
昨日ある業者さんからビルシュタインショックの取り付けネジが折れたということで相談されたというお話です。
業者さんのお話では
リフトに揚げてタイヤ交換をした後接地させて動かせたら異音がでたので調べたら折れていたそうです。
現物を見せていただいたところ根元より5mmmくらい上側で折れていてバリも発生しています。
折損破面は両端から疲労が進んできて中央付近が最後に折れているようです。
締めすぎによるものでは無さそうだし、
アッパーサポートの締め付けボルトが緩んでいたのだろうか?
それであればかなり音が出るのでオーナーさんも気づくはずだし・・・
一般使用なので無理な走行はしていないし・・・
いま一つ納得がいかないのでもう片方の状態も確認してもらうよう業者さんにお願いしました。
その結果、
こちらは曲がりが出ています。
スプリングアッパーシートの下に平ワッシャ(アッパーサポートベアリングの上側とナットの間に使用する物)が入れられていたようです。
これではスプリングシートがしっかりとショックに密着せず不安定な状態になり常時無理な力が加わるはずです。
納得しました。
それにしてもこのタイミングでトラブルが出たのは偶然でしょうか?
大きな事故になっても不思議ではない状態でしたから。
整備屋さんに入庫するまで車が頑張っていたのでしょうか?
賢い車ですね。
オーナーさん不幸中の幸いでした。
そういうことでさっそくエナペタルさんまで旅に出しました。
どこかのショップさんでオーナーさんが購入し組み付けもやってもらったらしいです。
お気の毒としか言いようがありませんね。

両方から疲労が進行しています。

折れた物ともう少しで折れそうな物(このおかげで原因が明確になりました)

こんな所にワッシャが入れられていました。
Posted at 2014/01/14 19:31:50 | |
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