1週間の仕事が終わった24日の夜10時、風呂と飯を済ませてレックスで出掛けました。
最初の目的地は札幌で、夜のうちに日勝峠ぐらいまでは進むつもりでしたが
普段よりも眠気が強かった為、帯広で一泊しました。
レックスは狭いしシートが薄くクッションは良いとは言えませんが、車中泊は出来ます。
12時前に眠り、早朝の3時15分に目が覚めました。
給油を済ませ、清水のセブンイレブンで朝食のパンを買って日勝峠へと向かいます。
最近は高速ばかりで、下道を走って札幌に行くのはひさしぶりでした。
日勝峠を越えるまでは霧雨が降っていましたが、山向こうは雲一つない晴天が広がっていました。
4時半を過ぎた頃にはだいぶ空が明るくなってきて、冬の終わりを感じさせてくれます。
朝の國道274号”石勝樹海ロード”は、森林の香りのする澄んだ空気と
心地良く冷えた風によって、ドライブするには最適の環境です。
他に走っているクルマも殆どおらず、快調に飛ばしていると・・・
山中に、放棄された2代目A4#系カリーナを発見。
ボディカラーはシルバー、グレードはST、5速マニュアルのエンブレムが貼られていました。
純正のフォグや、トリムリング+”T”マーク付センターキャップのウィールが装着されています。
誰かが部品を失敬したらしく、車輛の周囲の草は踏み固められており
運転席ドアは開かれ、カセットデッキが取り外されていました。
力任せに引っぺがしたのか、割れたパネルが落ちていました。
下道には色々な発見があるので、高速より時間はかかりますがやっぱり楽しいです。
エアロチックな純正ウィールキャップが素晴らしい、FFレックス・4ドアセダン。
一瞬、初代と2代目で「レックス・コンビ」とかいうダジャレを思いつきましたが
わかりずらい上に、これは4ドア・5ナンバー乗用だからコンビでもないというオチでした。
FFレックスは、世界に影響を与えた初代ゴルフ/ポロと良く似た簡潔で合理的な
パッケージング及びスタイリングで、今キレイな個体を何気なく乗っていたら
ものすごくオシャレに映ると思います。
フロントグリルやテールレンズの形状には、初代後期の面影が感じられます。
FFレックスと共にミニエース・トラックもありました。
札幌市内に入り、旧車専門店を見るとそこにもミニエース・トラックが。
一瞬、珍しくないのかと錯覚してしまいます。
R30の珍しい5ドア・ハッチバック、実車は初めて見ました。
丸テールじゃないんですね。
他にも230セドリックや
トヨペット・コロナ1800GLハードトップ(オートマチック)や
左ハンドルのダットサンZなどがありました。
この店とは別の英国車ショップには、ウーズレー・ホーネットmkⅢ(長い)なんて珍しいクルマも。
札幌に来たメインの理由は、市内のショップに1971年式マスタング・マック1 429CJと
MS41型トヨペット・クラウンが入庫したという情報を友人から戴いたからでした。
が、残念ながらその2台は早々に無くなってしまったようで、見ることは叶いませんでした。
とはいえ流石に札幌、陸運の駐車場にてブタ目マークⅡを発見。
車検だったようで、業者の方が運転していました。
陸運ではこれ以外にも、CB400フォアを見かけました。
4 in to 1マフラーの空冷4発エンジンの軽やかな快音を響かせて走り去っていきました。
走行中、札56のナンバーを掲げる天然モノっぽいギャランΛGSLを見かけました。
この型は北米ではプリマス・サッポロ/ダッヂ・チャレンジャーとして販売されました。
その後、前から気になっていたショップを訪問。
・・・すげー。
初代レックス(前期2スト)、ショップのオーナーの所有する車輌です。
純正キャップも装着されています。
貴重なデラックス!
元々は豪華仕様を示すグレード名の「デラックス」でしたが、スーパーデラックスやハイデラックス、
GLやカスタム、ラクシュリーなどなど更なる豪華仕様が相次いで登場すると忽ち陳腐化。
いつのまにやら低グレードに付けられるようになってしまいました。
初代レックスは、スポーツグレードのGSRか豪華仕様のカスタムLの残存率が高く
デラックスやスタンダード、ラクシュリーは殆ど見かけることがありません。
(初代レックス自体を見かけませんが)
ボンネットの形状とマッチした逆台形グリル、ビルトイン・フォグ、ハニカム・パターンの
グリルなど、厳つい顔付きの2スト・レックス。
やっぱりオリジナル・デザインの方が整合性がとれていてカッコいいですね。
前期の顔面一式があったら交換したいなぁ~。
見慣れた車もありました。
他にも1台、前期4ドアのレックスがあるそうです。
ここだけ異様にレックス濃度が高まっていました。
9本スリットのスバル360カスタム、希少なスタンダードです。
各所のクロームが少なく、リヤのサイド・ウィンドウも1枚モノで開閉できません。
フロント・ウィンドウも着色ガラスではなく無色透明です。
キレイなマスターライン・バンもありました。
このショップには他にも空冷R-2や360、ステップバンなどがありました。
肝心のマスタングは見れませんでしたが、十分満足できる収穫がありました。
昼過ぎには札幌を出て、支笏湖をまわって苫小牧に向かいました。
支笏湖は以前1度来たことがありましたが、その時は曇天でイマイチでしたが
今回は快晴で素晴らしい景色が広がっていました。
鏡のように、ターコイズ・ブルーの水面に山並みが映りとても美しいです。
水の透明度の高さに驚きました。
カタログ写真にありそうなカンジ??
昼過ぎには気温も上昇、今年はじめてリヤ・サイドのポップアップ・ウィンドウを開きました。
タイヤ交換もしたので、インパルのメッシュになってます。
その後は苫小牧に出て、さらに室蘭へ。
今日のメイン・イベント、みん友の92hiroさんとお会いしてきました。
92hiroさんの愛車、C5コルベットです!
リトラクタブル・ヘッドライトはスーパーカーに欠かせないアイテムですね~。
デカいです。
う~ん、グラマラス・・・。
ボート・テールのリヤ・ウィンドウが素晴らしいです。
このサイズで完全な2シーターだけあって、中も予想以上に広々としています。
ラゲージスペースも2人分の旅行荷物をラクに飲みこめそうです。
レックス2台分はあろうかという長さです。
ロングノーズ、ショートデッキは古典的ですがスポーツカーの伝統美ですね。
助手席にお邪魔させて戴き、白鳥大橋を渡りドライブしました。
足を伸ばしても届かない程の広さと、OHV・V8ならではの「ドロドロ音」が最高でした。
やっぱりアメリカ車はイイですね~!
かつ丼を御馳走していただき、トランザムやコルベットに関するお話を楽しませていただきました。
92hiroさん、ありがとうございました!!
・・・92hiroさんへ、話題にあがったトランザムです。
今回の行程は、釧路~帯広~日勝峠~夕張~札幌~支笏湖~苫小牧~室蘭~
苫小牧~浦河~占冠IC~音更IC~釧路でした。
1日半?で927kmを走行、燃費は平均してリッター22でした。
燃料高騰のこの頃、先日にリッター25を記録したレックスの好燃費には助けられています。
※以下、追加画像です。
92hiroさんへ、トランザムのあるショップのヤードにあった他のクルマです。
caprice94さんへ、マスターライン・バンの画像です♪
