道具として実よく出来ている - RVR

マイカー

道具として実よく出来ている

Rudel
三菱 / RVR
G(CVT_1.8) (2011年)
- レビュー日：2015年5月31日
- 乗車人数：１人
- 使用目的：レジャー

おすすめ度： 4

デザイン：無
走行性能：無
乗り心地：無
積載性：無
燃費：無
価格：無

満足している点: 乗り心地とハードめに振り回しても破綻しない性能を両立している足回りで、ワインディングを挟んでの長距離移動を行っても疲れない。

正面、背面のデザイン。
やっぱりこの顔が気に入って買ったようなものですわ。

その他
三菱にしては安っぽくない内装。
前方向の見切りの良さ。
見た目に反した取り回しの良さ。
などなど
不満な点: 絶対的なパワー不足。
マニュアルモードを使用して3000回転以上を維持すれば不足ない走りをするが、そこまでがダルい。
高速の追い越し車線への合流などでなかなか加速してくれずにヒヤッとすることも・・・

側面のデザイン。
アウトランダーベースでできるだけコンパクトにする以上仕方がないが、前から流れるデザインが後半で突然途切れる印象が強い。
フロントとリアはいいのにと、眺めるときにいつも感じる。

思ったよりも伸びない燃費。
高速で我慢の100km/h巡航ならカタログ燃費を超える数字を出すが、街乗りエアコン使用、渋滞気味の通勤路だと8～10km/l程度。
もちろんブン回せばこれより下がります。
総評: もう少しで下取りに出しますが、お世辞抜きによく出来た車だと思う。
前後にコンパクトな車体はパッと見のインパクトから受ける大きさからは想像できないほど小回りがきき、入り組んだ住宅地へも臆することなく侵入できるし、高速で飛ばしても安定、ワインディングで振り回しても不安になるようなことはない。
荷物も乗るし（ミニバンと比べなければ）車内も広い。

にもかかわらず飽きが来てしまったのはこれといった特徴がないからだろう。
道具として非常にまっとうに作ってあって、あらゆる状況で不満が出ない。
これがトヨタや日産から出ていたら今よりはるかに売れていただろうことは容易に想像できるが、はたして今の三菱に必要な車だったのかと考えるとちと疑問。