目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
バッテリーが4年9ヶ月経過しての冬前に、一ヶ月前に導入した10wソーラーチャージャーの動作現状と、エンジンオフ状態で放電する暗電流をチェックします。
写真は前日の日中に家へバッテリーを持ち込み、コンセント接続の中華チャージャーで補充電して同日中に車に戻し、一晩経過して、ソーラーチャージャーに陽のあたっている2022.10.29 AM11:22のバッテリーの電圧です。
2
ソーラーチャージャーは運転席側クオーターウインドウに90年代初頭クオリティのプライバシーガラス越しに吸盤で設置しています。
パネルの向きは幸い昼12時くらいにほぼ南を向く状態です。
この位置はドライバーの視界に影響しない、三列目は人より荷物載せるほうが多い、乗るたびに配線含めての脱着無し、という状況でのチョイスです。
パーツレビューにも載せましたがソーラーチャージャー のスペック(米アマゾンより)
SPECIFICATIONS
12V 10W SOLAR TRICKLE CHARGER
Rated Power: 10W
Solar Cell: Monocrystalline
Open Circuit Voltage(Voc): 22.41 V
Maximum/Peak Voltage(Vmp): 18.7V
Short circuit current (Isc): 0.6A
Working current (Iop): 0.575A
Over-charged protection voltage: 14.5V
Over-charged recovery voltage: 13.0V
Size: 280*260*12mm (11*10*0.47 inch), 0.7 pounds
Length of extension cable: 150cm (1.64ft)
Length of alligator clips cable: 50cm (4.92ft)
Length of cigarette lighter plug cable: 50cm (4.92ft)
性能の「Rated Power: 10W(定格出力;10W)」とは電圧(V)x電流(A)=電力(W)で、
Maximum/Peak Voltage(Vmp): 18.7V
X
Working current (Iop): 0.575A
=
10.7525w
と、こういうことでしょうか。
日本アマゾンで買ったものですが、日本アマゾンは旧製品(おそらく2017のもモノ)のレビューやスペックが混在し、ちょっとトンチンカンです。
3
4
上記3.からそのまま電流計測に切り替え。
116.6mA(0.116A)
2.のスペック「Working current (Iop): 0.575A」の1/5ほどです。
プライシーガラス越しに
17.73v
116.6mA
ちなみにこの状態でパネルを外に出すとテスターの200mAレンジでは振り切ってしまいます。
幸いこのテスターの内臓ヒューズは200mA/250Vですので切れませんでしたが...
※テスター内蔵ヒューズ
200mA x 250V = 50W
ソーラーチャージャー
()mA x 実測日照直MAX19.49V = 50W
↓
50W ÷ 19.49V = 2.56541816316A
()は2565.41816316
日照直最大19.49Vでしたので、その電圧で2565.42...mA(約2.5A)以上流れないとヒューズは切れない。
合ってるかな...
こちら↓で計算
https://www.nippon-heater.co.jp/designmaterials/ohmslaw-program/
この上のテスターのレンジは10Aに飛びますので数値は出ませんでした...
5
2022.10.31 AM09:04 朝方の、パネルに陽は当たってはいるが斜めに入光している状態。
アンペアのみです...
90.6mA
天気は快晴。
6
続いて曇りの日。予報では1時間後に降り始める、という曇天です。
2022.11.01 AM10:40
電圧 16.80V
7
電流17.3mA
こりゃ弱い。
電流は電圧が高い方から低い方へ流れますのでこの程度でもバッテリーへ、という希望。
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そのままパネルを外に出して直に太陽方向に向けると
電圧
18.93V
9
電流
84mA
実際の運用は車外に出しっ放しにはいきませんねぇ...
10
暗電流を計測します。
6.から9.に続けて同日で天候は曇りです。
パネル未接続状態
61.6mA
ちょっと多い??100mA未満ならまぁ良し、とのネット情報。
※現在オーディオヘッドユニットが2台常時電源に繋がっています。
・DEH-970
・ATOTO S8 (gen2) S8G2119UP-A
↑どうしてこうなってるかは、こちらに↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/958133/car/779413/6713848/note.aspx
------
ほぼセレクター兼アンプ状態のDEH-970は常時電源切ると、オーディオ設定は記憶されてますが、
・ディスプレーの色が初期設定の白
・ATOTOを繋いでいるAUX2の入力がオフに
・デモモードに
・・・・・
ということになってしまうので切りたくありません。
ATOTOはエンジンオフ(ACCオフ)直後に数分間各種スリープへの準備動作をしているようで、これも切れません...
-------
その後、10分放置(30分くらい放置じゃないと正確じゃないかもしれません)して再計測。
ソーラーチャージャー 無しで
61.6mA (変わらず)
ソーラーチャージャー 有りで
56.5mA (写真無し。6.から9.の続き作業で曇天)
晴天時は朝から補充電(暗電流61.6mAに対して90-116.5mAの補充電)できている、曇りの日は足りてない(暗電流の61.6mAより少ない補充電量)が、暗電流がすこ〜し減少するくらいは機能している(気がします)。
という状況ですので、日中だけしか機能しませんが今のところソーラーチャージャー10wをプライバシーガラス越しにでも付けた意味はある、ということでしょうか。
このようなプライバシーガラス越しの装着では、スペースが許せば曇りでもイケる20wクラスでもいいんじゃないか?という気がします。
20wタイプになると価格的に新品バッテリー価格に近づいてしまうので10wが分岐点でしょうか。
あとはパネルの寿命ですね。
今のところ一ヶ月は機能していますが、アマゾンレビューでは4ヶ月でシボウ例がありましたので...
このソーラーチャージャーが10年使えて、その間バッテリー交換が3回であろうはずが2回「だった」となって初めてバンザイですし、それを同型車2台で同じバッテリー、同じ使用環境で検証していくことなどは現実的ではありません。
ですが、これのおかげで屋外保管の大敵である日照によって確実にバッテリー電圧は上がってますので、現時点では手間を含めたコストの分岐点を踏まえても、何もしないよりはいい、というところです。
以上です。
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