いっしょにかえりたい

ここ数日仕事の終わりが遅く、昨日もお昼過ぎの段階で遅くなるのがわかったので、実家に電話して、息子に
「今日はパパ遅くなるから一緒に帰れないよ」
と言っておきました。

夜の9時過ぎにやっと終わって、息子を気にしながら帰りに実家に電話して
「○○が寝たのなら今日は寄らずに帰る」
と母に伝えた数分後、父から
「○○がパパと帰ると言って泣いている」
と電話がありました。

泣きながら
「いっしょにかえりたい」
とメモに書いたそうです。

昼間は納得した様子だったのですが、夜になって寂しくなったのかもしれません。

私も一緒に帰れないのを残念に思っていましたが、泣いてまで一緒に帰りたいなら連れて帰ろうと思って
「一緒に帰るけど、寝るだけだと伝えておいて」
と言って実家に向かいました。

実家に着くとすぐ妹が来て
「泣いたら何でも通ると思わせたくないから『パパは疲れているから今日はダメ』と言ったんだけど・・・」
と言ってメモを見せてくれました。

メモには
”いっしょにかえりたい”
と、つたない字で書いてあって、私は息子を愛おしむ気持ちでいっぱいになりました。

「機嫌良くテレビを見て、寝るので電気を消したら泣き出して、どうしたのか聞いたら『パパと一緒に帰りたい』とメモを書いた」
と教えてくれました。

息子は泣いたり機嫌が斜めになったりすると口で言えず、メモに気持ちを書きます。

私は妹にお礼を言って息子を抱き上げ
「一緒に帰りたくなったの？」
と聞くとうなずきました。
「帰ったら寝るだけだよ」
と言うとうなずいて納得したようでした。

疲れていたのと時間が遅かったのとで、ご飯もそこそこにすぐ実家を出ました。

帰ったら自分の着替えを済ませて、ほんのちょっとだけ動画を見てから年明けのスキーに備えて出してあった自分のスキーウェアやブーツを見せました。
息子はとても喜んで、見たり触ったり履いたりしていました。

時間も遅かったのでほんの少しでしたが、喜んでくれたので嬉しかったです。


メモについては自分の思っていることを言葉にして口から出すのは難しいのかもしれませんが、いずれはそうなって欲しいと思ってはいます。
でも口で言うことにこだわって、メモに書くことまで　「止めなさい」　と言うと、何も気持ちを表現する手段がなくなって、不安や不満が大きくなったりしますし、「メモでも表現すればわかってくれる」と思ってくれて、そこから口で表現することにつながれば良いと思っています。

それに以前は泣いてしまうと本当に自分の気持ちを表さなかったことを考えると、字で表すことが出来るようになっただけ進歩でもあります。
メモで残るので私が嬉しいというのもあります。

メモは今日持って帰るつもりだったのが忘れてしまったので、また日を変えてアップしようかとも思っています。

今日は日中どう過ごしたかちょっと心配していましたが、妹とランチを食べに行って、機嫌良く帰ってきたそうです。

私が帰ってからは折り紙を少しだけして、できあがった折り紙で遊んでいました。

来週はもう少し一緒の時間が長くなるよう願っています。