PIONEER / carrozzeria AVIC-RW99  

【総評】

　２０１５年１０月に発売された楽ナビの新型ですが、マイナーチェンジなので多少の機能追加はあったものの、基本的には前年モデルと同じものです。
　このメモリーナビの特徴としては、まず２００ｍｍのワイドモデル。
　ＡＶ機能として、地上デジタルＴＶはもちろんの事、ＤＶＤ、ＣＤ、ラジオ、ＳＤカードによるＭＳＶ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、ｉＰｏｄ、ＨＤＭＩ、ＵＳＢ等が対応。
　ナビ性能も、安定のカロッツェリア品質で使いやすく、精度や安心感も高いです。
　エボ７、エボ１０ともサイバーナビを使ってきましたが、楽ナビはＡＶ機能こそ劣るものの、カーナビそのものの差別化が少なくなってきたので、普段使いとしてはお値段以上の十分な満足感があります。
　（ちなみに価格は、ナビ本体、接続ハーネス、バックカメラ、ＵＳＢケーブル、ＳＣホルダー、保護フィルム、それに作業工賃１５０００円を含んだ金額です。）　

【満足している点】

　２００ｍｍのワイドモデルは、ドライバー側に直感的に操作できるハードキーが付いているので、項目が分かりやすく視線を逸らす回数が減ります。
　モニターもＶＧＡかつＬＥＤのバックライトなので、地デジ画像も高コントラストで鮮やかでした。
　さらに、設定項目が多数用意されており、自分好みのナビにカスタマイズ出来るのが良いですね。
　また、ＨＤＤのサイバーナビに対して、ＳＤカードの楽ナビは立ち上がりや反応速度も速いので、イライラしません。
　スマートループ機能はまだ試していませんが、これも役に立ちそう・・・。

【不満な点】

　分かってはいましたが、ＡＶ能力はサイバーナビに及びませんね。
　今回、サブウーファーは入れてないものの、他のスピーカーは前車から移植した同じものですが、音質や音場が全く違います。
　これはＤＳＰやＥＱ、その他スピーカー設定を色々弄ってみましたが、どうにもなりませんでした。
　それと、これまでのリモコンの代わりにスマートコマンダーが付属していますが、使い勝手はあまり良くないので、多分次回のモデルチェンジには廃止されるかも・・・。
　ナビ機能としては、今のところ不満点はありませんが、無料のマップチャージが３年分しか付いていないのは、メーカーに見直して欲しい所です。