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2014年04月06日 イイね!

ホイールの新調


4月に入り、北海道にもようやく春がやってきました。

なので、今日はタイヤ交換をしました。


・・・と言っても、自分のクルマのハナシではありません。

今回は兄のコルベットのハナシです。




コルベットは内地から引っ張ってきたので、ホイールは1セットしかありません。

タイヤ交換の都度、夏タイヤと冬タイヤの組換えを行なえば1セットでも
なんとかなりますが、手間と費用を考えればやはり2セットが望ましいでしょう。

そこで、夏タイヤ用にC6純正のホイールを新調しました。





C5純正ホイールはフロントが17インチ、リヤが18インチですが
C6用はF18、R19と1インチ大きなサイズとなっています。

フロント


リヤ


冬場は大して乗っていないのでローターが茶色に・・・。

フロントの太さはC5が245/45/17なのに対しC6は245/40/18、
リヤは275/40/18に対し285/35/19と更にワイドかつ低扁平となっています。


特に285に達するリヤの太さは圧巻で、まるでタイヤ式ロード・ローラーみたいです。

後軸をトラック用のダブル・タイヤに改造して、細いタイヤ4本にした方が
安上がりじゃないのかなと思うくらいに。

兄はワイドで低扁平なタイヤが好きだそうですが、細くて肉厚なバイアス・タイヤが好みで、
ホワイト・リボン(乃至ウォール)なら言う事無しな自分とは全く趣味が噛み合いません。
そもそも車種的に30年の時間差がありますし。

タイヤの銘柄はフロントがグッドイヤーのEAGLE REVSPEC・RS02、
リヤが同グッドイヤーのEAGLE F1です。

ホイールはリムにガリ傷があるとの理由で相場よりは安く買えたそうです。

型式が違うとはいえ、コルベット純正ホイールなので違和感はありません。





さてさて、自分のクルマもそろそろ夏仕様にしましょうかね!
Posted at 2014/04/06 23:08:08 | コメント(5) | トラックバック(0) | シェビー | クルマ
2013年11月26日 イイね!

コルベットがやってきた!

タイトルの通り、我が家にコルベットがやってきました。
もちろん自分のクルマでは無く、兄が購入したクルマです。

シボレー・コルベット(C5型)1999年モデル、ヤナセ物、V8・OHV5.7ℓエンジン、AT、黒。
ヘッドライトは社外の固定タイプ、ここはぜひとも純正のリトラに戻したいトコロ。



奥のクルマは兄が今まで乗っていたスバル・アルシオーネSVX。
ただ、車検が残っているので切れるまでは暫定稼働中です。



自分のクルマでは無いのですが、みんカラには同型車のオーナー様が
多数いらっしゃいますので、維持していく上でのアドバイスをお願いすることもあると思い、
オーナーである兄の代理としてここに御報告させて頂きました。

旧車に関してなら、少しばかりの知識があるつもりですが、
10年ちょい落ちのコンピューター仕掛けの現行車となると勝手がわからないものでして・・・。



それでは、何卒御教授お願い致します。
Posted at 2013/11/26 21:38:13 | コメント(11) | トラックバック(0) | シェビー | クルマ
2011年05月12日 イイね!

1972 Corvette Sting-Ray Convertible by CHEVROLET(C3)

コーヴェットは1953年に登場、「アメリカ唯一のスポーツカー」とも呼ばれました。
個人的には「スポーツカー」の定義とはなんぞや??って感じなのであまりしっくりこないです。

「スポーティカー」と「スポーツカー」の違いは?
「GT」はどういう存在?誰がそれを決めるのか?

メーカーがスポーツカーと名乗らせれば、それはスポーツカーと認められるのか?
漠然とした定義のうえ、時代と共にその定義も変化する性質のものでしょう。
あくまでもマーケティングとして「カテゴライズ」しているだけで、本質的な内容を
示すものではないように感じます。

閑話休題・・・

こちらは1972年式のコーヴェット・スティング-レイ・コンバーティブルです。
1968年にデビューした第3世代のコーヴェットで、1971年にはマスキー法が施行された為に
わずかにパワーダウンしましたが、オイルショック前の300馬力代のパワフルな時代です。

翌73年にはフロントバンパー、74年にはリヤバンパーが樹脂製に変更されるため
「アイアンバンパー」の愛称で呼ばれる最終年式です。

ロングノーズ、サイドマフラー、オーバーフェンダー、放熱ダクト、ワイドタイヤ・・・
とても個性的で、エキゾチックな雰囲気のディティールに満ちています。
細かなフィンの入ったダクトはサブネームの由来である「エイ」のエラを連想させます。



尖ったノーズ、フロントヒンジのボンネット、ボリューム感溢れるフェンダーがダイナミックです。
アウトサイド・ドアハンドルはフラッシュサーフェイスされ、指を押し込むように操作します。
サイドマフラーとタイヤ/ウィールは純正ではありません。



エンジンの形式やスペックについてはわかりませんでした。
エンジンブロックはいわゆる「シェビー・オレンジ」で塗られていました。

また、エーデルブロック・ストリートマシンという文字が刻まれたブロック上面やクロームの
ヘッドカバー、MSDユニットなど社外品が多数奢られているようでした。

フライパンのフタのようなエアクリーナーは、高性能ユニットであることを殊更に
アピールするものではありません。
ACジェネレーターにはGMのパーツ・サプライヤーであるデルコ・レミーの刻印がありました。



室内はハーネスの引き直し作業中とのことで、メーター類が取り外された状態でした。
かろうじてオートマティック・トランスミッションであることがわかります。

サイドブレーキ・レバーは拳銃のグリップ部のようなデザインで実にクールな雰囲気です。
ウッドステアリングも複数のパーツによって構成された贅沢な造りとなっています。
フロアマットには誇らしげにクロス・フラッグと車名が刻まれています。



大胆なコークボトル・ラインが強調されるリヤビュー。
前後ともにオーバーフェンダーは純正ではなく、アフターパーツを組み合わせているようです。

テールレンズもオールレッドに換装されており、汎用のバックランプが吊り下げられています。
本来は内側にバックランプが組み込まれたテールレンズが装備されます。

また、マフラーエンドもリヤバランスパネルから直接突き出るタイプがオリジナルですが
サイドマフラー装着の際に孔を埋めたものと推測されます。



波打つボディ、膨れ上がったフェンダー、ドアの部分の「クビレ」
どこを見てもグラマラスでセクシーな造形に仕上がっています。

幌の収納される部分にはカバーが付き、少ない積載容量を補う為のキャリアが与えられています。
また、脱着式のハードトップも取り外された状態で保管されていました。
ハードトップのリヤ・ウィンドウには当時流行した逆スラント・タイプが採用されています。

荷物を置く場所は席の後ろの空間と、リヤデッキのキャリアだけしか用意されていません。
一般的なクルマであればトランクにあたる部分は大容量の燃料タンクになっています。
クロスフラッグのエンブレムをあしらった丸形の部分がフューエルキャップになっています。



強烈なインパクトを放つサイドマフラーは片側4本ずつのエキゾーストパイプを1本の太い
パイプに集合させており、まるでハーレーダビットソンのマフラーのようです。

サイドの放熱フィンとあいまって、C3の魅力の詰まったパートだと思います。



C3コーヴェットは初期モデルでは300馬力、425馬力、466馬力といった驚異的な出力を誇る
ハイ・パフォーマンスエンジンを備えシボレーのスポーツイメージの象徴として君臨しました。

しかし排ガス規制、オイルショック、輸入車攻勢と厳しい状況の連続の中で急激なパワーダウン
を余儀なくされます。
7ℓクラスの大排気量エンジンはリストから落とされ、モデル末期には200馬力ほどの
数値に落ち込んでしまいます。

しかしながら環境問題が声高に叫ばれる中で「このようなスポーツカーはもう二度と作られないの
ではないか?」という心理もあってか販売は好調を維持しました。

後期モデルに対する、カッコだけで性能が不足しているという指摘も事実ですが、
初期モデルはルックスに見合った確かなパフォーマンスを持っていたことも事実です。

また、こういった性格のクルマへの風当たりが厳しい時代に生産を続行したGMの姿勢そのもの
がスペック以上に大切な事柄ではないでしょうか。

アメリカ車全体にいえることですが、欧州車偏重の日本の自動車雑誌ではC5以前の
コーヴェットに対して不当に低い評価が下されているように感じます。

コーヴェットの名前の由来は第二次世界大戦の欧州戦線でUボートを駆逐した快速の軍艦です。
歴代のコーヴェットはその名に恥じない快速の陸の巡洋艦といえるでしょう。
Posted at 2011/05/12 22:21:10 | コメント(7) | トラックバック(0) | シェビー | クルマ
2011年04月12日 イイね!

1960 CHEVROLET IMPALA

EVERYBODY’S KIND OF ELEGANCE!

1960年式シボレー・インパラこそは、自分がはじめて意識したアメリカ車であり、タテグロと
並んで自分のクルマに対する認識を改めさせた1台です。

自分が高校生の頃、雷鳴の如きV8エンジンの轟音とともに60インパラが現れ
目の前を走り去っていきました。
今まで見たこがない、巨大で航空機のような翼をもったクルマに一目惚れしました。

その60インパラはすでに地元にはありませんが、自分にとって極めて大きな存在となりました。

そのインパラは427(7002cc)エンジンを搭載しており、その轟音は
はるか彼方からでもわかるほどのボリュームと個性を兼ね備えていました。


今回紹介するのは数々の国産クラシックセダン乗り継いできたベテランの先輩が
所有する個体で、改造されることが多いインパラの中で高いオリジナル度を保っています。

ウィールも純正スティールにハブキャップの組み合わせで、ありがちなローライダー系の
ワイヤーではないところに好感が持てます。

ボディサイドに輝くミサイル型のオーナメントは栄光の1950年代の最期を飾るものです。
発射煙のように白いベルトラインがリヤエンドまで勢いよく続きます。

車名のインパラとは、アフリカに生息するシカのような動物で60㎞の速さで走り、その脚が
生み出す跳躍力は高さ3m、幅10mにも達します。
シボレーはパワフルでスポーティーな最上級モデルに、卓越した能力を誇る動物の
俊敏なイメージを重ね合わせたのでしょう。



直線と曲線の入り混じった複雑な造形が、50年代後半から60年代前半へと変化する
デザイン・トレンドの過渡的な印象をもっています。

フロントウィンドウは大きく湾曲しており、P51やF86などのティアドロップ型キャノピーを持つ
航空機を思わせるスタイルになっています。
ピラーによる死角が一切ないので運転の容易さや歩行者安全にも役立っています。



水平方向に大きな翼を広げたリヤビューは、現代の車には絶対に望めないデザインです。
クルマが様々な制約に縛られず、純粋に夢のカタチであれた時代ならではでしょう。

これを無駄であるとか馬鹿らしいという方も多いですが、無駄こそは余裕であり贅沢なのですから
アメリカと世界を二分した大国であったソビエトの掲げた共産主義が潰えた理由も見えてきます。

インパラといえば丸型6連テールランプが特徴です(59年や66年は違いますが)
下位グレードのベルエアやビスケインが4連となるので、最上級モデルであることが
すぐにわかるアピアランスとなっています。

オプションのコンティネンタル・スペアタイヤ・マウントを装着しています。
給油口はリヤライセンスプレートの裏にあるので、給油の際にはスペアタイヤを手前に倒して
さらにライセンスプレートを倒さなければいけません。



フェンダーの備えられたクリアランス・ソナーもジェット航空機の後退翼をモティーフにした
スピード感溢れるデザインとなっています。



ハードトップ特有の、ピラーが無く開放感に溢れた室内です。
インテリアもエクステリアと同じくターコイズブルーとホワイトのツートーンでコーディネートされて
おり、内外装が統一されています。

ベント・ウィンドウは三角窓というより四角窓といった形状で、いかにフロントウィンドウが
大きく湾曲しているかが良くわかります。



大きく張り出したフェンダーは贅沢の極致といった趣を感じさせます。
ドアは驚くほど分厚く、サイドシルプレートにはフィッシャーボディのエンブレムが輝いています。



大きく傾斜したリヤウィンドウとふんだんに奢られたクローム、明るい色調のカラーが
この時代のアメリカ車しか持ちえない唯一無二の世界を演出しています。

丸型5連メーターやコラム・オートマティック、ホーンリング付ステアリングや左右対称の
インストゥルメントパネルもまた他にはない魅力的なムードを生み出しています。



3種類の生地を贅沢に使い、ソファのように厚くソフトに仕立て上げられたシートは
ホールド感とは一切無縁の安楽極まりない乗り心地を提供します。



基本的には1959年モデルのフォルムを引き継いでいますが、60年型では完全なフラットデッキ
スタイルを完成させていることに注目すべきでしょう。

フラットデッキ・スタイルを採用したプリンス・グロリア(S4)ではパネルの継ぎ目の溶接跡を
隠すためにモールディングを配していますがGM製フラットデッキはそのような加工がありません。
ここにも戦勝国たるアメリカの技術力の高さが表れています。

驚くほど長いノーズには巨大なV8・OHVエンジンが鎮座しています。
ノーズを上回る長さのリヤはただひたすらデザインの為に与えられた余裕です。



このような、大排気量、有り余るパワー、ガソリンガブ飲み、無駄だらけの巨体、鋭く尖ったデザイン
のクルマは二度と現れることはないでしょう。

1950年代、大戦に勝利したアメリカは世界の憧れとして君臨し、平和と繁栄を謳歌していました。

ベトナム戦争もオイルショックも予想だにせず、永遠に明るい未来が続いていくと信じられていた
時代に生まれた1960年式インパラは無邪気なまでの夢のカタマリといえるでしょう。

もちろん、21世紀の今もクルマは空を飛ばず、空中都市も自動運転も叶いはしませんでした。

理想の未来が実現しなかったからこそ、かつて人々が描いた夢の欠片のようなクルマに
惹かれるのかもしれません。
灰色の現代に生きているからこそ、極彩色で彩られた過去に憧れるのかもしれません。


1960年式シボレー・インパラは自分にとって特別な1台で在り続けるであろうクルマです。
Posted at 2011/04/12 21:45:16 | コメント(7) | トラックバック(0) | シェビー | クルマ
2011年02月23日 イイね!

66シボレー 日本カタログ

こちらは1966年のシボレーのカタログです。
日通商事が輸入販売を行っていた当時の物で、写真は基本的に本国カタログの物の流用です。

全6ページで紙質はザラザラとした手触りの絹目調となっています。
表紙はシェベルなのですが、写真にイラスト加工を施した立体感のない不思議なものです。

表紙の写真だけは本国カタログや広告写真で見たことがありません。
テストコースでの水路走行試験でしょうか?ワイパー全開です。



日通は当時シボレーとホールデンを取り扱っていました。
東京、大阪、名古屋、大津の4都市に販売店を設けていたようですが、大津のみ販売協力店の
ような形態であったようです。



トップを飾るのはシェビーの代名詞たるインパラです。
66年は伝統の丸6連テールを角横長に改めましたが、不評だったらしく翌年から再び6連戻ります。

「エグゼクティブにおすすめしたい」「格調高い車内」
「最高級車の貫録」「経営者の方々のオフィスの延長」

本国ではベストセリング・ファミリーカーであるインパラの日本に於けるポジションがよくわかります。
スポーティーかつパーソナルな2ドアHTクーペの写真と、フォーマルな「走る重役室」的な
キャッチコピーのギャップがすごいです。



続いては65年にセダンにのみ「カプリス・カスタム セダン」として設定されたパッケージ・オプション
からシェビーの最上級モデルとして独立車種に昇格したカプリスです。

インパラとはモール、サイドシルプレート、ウィールキャップ、テールランプなどが違います。
もっとも大きな違いは角ばったフォーマルなルーフ形状でセミ・ファストバックのスポーツクーペに
対して「カスタム・クーペ」と呼ばれました。

青いボディに白いレザートップのツートーンカラーがスタイリッシュです。
ミラーが運転席側にしかない点にも注意です。

小窓で掲載されたインテリアの写真はインパラ/カプリスともにセンターコンソールとセパレートシート
を備えたフロアATになっています。

「超デラックス新シリーズ」「走る応接間」「トップ・マネジメントの車」「商談や秘策を練るのにも最適」
インパラよりも「V.I.P」向けをアピールしています。写真はやっぱり2ドアHTクーペですが。



フルサイズの次はインターミディエートのシェベルです。
SS396のコンバーチブルというハイパワーでド派手なモデルの写真が選ばれています。

「爽快なドライブ・・・あすの活力はすべてシェベルで・・・」
「海に山に都塵を避けてフレッシュな空気と明るい太陽を満喫」
「ご家族そろってのレジャーは、広々とした車内と運転のしやすさを誇るセミ・コンパクト・カーで」

キャッチコピーからパーソナルユースをターゲットとしていることが伝わってきます。
こちらもインテリアの写真はセパレートシート、コンソール付きのフロアAT仕様です。

セミ・コンパクトと謳っていますが、当時の国産最大級セダンのニッサン・プレジデントと比較して
全長がわずか40ミリ短いだけで、幅は110ミリも大きいです。
エンジンもL6で3・8ℓ、V8で4・6ℓと直6 3ℓ/V8 4ℓのプレジデントを超える巨大なものです。

当時の日本で、セミ・コンパクトといわれて納得された方は居たのでしょうか?



こちらは4ドアセダンですが、ここのページだけ写真が何故かセピア調です。
イラストによる加工もされており、かなり不思議な仕上がりになっています。

モデルは上級トリムの「マリブ」です。
「大型車のエッセンスをそなえた」「性能・装備はフル・サイズに匹敵」
「大きすぎず小さすぎず、手ごろなサイズ」「なんでもそろっている完璧な車」
なんでもそろっていたら他の車種の存在意義が問われかねない気もしますが・・・

オーナードリブンにも、ショーファードリブンにも対応できると謳っています。



66年に大規模なモデルチェンジを実施し、よりハンサムでバランスの良いスタイルとなった
シェビーのオーソドックスなコンパクト・カー、シェビーⅡが掲載されています。

モデルは上級トリムにして「新星」を意味する「ノーヴァ」の4ドア6座セダンです。
「気軽に乗り回わせる」「出足、乗心地がともに良く~経済性にもすぐれた本当の意味での実用車です」

キャッチコピーは経済性や実用車を謳っていますが、コンパクトとはいえ全長は日本の5ナンバーと
同じ4650ミリで、幅は実に110ミリも上回る1810ミリの巨体です。
本国でのポジションと日本でのポジションのギャップの大きさと性格付けの難しさを感じます。



こちらは2ドアHTクーペ、しかもハイパフォーマンス・モデルのSSです。
澄んだブルーのボディカラーと端正なデザインが美しいです。

ウィールキャップはSS専用のスピナー付きですが、日本では突起物として公道装着が
不可能だった気がしますが、その場合はどう対応していたのでしょうか?



65年に大規模なモデルチェンジを実施し、アメリカで最も美しい車と呼ばれたコーヴェアです。

60年に期待を背負ってデビューしましたが、ライバルのファルコンに敗北。
62年に「内なるライバル」シェビーⅡが登場、当初のポジションを追われます。
スポーティー・コンパクト路線を開拓するも64年登場のマスタングに大差を付けられる。
65年にはラルフ・ネーダーに理不尽に叩かれ。
67年には身内のカマロにとどめを刺されて、最期の69年には生産ラインをシェビーⅡに
明け渡してハンドメイドとなった悲劇の車です。

66年はまだフルモデルチェンジの勢いもあり、主力車種のひとつでしたが年々扱いが酷くなり
68年には総合カタログの1/2ページしか与えられない有様でした。

「リアエンジン・ファンに贈るエコノミック・カー」「アイディアの塊まり」
「世界最大のリア・エンジン乗用車」「床の平らかな室内」

今やリアエンジン車そのものが絶滅したようなものですが、キャッチコピーはRR全盛時代を
感じさせます。
少しずつボアアップしながら2.3~2.7ℓの空冷・水平対向6気筒OHVが設定されましたが
燃費は街乗り12、ハイウェイ16と良好な数字を示しています。



前ページの4ドアHTに続き、2ドアHTが掲載されています。
一時は2/4ドアセダン、2ドアワゴン、キャブオーバーワゴン/デリバリーバン/ピックアップまで
ラインナップを拡大したコーヴェアでしたが、65年のモデルチェンジで2/4ドアHTとコンバーティブル
の3ボディに絞られてしまいました。

イタリアン・デザインのトレンドを良く掴んだスマートで美しく流麗なスタイルです。
RR車では日野コンテッサ1300と並んで好きな車です。



最後を飾るは鮮烈な赤いボディのコーヴェット・スティングレイ・クーペです。

「モーターマニア垂涎」「空気力学的に設計されたグラス・ファイバー製ボディ」
「合理的な計器パネルのレイアウトにも、スポーツ・カーの極致を見る本格派です」
「V8ハイ・パフォーマンス・エンジン」

合理的と言うにはちょっと整理が不足している気もするインパネは左右対称で
中央のコンソールに縦置きでラジオをレイアウトした点がユニークです。
フェアレディが後に踏襲したデザインです。

ボートテールと突き出した2本のマフラー、力強いウィール、高性能を隠さない放熱ルーバー。
グラマラスなスタイルは言うまでもない魅力ですが、スペックが凄いです。

5・4ℓエンジンから300馬力/トルク50m㎏を叩き出しています。
現在でも300馬力といえば高出力エンジンですが、当時はもっと凄まじい感覚だったことでしょう。

その一方でFRPなので軽いだろうと思っていた車重は1480㎏と意外に重いです。
コーヴェアが1205㎏に留まっているのも見た目以上に軽くて意外です。



最後はスペック欄です。
欄外の(註)によると、ベルエア及びビスケインも購入できたことがわかります。



当時、かなり高額なアメリカ車を購入したのはどのような人達だったのか、と思いを馳せるのも
楽しいです。
Posted at 2011/02/23 04:10:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | シェビー | クルマ

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「GSR作業進捗 http://cvw.jp/b/949539/48627198/
何シテル?   08/30 16:13
戰前から昭和40年代頃迄の自動車を趣味として居ります。 2輪・3輪・4輪、國産車/外國車の何れも興味の対象です。 此の他の趣味としては、艦艇及び航空機が在り...
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