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2011年10月30日 イイね!

道南旅行2011秋~その③~



それでは、道南旅行2011秋~その②~の続きです。

夕方になって、ちょっと一休みしようと路肩にクルマを停めて仮眠していたら
ミニパトが前に止まって、警察官が降りてきました。
そしたら駐車違反だと!
ほとんど車通りの無い場所を選んだんですが、ダメな場所だったらしいです。

警察官はナンバーを見て「釧路から来たの?」と聞いてきました。
「何時間くらいかかったの?」「友達のトコに遊びに来たんだ?(何も言ってないのに・・・笑」と
矢継ぎ早に話しかけてきます。

「ちょっと疲れちゃって、ダメな場所だって気付きませんでした」と言うと
「そっか~、じゃあ本当は黄色切符なんだけど注意で済ましとこうか!」と。

免許証の提示と、注意を受けましたっていう確認の紙にサインして終わりました。
というか黄色切符ってはじめて知りました、そんなのあるんですね。

その後コンビニでコーヒーを買って飲んでいると、天気が急に悪くなり雨がパラパラと降りだしました。
本当は夕方から函館山に昇るつもりだったのですが、天気が回復するよう祈りながら
先に風呂に入ることにしました。

函館中心部から5キロ程度の湯の川温泉に向かい、湯本啄木亭に行きました。
雨はそれほど強くないものの、雷が凄かったです。
啄木亭の大浴場は最上階の11階で、露天風呂があるんですが
稲光と雷鳴が何度も激しく繰り返され、直撃すんじゃねーの?とちょいビビりながらの入浴でした。
天候はアレでしたが、お湯自体はすごく良かったです。

雷雨は1時間ほどでやんで、雲が急速に切れ始め綺麗な月が姿を表しました。
出発直前にも天候が急に良くなったり、今回は天佑神助に恵まれています。

函館の中心部に戻り、ロープウェイに乗って函館山の山頂に向かいました。
百万ドルの夜景はダテじゃありません。
函館の夜景を眺めるのはこれで3回目ですが、何度来ても良いですね。



その後は函館市内の観光名所を回りました。
街中の風情ある建築物はライトアップされており、昼間とは違う雰囲気があって素晴らしかったです。

函館では、異国情緒溢れる建造物を街の至る所で見ることが出来ます。
歴史ある景観を大事にする、観光都市ならではの趣があります。



石畳の道、赤レンガ倉庫群、秋色に染まる街路樹・・・
ライトアップされた夜の函館は、昼とはまた違う魅力を湛えています。

昼間は多くの観光客で賑わいますが、平日の夜とあって車通りも少なく
建物の前でクルマを停めて写真を撮る余裕があります。



百万ドルの夜景を創りだす街灯の数々と、情緒溢れる赤レンガ倉庫が
映画のワンシーンのような美しい景観を演出していました。



その日の夜、翌日から札幌に向かうつもりで森町の道の駅まで引き返して車中泊しました。
翌朝6:00頃に起きて軽い洗車をしながら色々と考えた結果、せっかくここまで来たので
札幌には行かずに北海道の南端まで行こうと決めました。

そしてふたたび函館方面へと走り出したのですが・・・
すぐに右手側にサバンナを発見!
来る途中にはまったく気付かなかったので、引き返そうと決めたのは正しい選択でした。
もしかすると、サバンナの引力に導かれたのかも知れません。

今回の旅行で、一番の発見となったマツダ・サバンナ スポーツワゴンです。

サバンナは、1971年9月に5番目のロータリー搭載車かつロータリー専用車として
華々しくデビューしました。
ボディシェルを共用し、レシプロエンジンのみの設定となるグランドファミリアが
姉妹車として存在しました。

ワゴンは1972年1月に追加、グランドファミリアには設定されたバンはなく
乗用ワゴンのみとなっています。
1973年6月にサバンナ・シリーズはフェイスリフトを敢行、1974年11月には
APのみに与えられていた12A型エンジンが全車に設定拡大されます。

このサバンナワゴンは、フロントグリルに「RE10」のエンブレムが装着されていたので
1973年6月~1974年11月の間に生産されたモデルだと推測されます。

海沿いにありながらも程度はかなり良く、下廻りも腐っていません
新車時から装着されていると思しき、バイアスのスペアタイヤが吊り下げられていました。
塗装も痛みは少なく、磨けば光る雰囲気でした。

気になった点としては、リヤフェンダーに凹み、フェンダーミラーが欠損
フューエルリッドが欠落といったトコロです。

オリジナル塗装に純正ストライプが残っており、「rotarywagon」「GR」といったエンブレムや
リヤゲートを飾るウッドパネルはきちんと残っていました。

サバンナ・スポーツワゴンは大変希少なクルマなので、我こそはという愛好家に
保護して欲しいですね。
ロータリーの快速ワゴン、ちょっと通な感じでステキです。



サバンナの下敷きになっていたのが、520型ダットサン・トラックでした。
ダットラとしては6代目にあたり、先代が320型なので順番でいくと「420型」になるはずですが
42という数字が「死に」に通ずるので、これを避けていきなり520となりました。

1968年以降の521型だと推測されます。
ヘッドライトが4つとも抜かれているのに、ウィールキャップはそのままという
のがちょっと不思議な感じでした。



このダットラ、ブリヂストンのサービスカーだったようです。
イエローの車体色に、ほとんど色落ちしていますがルーフが赤く塗られていました。

ドアには、旧ロゴのBSマークが入っていました。
ブリヂストンのサービスカーなら、グループ企業のプリンス・マイラーだったら
もっと嬉しかったんですが・・・



函館に戻り、観光名所を巡ります。

こちらはトラピスチヌ修道院です。
中世ヨーロッパの雰囲気を漂わせる、レンガ造りの重厚な外観が美しいです。

日本で最初の観想女子修道院だそうで、創立は1898年(明治31年)とあります。
1925年(大正14年)に火事で本館を焼失し、1927年(昭和2年)に再建された歴史ある建築物です。



こちらはトラピスト修道院で、日本初の男子修道院とあります。
修道院へ向かう道は長い並木道になっており、美しい草原が広がっています。



並木道にて一葉。



木々の間から、柔らかい陽の光が射し込んでいました。



函館を出て、北斗市内を松前方向へと向かって走っていくと海まで伸びる橋のようなものが・・・

最初は普通に橋かと思ったんですが、湾内で途切れています。
調べてみると「太平洋セメント 上磯工場」の海上桟橋とのこと。

太平洋セメント上磯工場は、現在稼動しているセメント工場としては日本で唯一
100年を超える歴史を持っています。
年間950万トンの石灰石採掘量を誇る峩朗鉱山から、全長6.2kmの長距離ベルトコンベアにより
石灰石を直接工場へ運び、年間約327万t(平成19年度実績)のセメントを製造する
能力を誇っています。

この海上桟橋は全長が2kmもあり、6万トン級の大型船舶の着桟が可能です。
帰路の高速道路では山側に伸びるベルトコンベアを見ることができ
その長大さに驚かされました。
こういった工場群や、複雑な造形の巨大構造物を見るとワクワクしますね。



元々は正規ディーラーで、現在は民間の整備工場となっている
ショールームに飾られていた、販売車のクラウン4ドア・ピラードハードトップ(MS90)です。

初年度登録は昭和51年1月で、一度オールペンしているようです。
オーバーライダー付きなので、3ナンバーの2600スーパーサルーンだと思います。

4速フロア・マニュアルで、サイドバイザー、カセットステレオ、空気清浄器
王冠マーク付きセンターキャップ+デザインスティール、レースのハーフシートカバーなど
高級車らしく豪華装備が満載でした。
内装も、破れやヒビ割れの見当たらない良好なコンディションでした。

80万円でいつかのクラウン・・・じゃなくて、いつかはクラウンの夢が叶いますよ!



ショールームの外にも、マツダ・コスモAPが置いてありました。
バリカンの愛称で知られる第2世代のコスモで、1975年から1979年まで生産された前期型です。

6ライトの2ドア・クーペというスタイリッシュなデザインと、排ガス規制によって各社の
スポーツモデルが牙を抜かれた時代に、パワフルなロータリーエンジンを搭載して
デビューするや否や大ヒットを巻き起こしました。
内装も豪華で、当時のアメリカ製パーソナルカーの雰囲気を感じさせます。

前期型ならではのL字のテールランプがとてもカッコいいです。

この個体は2000ccのレシプロエンジンを搭載しています。
リヤウィンドウには「寒冷地特別仕様車」のステッカーが残っていたので
新車時から道内/東北に棲息していた個体だと思われます。

後付けのサイドモールが剥がれていたり、サイドシルから錆が来ていたりと全体的には
ヤレていましたが、まだまだ生かせそうな雰囲気でした。
農家さんも増車したことですし、CD23Cさんも増車しちゃいますか?(笑)



松前郡福島町では、青函トンネル記念館と横綱千代の山・千代の富士記念館を訪れました。

青函トンネル記念館には、工事に使われたボーリングマシンや潜水艇くろしおⅡ号が
飾られていました。

横綱記念館は、北海道出身初の横綱・千代の山とその弟子の横綱・千代の富士が同じ
福島町出身であることを記念して建てられたものです。

千代の富士は、脱臼癖を克服する為に鍛え上げられた筋肉質な体や
鋭い眼光に整った顔付きで一般層からも人気を得て、ウルフの愛称で親しまれました。

史上有数・昭和最後の大横綱で、相撲界唯一の国民栄誉賞受賞者でもあります。



北海道最南端の白神岬です。
「津軽海峡冬景色」で御馴染みの、竜飛岬まで19.2kmの距離しかありません。
この下には世界最長の海底トンネル、青函隧道が通っています。

本当は津軽側をバックに撮りたかったのですが、あいにく霞んでおり北海道側となりました。

もう道内のほとんど行くとこ行ってしましました。
次はどこにいこうかな?



こちらは松前城です。
松前城は慶長11年(1606年)に築城された、最後期の日本式城郭となります。

蝦夷ヶ島に新天地を求めた旧幕府軍と、それを阻もうとする新政府軍の間で行われた
戊辰戦争の舞台にもなり、激しい戦闘が惹起されました。

函館湾に展開した旧幕府軍の艦砲射撃の支援のもと、新撰組出身の土方歳三率いる
部隊によって攻撃され一度は落城を経験しています。

1949年には火災によって天守などを焼失、1961年に鉄筋コンクリートで再建されました。
とてもコンパクトな城ですが、春には一面の桜に覆われるそうです。
桜の季節に来てみたいですね。

ここでちょっと驚くべきことが・・・

天守閣の写真を撮っていると、敷地の外からよじ登って入ってくる中年男性が・・・

松前城の入場料は350円なのですが、それを払いたくないということでしょうか。
いい歳したオッサンが350円をケチって不法侵入とは、さすがに呆れますね。

警戒するようにこっちをチラチラ見ながら、パパッと何枚か写真を撮ると慌てるように
足早に出ていきました。
ていうか、その写真は友人に見せられるの?
不法侵入して作った旅の思い出ってどうなのよ?と思いますが・・・



太陽が西に傾きはじめた午後4時、落部から高速に乗って帰路に就きます。
グロリアは家までノントラブル走り抜いてくれました。



今回の旅行は3日間を通して天候に恵まれ、一切のトラブルもなく楽しい旅でした
みんカラで知り合えたお友達ともお会いすることができ、大きな収穫がありました。
また遊びに来たいです!

これにて道南旅行2011秋は終了です♪
Posted at 2011/10/30 23:18:58 | コメント(10) | トラックバック(0) | S4系グロリア(2代目) | クルマ

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