実は社用車のプロボックス(ガソリンF)を→今度は(同じプロボックスの)ハイブリッドFに代替えしまして、
早速、用品類移設と新設準備中なのですが、このプロボックス最大の問題はスピーカー類の設置、特にリアのスピーカー設置問題が一番悩ましいところでありまして...。
通常、荷室またはリアドアのどこかにどうにかして17cm級を埋め込むのがベストと思われますが、どこに埋め込むにしても問題は車外音漏れが酷くなること。これだけは避けたいですからまた前回と同じパターンで、「リアはボックススピーカーを荷室に設置」つまり既存のもの(TS-X480)を旧車から移設で決まりかとも思えたのですが、
改めて思いますに、これ(TS-X480G)だと多少荷室占拠感というか見た目上の存在感といいますか邪魔っぽい感じがそれなりにありますから(こちら確かに少し大きめのスピーカーではあります)→今度はコンパクトなものにしてみようかとも思い始めまして...。
結局、軽量コンパクトを優先し「TS-X180」を用意してみました。というか他の選択肢がありません。もそもそもボックススピーカー自体もうどこからも販売されていません。
まだ見たことも触ったこともなく聴いたこともなく、でもカロッツェリア製品ですから大丈夫、たぶん、でも\7,000?級?? 大丈夫かなあ??? 最悪あんこ抜きあんこ入れ替えチューンしても良いか、、、で、
それがこちら↓↓ すると
一見、品質良さそうに見えなくもないのですが、これがなんとそれらいしい見かけとは裏腹にひどい音質。低音はかなり薄く50Hz以下はもちろん全然 出ておらず80Hzさえまともに出ていないし、中高域も歪みだらけの携帯ラジオ級ではないですか。これはひどいレベルを通り越して評価するにも値しないレベル。
それであまりにショックだったため、分解検証してみました、
裏面ビス3本外し、オモテ面と裏箱部分を分離、写真のようにオモテ面が凹で後箱部が凸になっていてそれらはブチルゴム系の接着剤で留まっているようです。
このから割りがやっかいそうに思えましたが、意外にもかんたんに無傷で分割できました。へらを写真のように少しずつ差し込んで進んで行けばやがて外れます。
すると問題のメインスピーカー(ミッド)はなるほど超廉価版、トィーターも安価な圧電タイプでネットワーク等も見られません。そして、密閉型エンクロージャーながらなぜかバスレフダクトと見間違えるダクトが両端に2組。
加えてエンクロージャー材質は普通の薄手プラ素材。
これはもう廃棄処分か(^^;)とも思えましたが、あまりにくやしいため少々手を加えてみることに。
まず、インストール出来そうなまともな(しかしながら高価な物では意味がないため安価なもの、かつサイズと重量制約の中で)メインスピーカーを探すことから。
すると、こちら汎用13cmのTS-G1320Fなるものが見つかりました。\7,000級ですが悪いものでもなさそう(ただ、中国製のパイオニア)。
そのまま挿入は無理で写真のように四方をカット(金切りハサミで切れますが、歪まないよう注意)
そして写真の干渉部もカット(ニッパーで)
ついでにエッジが干渉気味なためココも少しだけ斜めカット
制振のためエプトシーラー3mmを全周に貼り付け
後にコードも少し延長し少し品質の良いものに交換しました。標準のコード+半田付けでは加工途中で折れ断線が発生してしまいましたので。
ついでに逆さ取り付けになることも考慮し逆向きに取り付け。
※あと、既存のトィーターはそのまま残し配線は切っておきます(おもちゃのトィーターは今回一切使いません)。
そして一応最初の目論見である裏面バスレフ風突起の片方(ウーファー側でない方の)先端をカット、密閉型→バスレフ型に変更、
これで仮ドメ後、早速試聴してみます。ダメなら密閉型に戻すか、ウール詰め込むなりどうにかしてみるつもりですが、、
すると大当たり!!40Hzまで出ますし50Hzも難なく出ています。
※内部にウールは入れない方が良いようです。
あとは接着剤ガチガチに付けて元に戻しビス留めしたら完了。
↑↑マスキングテープして接着しないと接着剤がはみ出てうまく行きません。
・・・なのですが、今後の改修もあり得る事を考慮の上かんたんにはがせる接着剤=写真のような弾力性のあるシーラーで接着しました。
◆注意点
・エッジが干渉していないかオモテからチェック(干渉があるとビビリ音が出る)
・スピーカー本体の金属枠が歪まないようカットと取り付けに注意(こちらもゆがみがあるとビビリ音が出る)
・標準スピーカー配線はひ弱なため半田付け部折れ要注意(ここは平形端子差し込みの方が安心かも、半田付けは経年による折れに極端に弱いですから)
結果大成功でした\(^_^)/ TS-X480並かそれ以上の音になりました。
TS-X180本体¥7,700+TS-G1320F\7,800,その他エプトシーラー類\500分、計\15,000前後での成果となります。
これで車外音漏れなく、またリアからの音の広がり感を存分に味わえる事と思えます。なお、前側はTS-C1020Aをそのまま移設の予定です。
Posted at 2022/02/17 14:43:46 | |
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