ブレーキシュー面取り

リアブレーキのシューの隙間を詰め過ぎてしまったので再調整しました。

ハンドブレーキ側のアジャスターを緩めてからリアホイールを外し、シューのアジャスターを緩めました。

シューのアジャスターを緩める時は、逆回転しないようにスプリングでストッパーが掛かってるんですが、そこのブラケットにバイクのマフラー交換で良く使うスプリングフックを掛けて引っ張ると楽なのが分かりました(^_^)v

そして、アジャスターを回すのも、以前に買ったＫＴＣのドラムブレーキアジャスター用の工具を使ってみたら、これがまた使いやすかったです♪

何で、今まで使わなかったのだろうか(^_^;)？

アジャスターの調整も、クリックの段数よりダイヤル部分にマーキングして回転数で管理した方が、戻す時も分かりやすいです。
大体、１／４回転単位でちょうどいいと思いました。

そして、組み直して走行させてみたんですが、まだ少し引き摺る感じが…

車検時程ではありませんが、ホイールも熱を持っていました。

もう一回バラします。

バラして考えてみました。

『また誤組してるのか!?』
と。

思い当たる節は無くは無いんです(^_^;)

ノーマルシューの左輪側は右輪側と刻印が違い、さらにリーディング側とトレーリング側で刻印が違ってたんです(*_*)

左右輪が別品番なら、また誤組している可能性が…

間違いなく、そこまでは見てません。

でも左輪側は、以前にドライブシャフトからドラム内にオイル漏れを起こし、クレーム修理してもらっていて、シューを交換してるんです。

その時に、同等の別品番の部品に交換されている可能性があります。

取り敢えずそれは後回しにして、プロジェクトμのシューとノーマルシューを見比べて見ました。

違いは…

プロジェクトμのシューの方は面取りされていません。
組み付け時に、軽く角をサンドペーパーで撫でたくらいです。

ノーマルはかなり面取りされています。

しかも、リーディング側の上部は広く浅く面取りされていました。

場所によってここまで面取りを変えてあるくらいだから、間違いなく意味があってやってるんじゃないか？…と思いました。

プロジェクトμのシューも、ノーマルに習って面取りする事にしました。

マジックで印をして…

こちらはトレーリング側。

こちらはリーディング側

ヤスリでは時間と体力を浪費するだけに思えたので、ディスクグラインダー(サンダー)を使いました。

周囲にガムテープを貼り、こんな感じに仕上げました(^_^)

面取りをした後に組み上げた写真。

面取り前は、停止時に調整した時には良いんですが、走り始めるとハンドブレーキの遊びが変化したりして引きずったりしていました。

かといって、シューの隙間を広く取ったら意味がありませんし…

面取り後は、それらの症状も出なくなりました。

あと、ドラムを回転させてみると、少し引っ掛かる領域があったので、ディスクで言うところの“ひずみ”がある感じでした。

シューを面取りしていないと、そのあたりに引っ掛かってしまって引き摺りの原因になるのかな？とも思いました。

ドラム内側は段つき磨耗はありませんでしたが、レコード盤状の偏磨耗の傾向はあったので、距離が進んでいる場合はシューと同時にドラムも交換した方が良いのでは？と、今回は思いました。