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2011年04月06日

スバル・RRレックス

1972年、ホンダに奪われた軽市場での王座奪還を狙ってデビューしたのがスバル・レックスです。
「REX」とはラテン語で「王様」の意味で、1958年のデビュー以来、軽市場でマツダやスズキを
制して王座に君臨してきたスバルの悲願が窺えます。

まずは元旦に遭遇したレックス360バン・スーパーLです。
みんカラ登録されているようですが、しばらくログインされていないようです。

4人乗りのバンボディは微妙にハイルーフになっているのが特徴です。
リヤゲートも肉厚でリヤビューはセダンとかなり雰囲気が異なります。

360ccですがやや高年式で、グリル/バンパー形状や黄色ナンバーに違いが認められます。
バンの足回りは4stモデルでも前後ドラム+合わせウィールとなります。



こちらは前期型2stエンジン搭載車の4ドア・セダンです。
とても手入れの行き届いた美しいアクアブルーメタリックが眩しいです。

前期の4ドアは7~8ヵ月ほどしか生産されなかった希少なモデルです。
ポルシェアロイ風の塗り分けされたウィールキャップがとてもカッコいいです。



エンジンフードにリヤガーニッシュが装着されるのは2stモデルのみです。
4ドアは軽初となる前後ウィンドウに三角窓が無いというのがアピールポイントでした。

フロントフェンダーとリヤフェンダーに走るサーフィンラインがスポーティーな雰囲気を醸し出します。
リヤウィンドウは凹形状になっており、当時のアメリカ車の影響が強く感じられます。



こちらも2stの4ドアで、生まれ故郷の群馬県にて発見しました。
乾いたサビが見事な2トーンカラーを織り成しています。



希少なサイドバイザーが前後ドア共に装着されています。
Cピラーからクォーターパネルへと続くラインがとてもグラマラスです。



当時のCG誌などで醜いとか消化不良とボロクソに叩かれた「ミニ・レオーネ」なフロントです。
ツマミ上げたトランクフードの両端と逆台形グリルが厳つい表情を形作っています。
個人的には4st顔よりこっちの方が好きです。

砲弾ミラーも勇ましいスポーツグレードの「TS」か「GSR」のどちらかと思われます。

最強グレードのGSRはソレックス・ツインバレルキャブとレッドシリンダーエンジンの組み合わせ
から37馬力の高出力を叩き出します。
スタビライザー付きハードサス、ラジアルタイヤなどが奢られた本格的グランド・スポーツです。



4stの4ドア・セダンで年式は自分のレックスとほぼ同じと思われます。
新たに台形グリルとなり、グリル内蔵フォグが消滅しました。

公害対策のためにエンジンを4stに換装、スポーツグレードも同時に廃止となりました。
最上級グレードのカスタムLにフロントディスクブレーキと4輪ディスクウィールが奢られました。

ミラーはノン・オリジナルで純正は平たい丸ミラーになります。
リヤガーニッシュも廃止され、ウィールキャップもややおとなしいデザインに変更されました。



こちらは77年以降のフルスケール550ccエンジンと新規格ワイドボディを与えられたタイプです。
グレード体系も変更され、この車輌は360時代のスーパーLに相当するAⅡです。

拡幅されたもののデザインに大きな変化はないので外観はさほど変わりませんがメーターや
ダッシュボードなどはスポーティーさがすっかり薄れたシンプルなものになっています。



モデル末期の78年に登場したガラスハッチを備えた「スウィング・バック」です。
カスタムLに相当する最上級グレードの「AⅡG」です。

2ドア・セダンのボディにそのままガラスハッチを設けたのでリヤガラスの湾曲が
すごいコトになっています。



550のバンもしくはワゴンです、どちらかは判別できませんでした。
セダンはマイナーチェンジの際にテールレンズが大型化しますが、バン/ワゴンは初期型の
ままで貫き通しました。

合わせウィールにドラムブレーキの組み合わせであることがわかります。
2ドア・セダンのドアノブはNSXのようなボディにビルトインされた大変スマートなデザインです。



初代レックスはスバル自体が弱小メーカーであることと、ちょうど排ガス規制の真っただ中にあった
ことからロングライフのモデルとなり(ならざるを得なかった)安全や公害対策の為に
大小のマイナーチェンジを頻繁に繰り返しました。

それゆえ各年式/各ボディ/各グレードの残存台数が極端に少なくなってしまっています。
部品供給の点では上級グレードのカスタムL及びAⅡ/AⅡGにのみ奢られたディスクブレーキの
パーツが欠乏しているため、維持の大きな足かせとなっています。

自分もディスクブレーキ用のキャリパーピストンやシールキットが手に入らず困っています。

興味があるモノとして、360ccエンジンに燃費追及型ハイギヤード5速MTを組み合わせた
「カスタム5」のミッションが欲しいです。
ブログ一覧 | レックス | クルマ
Posted at 2011/04/06 00:24:25

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この記事へのコメント

2011年4月6日 12:30
懐かしいですね。

赤のレックスに強烈な思い出が有ります♪

どんな思い出かは聞かないで下さいねwww
コメントへの返答
2011年4月6日 23:34
思わせぶりなフリですねww

どうしても知りたい場合は1973マッハ1さんの
メッセージにどうぞ!w
2011年4月6日 19:55
最後の赤いレックスは、「ファミリーREX」ですね。
アルトの47万円に対抗して、スバルが発売したモデルです。
なので4ナンバーのバンですよ。
たしか価格は48万円だったと思います。

我が家のレックスも、ディスクブレーキ関係は部品がなくて・・・
ちなみにブレーキパッドの残りが2mm程しかなくて、どうしようか思案中です冷や汗
コメントへの返答
2011年4月6日 23:39
御教授ありがとうございます!

ファミリーレックスだったんですね!
アルト47万円ショックの中、フルチェンジまで
繋ぎのクルマってイメージがあります。

ライバルが直線基調の80sデザインに進化
するなか基本型が72年デビューのレックス
のデザインは古めかしかったでしょうね。

ディスク関係はホント厳しいですよね・・・
ヘンテコなサイズなため流用も難しい
ですし。
ウチのはシールがダメで困ってます(泣
2011年4月6日 22:20
CMソング含め、スイングバックが強烈な印象でした。
改めて観てみると、ストライプやボディカラーがずば抜けて
ド派手ですねぇ☆
’70後半の米国車の如し、、、(^_^)
コメントへの返答
2011年4月6日 23:33
スウィングバックはモデル末期で古臭い
デザインを派手なカラーで誤魔化そうとした
感じが良いですね(笑)

野暮ったい感じが70sらしくてステキです!

アメリカ車もパワーダウンによって本格的な
スポーツモデルが消えて、豪華さや派手さ
をアピールしていた時期ですね。
2011年4月6日 23:17
以前は、ゴロゴロしていたレックスですが。。。

ちなみにうちの360についている富士重工のOKマークは、近所の解体屋にあった360レックス2ドアのリヤサイドガラスについていたものを読み取って作ったもので、確かガラスは一枚500円で譲ってもらったかと・・

10数年前なんで、そんなに珍しいとも思わなかった時代ですが・・今となっては・・

皆さんはよく吉田拓郎による共鳴レックスのCMを思い浮かべられますが、私の記憶では漫才の「Wけんじ」がニュースバルレックス(ブレーキモニターが搭載されたやつ)のCMやってたのしか残ってません。

夢だったのかな・・?
コメントへの返答
2011年4月6日 23:30
自分は最終レックスをそこそこ見かけました
が、初代やFFレックスは全然ですね。

レックスはレオーネと共に早い時点で
排ガス規制をパスしたため販売台数は
なかなかだったようです。
そのわりには残存台数が悲惨ですが・・・

吉田拓郎のCMはyoutubeでも見ることが
できますね。
「僕らの旅」のソノシートはそれなりの値が
ついていますが、レオーネのCMソングの方は
安いですね~
2011年4月7日 15:39
スバルレックスは微かに覚えているぐらいですが、当時のスバルレオーネのフロントマスクがインパクトありましたね~ ちょっと恐い感じがありました。

リアエンジンがあったんですね~知りませんでした。たしか「セルボ」もリアエンジンだったような~(違ってたらゴメンなさい)ミニカウンタックだーって言ってた記憶が…
コメントへの返答
2011年4月7日 23:55
レオーネは恐い顔ってよく言われますね。
スバル1000やR-2が地味だったんで
ヤング受けを狙ったらしいですが、ちょっと
やりすぎたのかも?

セルボもリヤエンジンですね!
スーパーカーチックなスタイルですよね。
実際にはすごく小さいクルマでしたが・・・

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「2013 FIAT500 twinair pop http://cvw.jp/b/949539/47550084/
何シテル?   02/24 12:48
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