さて、半年弱 アミティと生活していい所 残念なところ 少しずつ 見えてきました。
まずは 残念なところから
・居住部分
①窓がシングル硝子
現在売っているキャブコンのほとんどの車種はアクリルの2重窓だと思います。
バンコンでも窓部分を拡張しているハイエースもアクリル窓に換装されていますね。
シングル硝子の弱点は結露!! 冬に5人で就寝すると朝には豪快に結露でビショビショになっています。
5人から出る水蒸気ハンパない!!
そして窓から冷気がヒヤヒヤと入ってきます。
バンクベット・2段ベットそれぞれに窓が目の前にありますから頭や足、腕など就寝中に冷気がガンガン当たります。(北海道の冬で車中泊だからビルダーが想定するもっとも過酷な屋外環境だと思いますが)
②備え付けの建具、収納の品質が まぁそれなり品質
アミティはキャブコンの入門車と言える車種だと思いますので建具のレベルも品質よりコスパ優先です。
家具屋さんクオリティではなく、ホームセンターのカラーボックスクオリティってとこです。
引き出しや扉のロックも、ちゃっちい白プラスチックのフックです。ゆる~く止まるだけなので、引き出しなんてすぐに飛び出してきそうです。
上部には収納がズラっと並んでいますが、容量が微妙なサイズなので未だに使用目的がはっきりせずに未活用で旅に出たりします。
エントランスドアや各種の外部扉は全て手動で鍵式です。
ミニバンの代替して使うにはなにかと不便な部分がアリアリです。
③収納容量があるようで実は無い。
イスやテーブル、ベッドを標準の姿で展開していると収納庫は2段ベットの下のスペースのみです。
2段ベットの下段は長女の空間になっているので、まず 長女をどかし、敷いている布団をどかし、
床板を持ち上げないとアクセスできません。
外部からは両サイドからのバケッジドアからアクセスできますが、こんどは中央部分に手が届きません。
この収納庫は普段からほぼ満載でキャンプグッズが詰まっています。
なので家族旅行の着替えや各自のバックはバンクベットに突っ込んでいくことになります。
④マルチルームがない。
もともとトイレの設置は検討材料に入っていませんでした。
トイレや水道がある宿泊場所、キャンプ場へと使う予定だったので夫婦ともトイレは要らない派だったので喧嘩にならなかったのですが、トイレとしてではなく、上着置き場が無いのです。
冬の旅だと全員ダウンジャケットやらコートやら重装備で出発になりますが、その上着を収納できる場所がないのです。
あと温泉巡りも恒例ですが、バスタオルを干すにもマルチルームがあれば・・・
結局深夜のリビングでは干したバスタオルに囲まれながら寛ぐのがお決まりの風景になってしまいました。
・車として・・・・
①ベースがボンゴ
まぁカッコのいいフロントフェイスでは決してないですよね。(笑)
車両の設計が古すぎます。
ドアのヒンジが2段しかなく、狭い駐車場でドアチョップの危機。
安全装備はABSだけの一本勝負。
もともと5ナンバーで3人乗りの設計だったので一人分の座るスペースが極小。
運転席でも右腕の置き場がありません。パワーウインドウのスイッチ部分にすら腕が置けない。
助手席なんてリクライニングすらできない。
アルヴェルなみの出費なのにマニュアルエアコンでハロゲンライトのトラックが手元やってきます。
メーターのデザインは完全に昭和。
パワーウインドウもワイパーも安いモーター感丸出しでガコガコ動きます。
ノーマルの足回りでは、後部に乗る家族は車酔い必死です。
ドライバーはまっすぐ走らせるのに神経使いまくりです。
アフターパーツ、ドレスアップが茨の道。
ハイエースの百花繚乱なパーツが羨ましい・・
パワー不足は覚悟して。 軽自動車に抜かれるなんて朝飯前。
燃費が・・・ボンゴトラック4WDのカタログ燃費が10km/Lですからね・・・
冬は4WDで走ってFFヒーターも使えば5~6km/L
夏で峠などがない平野をボチボチ走って8km/Lくらい 街乗りなら6~7km/Lくらいか?
燃料タンクが小ぶり。かつ給油口がタンクの上部と同じ高さくらいしか飛び出ていないので、
給油ガンのオートストップに任せると満タンの遙か手前で止まってしまいます。
田舎のフルサービスGSで給油を任せちゃったりすると満タンから10L手前くらいで清算されちゃったり。
ざっと思いついた残念部分を書き出したら あっという間にこんなに出てきてしまった。
でも根本的に解決できない部分以外(窓ガラスとか)以外はDIYやちょっとした工夫で改善も可能です。
それがキャンカーライフの楽しいところでもありまして・・
結露が酷いなら結露吸収シートを貼れば改善!!あとは まめに拭く!!
逆に窓が横開きなので走行中でも開けることができます。網戸はついているから虫は入ってきません。走行中は結構快適な窓ガラス。アクリルと違って磨きキズや劣化も少ない
建具のクオリティは諦める!!でもストッパーなんかはホームセンターで金属製も売っていたりするのでDIYで交換可能!!
収納容量は絶対量は増やせませんがサイクルキャリアにBOXを乗せれば幾分解決可能です。
あとは旅の目的に合わせてフレキシブルに荷物を入れ替え!!
エントランスドアのキーレス化は気合でDIY 情報はネットで収集可能です。
ショップに相談すれば施工してくれそうですが・・・いい値段になりそう。
ボンゴの設計、車両の古さは猛烈ですが、灯火類のLED化はこの時代簡単です。
オートライトやアンサーバック。やる気になればプッシュスタートシステムだって後付けキットが売っています。
乗り心地、走行性能はショックの交換で随分改善します。選択肢は少なめですがゼロではない。
パワー不足は受け入れましょう。
お巡りさんのお世話になる確率は非常に少ないと前向きに受け取りましょう。(笑)
ブレーキ能力も厳しいのでパッドを交換するか、シフトレバーで3速・LOWを上手く使えば
減速の補助になりますし、つんのめる姿勢も控えめにブレーキできます。
フットブレーキとエンジンブレーキの共同作業でスマートに止まりましょう。
ほらイロイロ改善すれば残念部分も随分減ってきます。
ドノーマルで納車された状態ではイロイロ不満アリアリCARです。その時点で無理!!
なのか、ちょっと手をかけてあげれば改善できるな!!と感じるかはあなた次第。
長文になってしまったので いいところ特集は次回!! (笑)