3月も残すところあと3日・・・。
主要國道は完全な乾燥状態となり、路地裏の雪もかなり溶けてきました。
夜はまだまだ冷え込みますが、天気の良い日の昼間はかなり暖かいです。
っと言うことで、いよいよ本格的なバイクの季節です!
北海道の一般的なバイク乗りは、5月のGW頃から乗り始めるのですが
なにせバイクに適したシーズンが短いですから、そこまで待っていられません。
今年は例年よりやや遅い、3月中頃より準備に取り掛かりました。
3月15日・・・除雪の雪で埋もれたコンテナの中で、半年間冷凍しておいたCBを救出して解凍。
自然の冷凍庫でキンキンに冷やしておいたCB、乗り頃です。
各摺動部にCRCを注油、昨年新調したドライブ・チェーンにチェーン・ルブを塗付。
タイヤとシートにワックスを掛け、車体をグラスコートで磨いて・・・また格納。
3月24日・・・トラ乗りの先輩にケーブル類の交換作業をお願いする。
昨年の9月14日、市内を夜走りしている際にスロットル・ケーブルが断線。
先輩のアクティでドナドナされるCB
闇矢屋さんからスロットル・ケーブルを取る際に、そのうち切れるであろう
クラッチ・ケーブルとタコメーター・ケーブルも一緒に購入しておきました。
スピードメーター・ケーブルは昨年の夏の奥尻島ツーリングの際に断線して
交換していたので、これで総てのケーブルが新品に更新されました。
各ケーブルには、事前にエンジン・オイルを通しておきました。
経年劣化で破損したキックペダル・ゴムと
フューエルタンク・リヤクッションも新品に交換してもらいました。
3月25日・・・エンジン・オイルを交換して、エンジン初始動。
ホームセンターでエンジン・オイルを調達し、交換。
ドレン・ボルトを緩めると、コールタールのようなドス黒いオイルが飛び出し、
オイル受けの皿を華麗にスルーして、周囲は真っ黒な廃油の海に・・・。
これを片付けるのが大変だった・・・。
オイル交換(それ自体よりも片付けに大半の時間を割かれたが)を終えて、エンジンを始動!
・・・と思いきや、キーをオンにしてもワーニング・ランプが点かない。
ヒューズを付けたり外したりを繰り返していると、キーを廻す度に「ジッ」という
音がするようになり、無事にワーニング・ランプも点燈。
どうやら接触不良だった模様。
キル・スイッチをオンの位置にし、チョーク・レバーを一杯に開き、燃料コックが開いていることを確認。
何度かキック・アームをじわ~っと踏み降ろし、アクセルを少しだけ開いた状態でキックを蹴り降ろす!
轟音を響かせて、OHC・736cc・67馬力のCB750E型エンジンは半年振りに目覚めました。
エンジンは快調、交換してもらったケーブルのレスポンスも良好。
さっそく試運転に出掛けたが・・・
重い。
明らかに何か引っ掛かりを感じる。
すぐに戻って、エンジンを停止しCBを押すと・・・めちゃくちゃ重い!!
もしかしてブレーキ引き摺ってるか?と思い迂闊にも素手でディスクを触る。
そしたら超あっちぃ!!指先をヤケドする羽目に(マヌケすぎる)
その日の夜、キャリパー分解にトライするもブリーダーがハンパじゃないくらい固着してる。
このままでは壊しかねないと思い、諦めて主治医に助けを求めることに。
3月26日・・・主治医に電話し、オーバーホールをお願いする。
キャリパーを外して、万力に挟んで慎重に固着したブリーダーを緩めてもらう。
ピストンやパッド、シールはまだ新しいので清掃の上、ラバーグリスを塗付して再組み付けしてもらう。
その日の夕方にはオーバーホールを終らせ、CBに組み付けてもらう。
主治医は仕事が早くて、丁寧で、なおかつ安いという有難いお方です。
3月27日・・・朝から雲一つない好天に恵まれ、最高の条件の下で試運転に出掛ける。
8時20分に出発。
あまりの天気の良さに、郊外まで足を延ばそうかと一瞬思ったものの、
寒くてとてもじゃないが無理だと思い直し、市内をテキトーに走ることに。
オーバーホールしてもらったブレーキの具合を確認しつつ走行。
いくら陽が射していても、走っていればさすがに寒い。
手や顔は走行風で冷やされ、痛いくらい。
それでも、空冷エンジンには寒いくらいが丁度良いと言い聞かせながら我慢しました。
信号待ちの時には、ヘッドに手を当てて暖をとる。
7-11でコーヒー休憩を入れたりしつつ、アテもなくブラブラ走っていると・・・
いすゞニューパワー除雪車
いきなりこんな希少車と出くわしました。
サビが酷いですが、3桁ナンバー+車検付の実働車です。
通称「ゴリラ顔」ですが、除雪車なのでライトが上方に移設されており、
本来ライトが備わる位置がコンシールド・ヘッドライトみたいになっててカッコいいです。
年式的にもそうそう見掛けないクルマだけに、発見した時は嬉しかったです。
プラッと寄った釧路港には、こんな船が停泊していました。
海上保安庁 ヘリコプター搭載大型巡視船「そうや」(PLH01)
船体後部のヘリコプター格納庫と航空作業甲板
武装として、ボフォースL/60 40mm機関砲を船首に搭載。
帝國海軍駆逐艦を彷彿とさせる、威圧感に満ちたブリッジが特徴。
全長98.60mに達する巨躯を誇るり、これは帝國海軍の松型駆逐艦に匹敵する。
北方での警戒・救助任務に備え、流氷を砕きながらの航行が可能な
砕氷能力を有する船首形状を与えられている。
海上保安庁巡視船「そうや」は、帝國海軍特務艦「宗谷」の名と砕氷能力を引き継いでいる。
・
・
・
昼前まで走り、家に帰ったあとは少し寝ました。
目が覚めると、もう3時過ぎ。
まだ日が暮れるまで時間があるし、もったいないのでまた走りに出掛けました。
4時に出発して、またアテもなく走り出すと・・・
まさかの2台目
朝に希少車を見つけたと喜んでいたニューパワーですが、連続で同型車を発見しました。
しかもこっちもボロボロながらナンバー付きの実働車。
ニューパワーSS・V10のトラック・クレーン架装車です。
キャブ正面の無数の傷は「働くクルマ」の勲章です。
こんな発見がありつつ、今シーズン最初のツーリングは朝と夕方あわせて70km程度を走りました。
さぁ、今年はどれくらい乗れるかな?
