
大きな異音が出ていた4AGを処分する前に分解してみました。
まずオイルパンを外すと早速こんなものが。
そうですメタルカスです。
これくらいの量だとオイルを抜いても判別しがたいほど外には出てこなかったです。
音の大きさのわりにカスは少ないし、手でクランクを回しても違和感は無かったので程度は軽いかなと思いながら分解すると見事に予想は裏切られました。

#2のメタルがクランクに焼きついて周り止めの爪も完全に潰れており
コンロッドとの間で完全に回っています。

コンロッドとメタル背面が回転していたのもかかわらず何故か全く焼けておりません。

#3もかなりな重症です。
クランクに焼きつくことなく、でも周り止めの爪は完全に潰れておりメタルはコンロッドとの間で自由に回転していたようです。

全気筒オイルリングがスティックしています。
オイルパンの中もストレーナーもオイルポンプもチョコレートのようにはなっていないし
、クランクメタルは全く問題ないし、コンロッドメタルのみがひどい状態になっていました。
過激な使用はしていないと聞いています。
事実タコアシの包帯が全く熱変色していないし、クラッチも痛んでいないことからも無茶はしていないのはわかります。
でもそうしたら何故こんなになるのでしょう。
不思議です。
しかもメタルが回った時点で発熱して焼きつくはずなのに・・・
jこんな状態でなぜ焼きつかなかったのか????WHYWHYWHYWHY???????
余程いいエンジンオイルを入れていたのか?
でもいいオイルならこんなにならないはずだし。
オイルリングの状態を見るとオイル消費が大きかったはずです。
オーナー曰く「オイル交換時一度だけLレベルより下に下がっていた時があったが、ゲージの先には付いていた」
と言うことですがそれくらいではこんな状態にはならないはずだし。
もっと減っていたのでは?
燃焼室には考えられないほどの堆積物が付いていたのはオイル上がり?
白煙吐いて走っていたはずなんだけど・・・
この車が来るといろんな不幸が起きました。
自分の灰エースのリヤブレーキも突然全く効かなりました。
マスターシリンダーがゴリゴリ鳴っていたし。
ありえません。
車が出て行ったら調子良く直ってしまいました。
工場に塩をまいておくとしましょう。
世にも奇妙な物語でした。
でもフィクションではありません。
Posted at 2012/05/25 20:46:15 | |
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