新型BRZ/GR86用エアクリーナーボックスを旧型に取り付けてみた。(結果:成功)
1
新型BRZ/GR86用純正エアクリーナーボックス。
旧型に取り付けるのに問題点がありました。
○スロットル径違い。
○インテークダクトが付かない。
○エアフロのサイスが違う。
の3つ。
これらを解消していきます。
※前回の整備手帳と一部内容が重なっています箇所があります。
2
○スロットル径違い。
ZCとZDでは5mmの差があります。
ただスロットルに挿し、バンドを締めると隙間は出来ないようです。(工程17で確認)
コレで様子を見ます。
3
○インテークダクトが付かない。
サイズをみると縦は問題なく入るのですが、横幅がオーバー。
横を削ればエアクリボックスにハマりそうです。
4
ということで、ダイレクトインテークの左右を削り加工します。
最初は人力ヤスリで削っていたのですが、キリが無いので電動ドリルに回転ヤスリを取付け一気に削りました。
結構作りが雑でFRPの厚さが均一ではありません。
計算上片側0.8mm削れば良いのですが規定通り削ったからといって入るとは限りません。
特に角が厚くなっているので、ちょっと削っては充てがって削りすぎないよう注意しながら加工します。
純正ダクトの場合、プラスチックなのでもうちょっと簡単に加工できると思います。
5
○エアフロ径が違う。
コレが一番の問題。
ZD型とZC型はエアフロの形状が違うので流用が効きません。
エアフロ用の穴もZDが31mm、ZCが26mmとまるで違います。
6
固定ビス穴もズレています。
さてどうしましょう。
7
で、用意しましたグロメット。
メーカーはアイテック(株式会社hikari?)
型番はKGE-31A
よくホームセンターに売っているモノです。
サイズは内径が23mm、溝径が30mm、外径(上)が39mm、外径(下)が33mmとなります。
これがZDのエアフロ穴に(ほぼ)ぴったりでした。
これを多少加工します。
金属ワッシャーを加工したり、3Dプリンタでアダプタを作る等色々と方法を考えていたのですが、コレが一番簡単かつ安上がりだと思います。
8
そのままだと結構キツイので外周(下)を1mm程度残して切り落とします。(31mm程度にする。説明しにくいので画像を参照してください。)
内径側は膜を破るだけで大丈夫です。
9
エアフロに通してみるとちょうど良い具合に収まります。(エアフロのOリングはそのままでOK)
この状態でZDのケースに差し確認。
キツくもなく緩くもない状態なら大丈夫です。
エアフロにグロメットを通す際にセンサー類を傷つけないよう十分に注意してください。
またグロメットはエアフロの根本までしっかり挿さるようにしてください。
10
グロメットを装着した状態でエアフロ固定。
この際エアフロがきちんと経路に対して正面を向くようにするのを忘れずに!
ネジの位置を確認するとコネクタ側がほんのちょっと、逆側は約5mm程度ズレています。
また高さはグロメットの厚み分、5mm上に上がっています。
ということで、固定に必要な加工・部材は
○コネクタ側ネジ穴長穴加工
○逆側オフセットステーの作成
○5mmカラー
がということになります。
まずはコネクタ側の取付けステーを長穴加工。
削りカスがコネクタやセンサーにつかないよう養生してから削ってください。
この後一応エアフロクリーナーで内部清掃しておきました。
11
オフセットステーは1mm厚のアルミ板を切り出して作ります。
これは適当に。(;´∀`)
穴のサイズは4mmです。
12
スペーサーを作成。
アルミパイプを切り出します。
これは作業時適当なものが無くしかたなしに作成したのですが、後にホームセンターに行ったときにジュラコン製のスペーサーが売っていたのでそれに交換しました。(;´∀`)
せっかく作ったのに・・・(´・д・`)
13
ネジを組み込んでいきます。
コネクタ側はそのままスペーサーを挟んで締め付ければOKですが、逆側はナットを入れるスペースが無いため上下逆(ネジ頭下・ナット上)にします。
M4の16mmネジは超低頭ネジがベストです。
緩みやすいので注意が必要です。
これでエアフロが固定できました。
一応外周からライトを当ててみて、光が漏れ入っていないかを確認したところ大丈夫そう。
14
エアフロの位置比較。
ZD型はグロメットのせいで5mm上に上がっていますが、問題はないかと思います。
もう一度記載しますが、エアフロの位置は経路に向けて正面を向くようにしてください。
15
サクションパイプに付いているレゾネーターは遮熱板と干渉してしまうのでを外しときます。
モノは椅子の脚ゴム。
サイズは36mm。
バンドは42mm以上でぴったりです。
16
車体に取り付けます。
ダイレクトインテークOK
ラジエーター上部遮熱板とエアチャンバーが接触しているがほんの僅かなのでOK
17
サクションパイプ取付け。
バンド締めたら、外側からライトを当てて光が入っていないを確認したところ大丈夫そう。(内側は内視鏡カメラで確認。写真はカメラ内蔵のLEDを点灯し撮影。
確認時はLEDを消して、外部からの光の侵入がないのを確認。)
18
エアクリや配線・配管を接続。
接続漏れが無いよう指差し確認。ヨシ!
エンジン始動。
無事始動しました。
エンジンチェックランプ点かない(∩´∀`)∩ワーイ
アイドリングも安定。
2次エア吸っているのであればアイドリングは不調なりエンジンチェックランプなりが付くと思うんで、ひとまず大丈夫かな。
中古エアフロを使用したんですが、そのエアフロが死んでいる可能性もあったのですが、問題ないようです。
アイドリングも異常無いようなので、走行テスト。
約1時間、20kmほど走行しましたけど、不具合なし。
ホッとしました。
19
水温も異常なし。
吸気温度は高めですね。
全く遮熱していませんから。
このあたりは今後の課題です。
これでしばらく走らせて異常が無ければ遮熱処理していこうと思います。
社外品サクションパイプも試してみたいですね。
20
全く違和感の無いエンジンルーム。(笑)
後ほど加筆や修正があるかも知れませんのでご了承下さい。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連整備ピックアップ
関連リンク