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2021年08月25日 イイね!

F1角田裕毅のこれまでのターニングポイント

F1角田裕毅のこれまでのターニングポイント
レッドブル総帥のヘルムート・マルコ氏が
『天性のスピードがある』
として惚れ込んだF1初の2000年代生まれドライバー
となった角田裕毅。

異例のスピード昇格には、大きなターニングポイントが
いくつかありました。


改めて纏めてみると、こんな日本人ドライバーは居なかった。
いや、外国人ドライバーでもそうはいない、とその凄さを痛感します。

★SRSで中嶋悟校長に認められた
失敗したらキャリアを諦める覚悟で挑んだ2016年鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS)スカラシップ
最終選考会。2位以内であれば、翌年の国内F4で走れることになる。
その年の選考会は既にF4での走行経験者や海外からの帰国した選手もいて高レベルでの争いではあったが
よもやの3位、最終選考で落選という結果に。
これまでの生徒で最も悔しがって、号泣していたという。



ところが、角田の光る走りが、当時のSRS校長の中嶋悟氏の目にとまったそうです。
中嶋氏の推薦により、2017年F4にエントリーへ。
それから僅か3年でF1まで登りつめた角田の才能を見出したのは、中嶋悟氏だったとも言えます。



2016年スポット参戦のF4で史上最年少表彰台など、2017年も四輪デビュー2年目にしてほぼ完全無双。
圧倒的な順応力と安定した速さを発揮し、ホンダに高く評価され
2018年からホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)育成ドライバーへ。




★走りを見たヘルムート・マルコ氏が目の色を変えた
マルコ氏からの要請で、ホンダが推薦する3名のドライバーを派遣した2018年FIA F3の合同テスト
(ハンガロリンク)。



この3人に角田も含まれていて、実際にその走りを見ることになったマルコ氏。

F4日本選手権参戦中の角田はほぼ初めて乗るF3マシン。3日間のテスト初日からいきなり上位に
食い込む速さを見せ、最終日にはテストに参加していたヨーロッパF3のランキングトップの
ティクトゥムのベストタイムをも上まわる全体トップという驚異のタイムを叩き出した。
この度肝を抜くパフォーマンスを目の当たりにしたマルコ氏が、レッドブル・ジュニア入りを決めた
とされています。

翌2019年から欧州に拠点を移してFIA F3へエントリー。
下位チームからの参戦で、シーズン前半は苦戦が続いたが、後半ではそれまでの課題を改善して躍進
ルーキーながら1回の優勝と3回の表彰台を獲得するなど光る走りを披露し、マルコ氏に認められ
翌年はF2のシートが与えられた。

★F2でさらに評価を上げた
2020年FIA F2チャンピオンとなったミック・シューマッハ、2位のカラム・アイロット、
いずれもF2で2年目以上の経験があったが、角田はルーキーイヤーにしてランキング3位。
ちなみに、小林可夢偉は当時のGP2(現F2)2年目でランキング16位。
2020年シューマッハとの成績比較は次のとおり。
ミック・シューマッハ : 予選ポール0回、優勝2回
角田裕毅       : 予選ポール4回、優勝3回



F2は1イベントで2レースが行われ、レース1(フューチャーレース)は予選が行われた後にレースを行い
レース2は上位8名がスタート順を逆にしてリバースグリッドで行われる。
純粋なパフォーマンスを評価するには、レース1の成績が重視される。
レース1で最も多くのポイントを獲得していたのは角田だった。
予選一発の速さで決まるポールポジションを多く獲得したのも高く評価されている。



FIAルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞。
タイヤマネジメントにも定評あり、タイヤを最もうまく使ったとして、ピレリ・トロフィーも受賞。

速さとレースの組立てのうまさをマルコ氏に評価されて、F1レッドブル姉妹チームのアルファタウリ
(旧トロ・ロッソ)のシートが与えられるというスピード昇格。

ホンダとの関係もあってレッドブル育成の中で、角田は経験が浅くてもライバルに勝てる
学習能力と速さが認められての大抜擢。

今年のF1開幕前テスト、コロナ禍で以前の1/4にまで短縮され、ドライバー1人あたり1日半しかない状況。
そんな中、ルーキー角田が、トップに0.093秒差の2番手タイムをマークしたことで一気に注目されることに。
マルコ氏はきっと2018年のFIA F3の合同テストでの衝撃とオーバーラップして、ニンマリしていた
のではないだろうか。



レッドブルグループのドライバー人事を掌握するマルコ氏。
「ユウキの疑いのない速さとアグレッシブさを維持させることを考えていく必要がある。
彼が過ごしているのは学習のプロセスであり、レッドブルとアルファタウリは、ユウキは将来の勝者
であると今も100%確信している。」

ホンダが撤退してしまう来季以降も、恵まれた環境でチャンスをもらえる可能性が高いと思います。



学びの階段をひとづつ上がってくれることを見守りたいと思います。



ドライビング能力はF2までで証明されていて、タイヤの扱いやバトルやレース運びが上手で
その実力をまだまだ発揮できていない状態だと思います。
F1でそれを発揮できてからが、真に彼の評価になると思います。

そういう意味でも、サマーブレイク明けの後半戦が楽しみです。

こういう光景を、予選や決勝の最終リザルトで見れる日が、数年後に実現するかも!?








※画像はお借りしたものを含みます。

Posted at 2021/08/25 22:25:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | MOTORSPORTS | クルマ

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