☆Ｆｒウインカークリア化加工　Part1

●盆休み中、外での車弄りは暑さで断念。　クーラーの効いた部屋の中で何か出来ないかと考えた所、予備のＦｒマーカーＡｓｓｙが有ったので、ウインカーのクリア化をする事にしました。

貰い物では有るのですが、あまり程度は良く無いので、取り合えず実用に耐えるレベル迄出来れば良いかと思って、まずは段ボールにマーカーＡｓｓｙを入れて閉じ、朝９時頃から庭先に置いておきました。

●お昼過ぎ迄放置していましたが、思いの外高温にはならず、試しにレンズを剥いでみた所、何とか剥がれ始めたので、そのまま炎天下で作業をしました。

隙間が有る下側からゆっくりマイナスドライバーでこじ開け、少し開いたらもう１本のマイナスドライバーを開いた隙間に突っ込み、爪部も後方からドライバーを差し込み、爪を押し出す様にしてレンズを一周します。

両端部の特に細い方は抜き辛いので、レンズの淵を割らない様、注意が必要です。

触れない程では無いので火傷等は心配無かったのですが、もう少し時間を掛けて温度を高くした方が良かった感じです。
感覚としては触れなくなる直前位。

ゆっくり剥いだのですが、１個目は何とかOKでしたが、２個目は両サイドの角部を一部割ってしまいました。

●レンズの樹脂自体も劣化しており、硬化している事も有りますが、分解してみると、レンズの傷やリフレクターのメッキの劣化が観られ、以前の保管状態が悪かった事が判ります(多分日光が当たる状態での保管…バンパーに付いた状態で野外放置？)。

使えない状態では無いので、このまま進めます。

爪部分も、どうせレンズの再組み付け時にシーリングするので、ケース側の爪止め部分を一部カットして嵌め易くしてしまっても良い様に思います。

●ケース側のオレンジ色のウインカーレンズを取り出した後、レンズとボディー双方を洗浄します。

レンズの左右両端部、特にシール外側になっている部分は、砂が奥まで入り込んでいるので、中々上手く除去出来ません。

乾いていれば目立たないのですが、濡れると黒く浮き出てレンズの両端がちょっと汚く観えてしまうので、なるべく奥まで除去した方が良いです。

既存のシール剤ですが、除去しないでレンズを再度組み付けする際にシール剤を少なめに全周塗布すれば問題無い様な気がしますが、対外は何処かでシールが切れて漏洩します。　なので、完全除去まではしなくても出来る範囲で可能な限り除去する方が、後々トラブルが無くて良いと思います。

私はケース側はせっせと細めのマイナスドライバーで溝から穿り出し、レンズ側は広めのスクレイパーで傷を付けない様にこそぎ、ブレーキクリーナーで除去しました。

●何も問題無ければ後は組むだけですが、私の場合、モノの程度がイマイチなので、更に手を掛けます。

レンズの欠け部分はpｒo用耐衝撃瞬着で補修後、レンズは裏表出来るだけＰレンズクリーナーで磨きます(画像手前は未処理状態)。

ついでにケース側のリフレクター部分もメッキが剥がれなければ磨いておいた方が良さそうなので、出来る範囲でざっと処理。

●レンズがそれなりに観れる様に磨けたら、ケース側の溝にソール剤を全周に切れない様に塗布し、レンズの細い端部側から嵌め込みます。
その際、爪部６カ所からシールが溢れるので、手で触ってレンズ面を汚さない様にする必要が有ります。

私は爪部のシール効果を上げる為、テーピングして押し込み、隙間が出来ない様にしました。

また、レンズを勘合させる際、ケース内部やレンズ内側にはなるべくゴミ埃が無い様にする必要も有るので、留意下さい。

シールがいい加減だと車両組み付け後に内部に雨水が入ってしまいます(後から勘合部に再シールすれば良いかもしれませんが…)。

●シールの完全硬化迄24ｈなので、それまでにバルブの色塗りをします。

市販のカラーバルブを購入すれば良いのですが、オレンジバルブなら兎も角、シルバーコートされているバルブはかなり高価なので、自分で作ります。

バルブのガラスとソケット部の境目からマスキングを施し、適当な箱にソケットが嵌る位の穴を開け、差し込み後、ガラス表面を脱脂します。

手持ちのプラカラーのクリアーオレンジをなるべく斑の無い様に塗りたくります。

そのまま外で１時間位乾かした後、適当なシルバーのスプレーで軽めに吹きます。

●シルバーは多少斑になっても問題ありません。
むしろ綺麗に塗ってしまうと発光時の光量が少なくなり、暗くなってしまいます。

この辺の加減が判らないので、適当に塗った後に実際に発光させて様子を観ます。　もし暗い様なら、1回バルブのカラーを除去しクリアーオレンジから塗り直しです。