーの操作に連動して
解除されるオートリリース式


本国仕様では運転席側ミラーの調整レバーが備わる場所にはカバーがされている
このカバーにもキャディラックのクレストが刻まれている


ダウンサイジング前よりは薄くなったとはいえ、
依然として分厚く金庫のように頑丈なドアパネル


運転席ドアに貼られたラベル


ミラーも日本仕様独自のもので可倒式となっている
ここにもキャディラックのクレストが備わる


リアドアのアームレストには灰皿とライターが内蔵されている


大きく湾曲したサイドウィンドウが台形型の安定感あるシルエットを形作る


白いレースのシートカバーがいかにも日本的な雰囲気を醸し出す
シートバックのポケットは経年劣化によりゴムが伸びて形が崩れてしまう


後席枕元のパーソナルランプにもキャディラッククレストが刻まれている


フードやピラーのエンブレム類は外されていた
愛車を手放す際にオーナーが記念に手元に残したのだろう


本国仕様はマイルとキロメートルの併記された速度計が備わるが日本仕様は
キロメートル表記かつ100㎞/hから赤く塗られた専用のメーターとなる
いわゆる非関税障壁のひとつとされるもの


エアコンの温度表記は本国仕様のままの華氏となっている
エアコンパネル左手側には本国仕様だと助手席側ミラーの操作スイッチが
備わるが、そこに両側のスイッチが集中して配置されている


ラジオも日本の周波数に合わせる改善が施されている
経年劣化で不動になりやすい時計も機能している


ダッシュボードのデフロスター吹出口には可愛らしい折り鶴が置いてあった


スクエアで大きなドア開口部により良好な乗降性を有するリアドア


ダウンサイジング以前の8.2リッターと比較すれば確かに小さくなったが
依然として巨大な7リッターのV8エンジン


ナンバーは外されていたが一発始動の好調な状態であった
多気筒エンジンならではの粛々と廻るフィールが素晴らしい


エンジンフードには分厚い遮音・遮熱材が奢られている


排ガス対策の為の複雑なヴァキュームホースの取り回し説明図
Posted at 2025/07/29 16:40:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | キャディラック | クルマ
2025年06月21日 イイね!

1963 プリンス スカイライン・スポーツ クーペ (BⅬRA-3/R21A)

1963 プリンス スカイライン・スポーツ クーペ (BⅬRA-3/R21A)

ミケロッティの手に成る優美なイタリアン・デザイン


国産車中最高の馬力を誇るエンジン


国産車最速の俊足150㎞/h


1台1台が職人によるハンドメイドという贅の極み


超高級ラクシュリーパーソナルクーぺ


それがスカイライン・スポーツである


プリンス スカイライン・スポーツが成し遂げた”国産初”の栄誉は枚挙に遑がない


日本車として初めてのイタリアン・デザイン


日本車として初めてのワールドプレミア(発表の場をトリノショーに求めた)


日本車として初めての最高級パーソナルカー


日本車として初めてのタコメーターとリクライニング機構付本革シート


そして性能に於いても日本車の最高峰に君臨した


羨望の的となったスカイライン・スポーツだが価格も国産車最高額となる
クーペ185万円/コンバーチブル195万円に達し生産台数は60台程度に留まった


商業的には失敗に終わったスカイライン・スポーツであったが、
ハンドメイドで得られた技術と経験は後に
皇室御料車プリンスロイヤルとして結実する事になる
Posted at 2025/06/21 10:12:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | プリンス | 日記
2025年06月19日 イイね!

トヨペット コロナ1500(RT20)1961.3~1962.3

トヨペット コロナ1500(RT20)1961.3~1962.31960年4月に発売された2代目コロナ(PT20)の最初のマイナーチェンジモデル


エンジンをP型1000ccから輸出仕様と同じR型1500ccに換装
格上のクラウンと共通のエンジンを搭載したことで動力性能が大幅に向上した


同時期のクラウン(RS2#)やパブリカ(UP10)と共通する印象を持つ
フィン型のテールランプ


従来の国産車にはなかったスマートなスタイリングはイタリアの巨匠
ピニン・ファリーナが絶賛した程の美しさであった


外装と同様、内装もスマートなデザインとなっている
ダッシュボード中央に整然と並べられた鍵盤の如きスイッチ類が美しい


明るい赤と白のツートーン内装はオリジナルである


ホーンリングはターンシグナルレバーを兼用している
T20コロナはトランスミッションのリンクが噛みやすい


前後ベンチシートだが乗車定員は5名となる


初期型の特徴であるサスペンション
優れた乗心地と高い操縦安定性を誇り、排気量アップにより当時としては
かなりスポーティなドライブを愉しむことが可能であった


フロントは縦置きトーションバーを採用
乗心地と操安性に優れる反面、タクシーとしての酷使には耐久性が不足しており
1963年3月の改良で後輪を一般的なリーフリジッドへ変更している


美しい筆記体の車名エンブレム
残念ながらこの名が再び使われることはないだろう


リアフェンダーにさりげなく追加された1500のエンブレム


丸型のパークランプは初期型の特徴
グリル中央を逆反りさせるのはクラウンと共通する手法


この時期はトヨペットとトヨタの2つの姓を使い分けていた


軽自動車さえ14インチや15インチが一般的な現在では
非常に小さく感じられる13インチタイヤ


初期はモノグレードで外観はプレーンな印象
後に追加されたデラックスは各部をクロームで装飾している




味のある字体の展示用プレート






T20コロナは無理な開発スケジュールが原因で初期不良が多発
これらの問題に対処すべく1961年3月エンジン換装、1962年3月リアサス変更と
矢継ぎ早に改良を実施
その甲斐あって販売は次第に上向き1963年12月には月販5000台を突破
それ故に初期のT20コロナの残存率は低く、現存するこの個体は希少である
Posted at 2025/06/19 10:41:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2025年06月18日 イイね!

ダットサントラック ロングボデー デラックス (G521)1968~1969

ダットサントラック ロングボデー デラックス (G521)1968~1969

黄色をベースにボンネットからルーフを赤で塗り
ツートーンとしたブリヂストンタイヤサービスカー


ドアの社章は石造りの橋を築く際の要石=キーストーンマークを象ったもの


今更言うまでもない程に有名だが、社名のBRIDGESTONEは
創業者の姓である”石橋”を英語化したものである





助手席側に貼られた平成11年の点検整備済ステッカーから
このダットラが30年以上現役であったことがわかる
ベンチシート中央には後付ヘッドレストが装着されている


幌は失われているが荷台には追加のアオリと幌骨が残っている


タイヤは当然BS製で1988年に同社初のスタッドレスとして発売された
ブリザックVM-11を履いている


以前、新品未使用デッドストックのPM-10(10インチ)をレックスに履いていた
ことがあるが、最初期のスタッドレスかつ経年劣化によりまぁまぁ滑ったが
使えないものではなかった
Posted at 2025/06/18 07:53:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | ダッツン | クルマ

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「1971 Plymouth Fury Ⅲ(PM23K1D) http://cvw.jp/b/949539/48436650/
何シテル?   05/18 08:09
戰前から昭和40年代頃迄の自動車を趣味として居ります。 2輪・3輪・4輪、國産車/外國車の何れも興味の対象です。 此の他の趣味としては、艦艇及び航空機が在り...
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