ネジ穴修繕2 ヘッドランプリム取付ネジ部
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
購入してすぐだった記憶があります。
ヘッドランプリム取付ネジ部を一つバカにして
しまいました。一つだけ違うネジだったので
外そうとしたら最後が固着しててペンチで
回したらポリッと・・・
2
フローティングナット構造というらしい
四角いナットが中空部分でに上下左右に
微スライドできるネジ穴です。(画像は正常穴)
不具合穴部の裏側
四角ナットは亡失
四角ナットを中空固定していた鉄板の残骸
(スポット溶接付け)が見えます。
今回内視鏡型カメラで初めて撮影
サビが凄いですね((+_+))
表面はテカテカなのに・・・
以来なすすべなく このネジだけは
裏からナットあてて締め付けしていました。
一見裏側に手が届きそうに見えますが
隙間から指先2本しか届かないところなので
脱着は芸当技といえる難儀な感じでした。
長らく治療法考え中でしたがこのたび
やっと着手。
3
ここのナットはフローティング構造にしないと
リムをうまく付けられない結果が待っている。
最大の難関は手が入らない狭さという事
作業空間があれば四角ナットをオリジナル同様
にフローティング固定できる自信はあります。
四角ナットよりミミ代の大きいフローティングナット
(A)を使用して鉄板片をパッチパテで貼り付ける
作戦を考えましたが断念。指2本では無理
(第一古い鉄片を除去もできない)
4穴の内、1穴ぐらいは先のローレットナットで
リジットネジ穴構造にしてもいけそうですが・・・
片っ端から類似工業製品、代用品をネットで
探す。幸いココのネジはM4ピッチ0.7
なので検索はしやすい。
家研ナットのこれが目にとまりました。
ミソは上部が分離できること
追加工してあえてガタツキがでるようにしたい。(本来はしっかりリジット化する物をあえて
退行させる)
3点ツメで多少の微スライド、首振り可が
期待できそうです。
4
穴径は一見、他の径と変わらないように
見えますが 内側の爪のかかる3箇所を
テーパー加工
ナットベースは亜鉛常温メッキ吹いておく
今回はあえて硬度が高いステンレス
(SU304)製をチョイス。
ステンにしたのは通常ネジの締め付けトルクではあえて変形、リジット固定できないことを狙うためもあります。
ナットベース挿入部裏側も同塗料を筆塗り
5
プラハンマーでたたき込む寸前
3つの爪 特に9時位置合わせは重要
(へりの突起構造に合わせる)
根元まで挿したところ
表面に爪が露出していますが
穴部分をU字型にえぐれた環状パッキンゴム
を介してリムを固定するので影響はない
リム取付スクリューをつけます。
(たたしこの穴のスクリューは他の3点を
先に締めた後 最後に締める ここが重要)
↑これは初回締め付け時のみ
以降は意識しないで可。
ここのスクリューの純正部品はステンねじ
かつて同一部品番号でトガリ先角度が違う2種が存在したが今回はトガリ先の長いタイプで統一。
6
治療終了
今回衝撃受けたのは
初めて撮影できたこのネジ部裏側の惨状
新車時からノンレストア状態で55年経過
するとこんなになってしまうのですね。
以前ノーズ部裏側に防錆塗料塗りましたが
ココは狭くて省略してました。
苦し紛れに筆挿し込んでぬりぬりしてみましたけれど今回は暫定。(亜鉛塗ったのは、いずれ黒い防錆塗料塗る際の塗り残し防止用と撮影便利用のため。
狭くて暗い部所に黒い防錆塗料塗ると
撮影すると確認したいところが「闇夜のカラス」になってしまうから。尚黒く見える部分はナットベースに詰めて挿入したグリースがはみ出た物。
7
終わったら風に舞う桜吹雪が
ガレージに入り込んできました。
今日は風がある日なので
まるで舞台演出のように渦巻いておりました。
昨日から結構な量です
今の時期の風物詩ですね
やがて土に還ります。
ヘッドランプリム他のスクリュー取付部の裏側
はどうなっているのでしょうか・・・
袋状になっている部分は見ることすらできない。気にしだすとキリがないですね。
製造時にリン酸ドブ漬け処理はしてるでしょうから・・コスモスポーツの時代はまだカチオン電着塗装は各メーカー普及していなかった
(たぶんアニオン電着塗装か)
いずれにせよ製造半世紀超えた鉄に錆びるなというのも限界があります。
8
あと1か所ボディでネジ穴修正したいところがありますけれどそれは後日に延伸。
喫緊の課題箇所でもないので・・・
しゃがんで作業してたら
腰に違和感。今日は静かにしてます。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク