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2011年04月26日 イイね!

トヨペット クラウン・オーナースペシャル(RS41‐B)

先回、御紹介したのは1963年式の2代目クラウン(40系)最初期型です。
こちらは1966年式で、翌1967年にフルモデルチェンジを控えた最終モデルです。

このモデルは1965年7月の改変時に追加された「オーナースペシャル」と呼ばれるグレードで
スタンダードより上、デラックスより下というポジションを狙っています。

外装や内装はスタンダードに準じた簡素なものですが、リヤサスはSTDのリーフリジッドではなく
DXのコイルサスを採用し、耐久性よりも乗り心地を優先しています。

フロントグリルやバンパーは形状が変更され、従来よりスクエアな雰囲気となっています。
グリルはSTD用のシンプルな格子状となっています。

車高がかなり下げられているので、グロリアよりも低く精悍な雰囲気を醸し出しています。
ホワイトリボンと組み合わされるウィールはクレーガーだったと思います。



リヤビューは細いガーニッシュの付いたシンプルなデザインです。
ターンシグナルは従来のオールレッドからアンバーに変更され視認性が向上しています。

バンパー両端にはバックランプが収容され、給油口はライセンスプレート裏に隠されています。
ナンバーは「釧路 57」のちょっと古いものが装着されています。

この車輌は新車時から中標津にあったもので、複数のオーナーを経て現在に至るそうです。
サーフェーサーみたいなグレーの塗装は新車時からの純正色です。



シートは切れがあったはずで、前後ともカバーが掛けられています。
ドア内張りにはヤケがあったり、インナーピラーにも破れがあります。

オプションのカーヒーター(ダルマヒーター)が足元に覗いています。
ラジオは現行のオーディオに換装され、助手席側には後付けクーラーが見えます。
ダッシュボードの時計は純正オプションです。

ウィンカーレバー兼用のホーンリング付ステアリングは純正で、素晴らしい雰囲気を保っています。



エンジンは後期型より投入された6気筒OHC・M型エンジンではなく従来の4気筒OHV・R型1900cc
で特徴的なオーバードライブ装置も省略された3速コラムシフトです。
6気筒を搭載できるようエンジンルームが拡大された後期のモデルなので、余裕をもって4気筒が
収まっています。

バルクヘッドやボンネット裏側には大量のオイルが付着しており、ヘッドカバーパッキンを
交換したものの症状に改善が見られなかったと仰っていました。

ウィンドウウォッシャーは新車時からオプション扱いで、この車輌には装備されていなかったと
思います。
後付けのクーラー・コンプレッサーが確認できます。

オイルの漏れが激しいのが最大の課題ですが、走行そのものはパワフルで問題ないものでした。



オーナースペシャルはクラウンの中でも希少なグレードで、残存率も高くはないと思われます。
Posted at 2011/04/26 15:33:13 | コメント(4) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2011年02月08日 イイね!

コロナ







Posted at 2011/02/08 15:36:35 | コメント(3) | トラックバック(1) | トヨタ | クルマ
2011年02月07日 イイね!

クラウン・エイト

1964年4月にトヨタが日本最大の自動車メーカーとしての威信を懸けて送り出した
最高級車、それがトヨタ・クラウンエイトです。

実車はこの1台しか見たことはありません。

まさに40系クラウンをワイドかつロングにしたその威容は旗艦にふさわしいものです。
規格4灯シールドビームが小さく見えるワイドなフロントグリル。

RS40と違い、対向作動式とされたワイパー。
横に長いフロントウィンドウにあわせた変更でした。



このモデルは後期型ですが、マイナーチェンジで横長に変更された40系と違い最後までフォード風
の丸型テールランプが採用されています。

盗難防止のためか、エンブレムやレンズ類は取り外されています。
トランク下に燃料タンクを配置し、給油口はライセンスプレートで隠されています。

このレイアウトは追突時にガソリンに引火しやすいという問題があったようです。



細かなフィンが刻まれた大きなリヤガーニッシュにはバックアップランプが溶け込むように
配置されています。

上下に分かれたツインとなっており、最上級車たる贅沢さを感じさせます。



フォード・ファルコンルックのプレスラインが特徴的なボディサイドです。
日本車離れしたワイドなボディとV8エンジン、2速ATというメカニズムと相まってまさに
国産米車といった趣を感じさせます。

当時、日本に駐留していた米兵にもっとも人気の高かった日本車だったそうです。

ボディ全体の寸法に余裕があるので、リヤドアだけ長いセドリック2800スペシャルのような
アンバランスさは無く、まとまりのよいデザインとなっています。

当時、ライバルであったプリンス・グランド グロリア2500はボディは5ナンバーサイズのまま。
セドリック2800スペシャルはウィールベースを延長し、幅はそのまま。

それに対し、全長/全幅とも拡大し、専用エンジンを与えられたクラウン・エイトを開発したのは
トヨタにしか出来なかった芸当でしょう。



サイドモールは上下に分かれたうえ、中央にも別パーツのモールが入る凝ったものです。
形状自体はストレートでシンプルですが、良く見ると複雑というおもしろいものです。



道内でも知りうる限り2台はあるそうです。
所有してみたいですが、専用設計に加え超豪華装備の数々が維持の足かせになるのも
確かなので、容易ではないでしょう。

デビュー当時のカーグラフィック誌の記事もあるので、そのうちアップします。
Posted at 2011/02/07 22:35:50 | コメント(3) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2011年01月25日 イイね!

王座 揺るがず

王座 揺るがず同じ1966年式のトヨペット クラウン オーナースペシャル(RS41-B)と一緒に走った時の写真です。
こうしてみるとフラットなクラウンと曲線を多用したグロリアのデザインの違いがよくわかります。

フォード・ファルコン ルックの40系クラウン/VG10 クラウンエイトは米兵に人気が
高かったそうです。
特にエイトはスタイルだけでなく日本車離れしたサイズや 2・6ℓ Ⅴ8エンジンと2速AT 
というメカニズムも米国車そのものだったから人気だったのでしょう。

インパネの灰皿の位置が運転席からかなり遠いという面白い配置になってます。

サーフェーサーみたいな色ですが純正カラーです。
涙テールのカスタムとか欲しいですね。
Posted at 2011/01/25 23:15:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ

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