レクサス IS

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V6DOHC直噴3.5リッターNA大排気量エンジンのパワー&トルクを堪能 - IS

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V6DOHC直噴3.5リッターNA大排気量エンジンのパワー&トルクを堪能

  • うでん

  • レクサス / IS
    IS350"バージョンL"(AT_3.5) (2010年)
    • レビュー日:2015年9月6日
    • 乗車人数:4人
    • 使用目的:レジャー

おすすめ度: 5

満足している点
・色々な曲線や面を多用して躍動感のあるスタイルを表現しているエクステリアデザイン。


・ダウンサイジングやエコ全盛の時代に、あえてV6DOHC直噴3.5リッターNA大排気量エンジンの有り余るパワー&トルクを駆使して、余裕のパワーが体感できること。


・ノーマルでも十分と思えるほどレベルの高い純正オーディオ。豊かな低音と伸びやかな高音を再現してくれるため、社外品の必要性を感じません。


・エンジンノイズの車内への侵入も上手に遮断されているため、車内の静粛性が確保されていてとても静かなところ。高級車であることを実感させてくれます。


・インテリアの高い質感とドライバーに対する「おもてなしの快適装備」が満載(このクルマの便利な装備に慣れてしまうと他のクルマに乗れなくなりそうで怖いです)


・セミアニリン本革シートの透明感のある仕上がりと滑らかな肌触りと軟らかな感触。さらに夏の暑いときのエアシートや冬の寒い日のシートヒーターは一度使用すると手放せなくなります。


・チルト&スライド機能の付いたムーンルーフ。サンルーフを全開にしてシーサイドや高原をドライブするのはとても爽快です


・奥行と深い光沢のある質感の高い塗装は、いつみても綺麗に美しく見えます。



不満な点
同じサイズ(クラス)のセダンと比べてボディサイズの割りに足元の居住空間が狭いこと。特に、前席の下に足先を入れる上下方向の空間が少ないことが、居住性を悪化させている要因の一つだと思います。


V6の3.5リッターエンジンは通常走行時の静粛性が高い反面、エキゾーストに色気がなく無機質で、さらにトルクバンドは3千~5千回転くらいのため、それ以上回転数を上げてもパワー感は頭打ちになることから、マニュアルモードを駆使して自ら高い回転数を多用してガンガン攻めて走る気になりません。


また、ワインディング走行時は、フロントヘヴィのためハンドリングの軽快感は薄く、どちらかと言うと直線番長的な性格となっていて、318馬力ものハイパワーを使い切れる状況が日本の公道では皆無だと思われること。


トランクルームが奥行・高さともに狭いことから、せめてゴルフバッグを3セット収納できるようなスペースが確保されていると尚良かったです。


パドルを引いたらマニュアルモードになりますが、オートモードに復帰させるには、シフトレバーを一旦マニュアルモードにして戻すか、右のパドルを長引きするか、信号などで完全停止しないとオートモードには戻りません。


ちなみに前車レガシィの場合は、アクセルを踏むとオートモードに自動復帰してくれました。この仕様に慣れていたので、IS350のパドルシフトのオートモードへの自動復帰は未だに慣れません。


純正フロントブレーキパッドについて、素晴らしい制動力である反面、物凄い量のブレーキダストが発生するためホイールがすぐに汚れてしまいます。


対策と言えるほどではありませんが、自分はフロントブレーキパッドのみトムスのブレーキパッドに交換したところ、多少制動力に変化はありましたが、制動性能を殆ど犠牲にすることなくブレーキダストによるホイールの汚れから解放されました。


作動して欲しいときに動いてくれない運転手の意思とちょっとズレているオートワイパー(AUTO機能がある代わりにマニュアルで間欠設定が出来ない)


前車がAWDだったため、それと比べると雨の高速道路での直進安定性に劣ります。


バージョンLのノーマルのままだと外観が大人しく感じられたので、トムスのフルエアロを装着したら、フィッティングも抜群で、ノーマル車高でも重心が低くなったように見え、外観だけでも若々しくなりました。



総評
多様な曲線や面を多用して躍動感や塊感のあるスタイルを実現している外観は、ミドルセダンのカテゴリーのなかでも秀逸なデザインだと思います。


同じDセグメントのクルマとしてプレミアムブランドの欧州車とよく比較されますが、日本国内で走る分には私自身は何ら不満もなく、街乗りからワインディングに至るまで快適かつスポーティなドライビングを堪能してます。


純正として考えるとやや固めの乗り心地ですが、路面への追従性が良く常に路面とのコンタクトが得られるスポーティな乗り味になっているところも「IS(インテリジェントスポーツ)」らしいところだと思います。


装備に関しては、レクサスだけのことはあり、至れり尽くせりで快適で便利な装備が充実しており、キーを解除してクルマに乗り込むところからクルマ側がいろいろと「おもてなし」をしてくれますので、これに慣れてしまうと他車には乗れなくなってしまうのではと思うことがあります。


レクサス=日本車のため、輸入車と比べればメンテナンスや維持費も少なくて済むのも嬉しいです。


居住空間がタイトなため、大人4名フル乗車での長距離移動は厳しいかもしれませんが、私、妻、娘3人の移動であれば、全く不満も無く快適な移動が出来ます。


ダウンサイジングやエコ全盛の時代ですが、今後、Dセグメント市場では大排気量6気筒NAエンジン車が確実に減っていくことが予想されるため、スムーズな加速と豊かなトルクや余裕のパワーを味わえるのはこれが最後かもしれないと思い敢えてIS350を選びましたが、このクルマにして正解でした。


このクルマが壊れるまで大切に乗り続けたいと思います。しばらくは、大排気量NA6気筒エンジンの素晴らしさを堪能したいと思います。

デザイン
4
走行性能
4
V6DOHC直噴3.5リッターNAエンジンは、スタートボタンを押してエンジンを始動してアイドリングの状態でも振動が少なく大変静かです。


アイドリング状態からゆっくりアクセルを踏みこんで加速をすると、豊富な低速トルクのおかげで、滑らかにゆったりと加速していきます。


また、エンジンノイズの車内への侵入も上手に遮断されており、遮音性も高く車内はとても静かですが、静かすぎてスポーツ走行を楽しむ方には物足りなさを感じるかもしれません。


一方、急加速をしたいときは、アクセルの踏込み量を一気に増やすと、後ろから蹴り出されるようなパンチ力のある猛烈な加速が味わえ、気が付いたらあっという間に100キロオーバーまで達してしまうほどのパワーも持ち合わせています。


時速90~100キロで高速道路を巡航するような場面では、エンジン音やロードノイズの車内への侵入も上手く抑え込まれていて、静粛性の高い車内は快適そのものです。


さらに、巡航速度から追い越し加速を試みる場合、アクセルを踏み込むとリニアに反応して瞬時にスピードが上昇してくれるので追い越しもラクにかつスムーズに出来るほか、アクセルを踏む右足の動きとパワーとトルクの出方がリンクしているため、とても気持ち良い加速を体感できます。


先日、岩手にクルマで高速道路を利用して帰省しましたが、一人で約700キロを約90%以上クルーズコントロールを使用して運転しましたが、直進安定性が高く乗り心地もフラットで安定しているため、疲労度も少なく快適な長距離移動が出来ました。


IS350は、スポーツカー顔負けのエンジンパワーを有している一方、街中を走行するときは、ゆったりとアクセルを踏込むようにすれば、高い静粛性を持った高級セダンの面も持ち合わせています。


このエンジンは、トルクバンドは3千~5千回転くらいが中心で、その気になれば、いつでも瞬時に加速態勢に入ることが出来ますが、これだけのパワー&トルクをタウンユースで使うことは無いので、日常使用が街中走行メインで燃費を気にされる方は、IS250でも必要にして十分だと思われます。


自分の場合は、土日使用がメインとなり大排気量NAエンジンが好きで、いざという時のプラスアルファのエンジンパワーの余裕が欲しかったため、IS350にして大変満足しております。


ハンドリングについては、重量級のV6直噴3.5リッターエンジンをフロントに搭載しているため、フロントヘヴィ感は否めません。

少しタイトなコーナーへ少し高めの速度で進入するとロールスピードはやや早めですが、ロール量は比較的少なめで一定のロールを許容したあとに踏ん張る感覚があるため、クルマの一連の姿勢変化にスムーズさがなく洗練さに欠けるような印象があります。


一方、中高速コーナーでは、高いボディ剛性と硬めのサスが上手くマッチングしており、FRらしい癖のない素直で雑味のないハンドリングにより、安定した姿勢を維持しながら安心してコーナーを曲がることが出来ます。


ハンドルはどちらかと言うと重めでドッシリとした感じで重厚感があり、その分、軽快感が打ち消されているように思います。


ブレーキ性能についてはビッグキャリパーが装着されているため、ブレーキの効きやタッチも申し分なく初期から鋭い制動力を発揮します。また、ブレーキ剛性も高いため急制動の際も安心してブレーキを踏むことが出来ます。



乗り心地
4
現在、履いているタイヤは、フロント225/40R18、リア255/40R18サイズです。


タイヤ銘柄は、ダンロップのコンフォート低燃費タイヤ「Le mans 4(ル・マン フォー)」で、純正18インチホイールと純正ノーマルサスの組み合わせです。タイヤの恩恵もあると思いますが、ロードノイズが少なく乗り心地はしなやかでアタリもソフトで快適ですが、ノーマルにしてはやや固めかな?という印象です。


前車はレガシィツーリングワゴンでしたが、18インチタイヤと車高調整ダンパーを装着してましたが、乗り心地はその時の仕様とあまり変化は感じられませんでした。


路面への追従性が良い反面、凹凸にも敏感に反応するため、常に路面とのコンタクトが得られるので安心できますが、「高級車=船のようにゆったりとした乗り心地」を求める方だと期待は裏切られると思います。


ボディ剛性は非常に高く、頑丈な箱に囲まれているような感じで安心感があります。さらに大きな段差を乗り越えてもサスが底付きをして突き上げを伴う感じもなく、ノーマルにしてはよく出来た脚のように思います。



積載性
3
前車はツーリングワゴンのため積載性は申し分ありませんでしたが、今回はミドルクラスセダンということもあり、積載性能は前車と比べてかなり低下しました。


とくに、前車はフルサイズのゴルフバッグが横に4つ積載可能で、さらにボストンバッグも積めましたが、ISは先日フルサイズ3個の積載を試してみましたがダメでした。


せめて3個は積載できる性能があれば良かったです。
ただし、長尺物に関しては、ISはセンターアームレスト部分にトランクスルー機能があるため、スキー板などはキャリア無しでも積載可能なのは嬉しい機能です。



燃費
3
街乗りメインで平均6~7キロ、首都高や関東圏の高速道路メインでリッター10~12キロ。


先日、岩手の実家に帰省した際は、渋滞や信号によるストップアンドゴーも少なかったため、下道メインでリッター12.2キロまで記録しました。


前車はスバルレガシィツーリングワゴン3.0R(排気量3,000)でしたが、燃費性能はほぼ同じ数値であり、排気量、パワーや車重を考えると、レクサスIS350の燃費性能は優秀だと思います。



故障経験
5年落ち、走行距離5.3万キロの中古車を購入しましたが、今のところ、故障は特にありません。



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