東大農場の桜

2015年4月4日（土）。

この日は東大農場の観桜会。

年に1度この時期だけの催しだ。





東大農場とは、西東京市にある東京大学の付属研究施設の通称だ。

正式には、

「東京大学大学院農学生命科学研究科付属生態調和農学機構」

という、ちょっと舌を噛みそうな名称だ。

当施設では一部を一般開放しているが、平日に限定されている。

しかし場内の桜が咲く4月始めの週末のみ、観桜会として公開される。

それが今年は、4月4日と5日の2日間であった。


あまり天気は良くなかったが、主にシニア世代やファミリー層で、

場内はそこそこの活況を呈していた。

【１】





肝心の桜は、比較的高木が多く、本数の割りに見応えがあった。

【２】





僅かにピークアウトした感はあったものの、まだ見頃と言える範囲で、

【３】





来場者の目を楽しませるには十分だったと思う。

【４】





惜しむらくは天気で、同じ桜でも青空の下であれば一層魅力が増しただろう。

【５】





とはいえ土曜日は雨が降らなかっただけでも良しとすべきなのかも知れない。

【６】





こちらの都合で農場は開放を決めているわけでもないし、

【７】





ましてや桜は自然の摂理に基づいて花開き、そして散るのであって、

【８】





人間様のご機嫌を伺うことなとないのだから、贅沢を言える立場ではない。

【９】





今年の桜は足がはやく、あっと言う間に見納めになってしまった気がする。

【１０】





次は1年後。

永遠のように遠く、振り返れば一瞬に感じられる時間。。。



《番外編》


夥しいヤマブキが、農場内の林床を黄色くそめているのが印象的だった。

【１１】





農場のときは、今日もゆっくりと流れてゆく。

【１２】





※EOS 5D MarkⅢ　Carl Zeiss Makro-Planar T*2/50㎜ ZE【1-4/8/11-12】
　EOS 6D　EF100-400㎜ F4.5-5.6L IS Ⅱ USM【Top/5-7/9-10】


（了）