
昨日、会社の同僚4人で石巻に行ってきました。
私たちの会社は職種柄、土日等の休日仕事が多いのですが、
偶然にもこの仲良し4人組みが、出勤無かったので。
夜中2時に東京を出ました。
東北道は北に進むにつれ、波うってます。
補修箇所も多々。
仮設住宅の資材を積んだトラックが多いです。
事故に通行止め、渋滞で石巻に着いたのはもう10時近かったです。
石巻専修大学を目指します。
道中、津波がここまで来たんだ!って痕が地面から1mくらいのとこに残っていました。
専修大学はテントで一杯でした。
新規受付をし、10人のグループを組んで、
12時、新館の佐々木さん宅に向かいました。
橋を渡ると景色は一変しました。
黄土色の街です。
車が通常では無い状態です。
川の中にあったり、ひっくり返ってたり、重ねあってたり。。。
信号は消えています。
住宅街の道路はごみと化してしまった家財があふれていて、
車の通行がぎりぎりです。
佐々木さん宅は1階の天井まであと10cmくらいな位置まで水が来た痕がありました。
津波。
海の水、海水のみなら、まだ、まだいいのかもしれません。
そうでは無いんです。ドブのような汚水がきたようです。
衣装ケース等、押入れに入っているもの、全てから悪臭です。
床を剥がすと、5cm近く、ヘドロが堆積しています。
街は乾燥しきってる感じでしたが、床下は湿気ってます。
佐々木さんはこの臭いをどうにかしたいようです。
10人で、押入れの物を外に出し、床下のヘドロをスコップですくって、土嚢袋に入れ。。。
正味3時間。大して進みません。。。
でも、床を剥がせた2部屋のヘドロは8割がたは取れたでしょうか。
ヘドロが無くなれば、乾きも早いでしょうし、衛生的にも。。。
佐々木さん、佐々木さんのお友達。
元気でした。それだけが救いでした。
休憩では、おやつや飲み物をたくさん出してくれました。
時間はかかるだろうけど、きっと復興するな、と思わせてくれました。
専修大学にも、物資は山盛りでした。
どうやら足りないのはマンパワーのようです。
震災の話には触れないつもりでいました。
何もできないなら、話もしないほうが、、、と思い。
自分1人では大したことできません。
けど、小さな小さな小さな1つが積み重なって大きくなるんだ!
そう、自分を励まさせてもらってます。
無理はしないほうがいいと思います。
正直しんどいです。移動時間が。遠いです。
17時前に石巻を出て、帰着は24時過ぎてました。
22時間のうちのほとんどが移動時間です。
被災した街に自分の足で立ち、自分の目線で見るのは、
メディアの送ってくる画像とは、やっぱり違います。
色んな条件が整わないと、そう、石巻までは行けないと思います。
また条件が整えば・・・、と思います。
そんな思いで、ここに載せさせてもらいました。
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Posted at
2011/04/17 21:21:22