いつもお世話になっているクルマ屋さんに、今話題のホンダの新型軽自動車
”HONDA N-ONE”が入庫したというので早速見てきました。
N-ONEは、往年の名車たるN360のリバイバル版とも云うべきクルマだけあって、
モーターショーでのプロトタイプ発表時から気になっていました。
プレミアムな軽をキャッチフレーズに、発売前から積極的な
ティーザーCMを打っていたのも印象的に残っています。
N-ONEは11月2日に発売、一ヵ月で月間販売目標の2.5倍となる2万5千台を受注するという
好調な滑り出しで、最近では街中でも見かけるようになってきました。
今回見せていただいたN-ONEは納車前の整備作業中だったので、いくつかの部品が
取り外されており、CMやカタログ写真とはちょっと印象が違いましたが
はじめてホンモノのN-ONEを見れて感激しました!
それではN-ONEの写真をどうぞ!
現車のグレードは「DELUXE」でした。
N-ONEにはプレミアム、プレミアム・ツアラー、Gのグレードの他に
デラックス、ツーリング、カスタム、タウン、ワゴン仕様のLNなどが設定されているそうです。
カタログには掲載されていませんが、あるそうです。
工場を訪ねると、ちょうどマフラーの交換作業中でした。
大きく開くアリゲーター式のボンネットは整備性がとても良さそうで、
ユーザーフレンドリーな印象を受けました。
これなら日常のメンテナンス(プラグ交換、キャブ調整、タイミング調整等)もラクラクです。
エンジンはセル一発でかかり、レーシングカーのような快音を轟かせ
高回転まで気持ちよく吹け上がっていました。
運輸省に提出した正式な車名は「ホンダ N360」のようです。
”プレミアムな軽”の名に相応しい、端正なスタイリング。
前後オーバーハングをギリギリまで削り、背の高いキャビンと合理的なFF2BOXレイアウトの
採用により、軽自動車規格の中で最大限の車内スペースを実現しています。
車内は広々としていながら、なおかつ背が高過ぎないので安定性もしっかりと確保されており、
軽自動車だから長距離はニガテ・・・と言い訳するハイトール軽が嫌いな層もこれなら満足するでしょう。
フロアはフラットで、ルームランプ、灰皿、サイド・ベンチレーター等の豪華装備も完備されています。
シートはゆったりとしたセパレート・タイプで、ムチウチ防止のヘッドレストが標準装備となっています。
”プレミアムな軽”の名に恥じない、豪華なインパネ
ステアリングはスポーツマインドを刺激する軽快な3スポークでありながら、
ウッド仕上げのリムによって高級感をも兼ね備えています。
高級車の必須アイテムとも云える、木目調パネルの美しい仕上げに感動です!
スピード・フューエル・タコの丸型3連メーターも、ホンダのイメージにマッチした
レーシーでカッコいいデザインとなっています。
インパネ右端は小物入れになっているなど、ユーティリティにも気を配っています。
その下には、手前に引き出すタイプの個性的なハザードスイッチがありました。
プレミアムな軽を自負するだけあって、AMラジオやヒーターも標準装備となっています。
スペース効率に優れた、最近はやりのインパネシフトを採用しています。
ボクシーでスッキリとしたリヤビュー。
N-ONEでは追突事故防止の新技術として、エマージェンシー4ウェイフラッシャ・ランプが
装備されており、これは軽自動車初だそうです!
急ブレーキを踏むと4ウェイフラッシャ・ランプが自動で点滅し、後続車に注意を促すというもので、
「軽自動車だから」を言い訳にせず、安全には妥協しないという真摯な姿勢が感じられる装備です。
この他にも、スペアタイヤをエンジンルームに配置することによってトラクション・コントロール機能と
エアバッグ機能を兼任させるという、合理的で画期的なアイディアの安全対策もあります。
F1で培われた技術が生きる、超高回転型エンジン。
エンジンは環境性能の高い空冷2気筒OHCで、どんな酷暑でもオーバーヒートせず、
どんな寒冷地でも一発始動の信頼性が自慢です。
水冷式エンジンと違って冷却液の点検の必要がなく、ラジエーターやウォーターポンプなどの
余計な補機類が一切ないので、コストや重量・スペースの面でも有利です。
排気熱をヒーターに流用するなど、とても効率的で無駄がありません。
プラグが2本で済むのも、経済性の一助になります。
雪路に強いFF式駆動のおかげで、北海道の冬でも不安がありません!
車検ステッカーに注目!
車検有効期限は昭和65年8月となっています!
御存知の通り昭和は64年までですので、これは大変希少なステッカーだと思われます。
拝見した車輌は整備中の為部品が取外されていましたが、完成するとこのような外観になります。
N-ONEのグリルカバー(冬季用冷却風流入量調整板)は様々なデザインのモノが用意されています。
上掲の車輛が装着しているのは標準の黒いグリルカバーですが、この他に中央の「H」が打ち抜きと
なっている「NⅠ」タイプや、赤く塗られている「NⅡ(通称TYPE-R)」、フォグランプが埋め込まれた
「S」タイプ等があり、自分だけのクルマのオーダーが可能となっています。
この他にも、ツートン・カラーやルーフにイギリス国旗をペイントするオプションがあります。
N-ONEの実車を見て、久々に”ホンダらしさ”が強く感じられるクルマが出たなぁと思いました。
現行車で「欲しい!」と思えるクルマはあまりないのですが、
このN-ONEはちょっとそそられるクルマでした♪
※・・・以上は全部冗談なので、マジメなツッコミはご容赦下さい(笑)