昭和64年 1月7日 今から31年前のこと
米国へ向かう 任を帯びて 太平洋上を航行中
日本から衝撃的な入電があり
それが「 昭和天皇 御崩御 」 の報せでした
体調を崩されていたので 間もなくか…と思っていたものの
びっくりしました 乗組員たちは 一様に 不安にかられていたものです
ひとつの時代が終わったと感じながらも
「戒厳令が敷かれたらしい」 「これまでの通貨が紙切れ同然になるというぞ」
「クーデターが起きたようだ」 「日本全体が外出もできず 大変なことになっているらしい」
海の上にいると 実に様々な憶測が飛び交います
携帯電話などが広く普及する前でもありました
とにかく 昭和天皇に追悼の意を表すべく 全乗組員は甲板に招集され
日本の方角を向いて 敬礼と黙祷を行いました ちょうど日本海溝上を航行中のことでした
それから 帰国するまでというもの 日本は無事なのか 家族は大丈夫なのかと
不安な日々を送っていた記憶があります
それが 私にとっての 平成への改元でありました だから大喪の礼も 知らないのです
昭和生まれでありながら 本日が 改元を初体験したようなものと言えるでしょう
本日は 平和で 穏やかな雰囲気の中にて 進行した 新天皇陛下の即位式でしたね
不思議と 日本を離れていた 31年前の時の方が
日本という国と 民族の行く末を 強く案じられた気がします 皮肉なものです
先頭車両にレガシィBR9が出て来て 喜んでたりしました パンダが使っているからかな?
クラウンロイヤルも使われてましたね
とにかく 平成天皇陛下と皇后美智子さまは 常に国民に寄り添い 我が国と世界平和のため
身を粉にして頑張って下さいました 東日本大震災に於いては 被災地を訪問し
私たちの苦しさを共有して下さり そのお姿には胸を打たれるものがありました
長い間のご公務 本当にお疲れ様でございました。
いただいたお言葉に どれだけ勇気づけられたか 深く感謝しております。
ごゆっくりお休みになっていただきたいと存じ上げます。
「平成」 から 「令和」 になって 何がどう変わるか 考えるのは評論家にでも任せますが
私自身は 令和天皇と皇后雅子さまを 心より敬い 復興への喜びも苦しみも
共有していただけるものと確信しています
政府や霞が関には 共感して下さる方はいなさそうですが…
読んだことがない人は 是非読んでみて下さい。
『 原発事故による 放射能汚染で 故郷を追われることになった人々は 原発を誘致し
建設を承認し 原発推進派の 政治家を当選させてきたのだから 例え終のすみ家を汚染されても
それは身から出た錆でしょう。』
これは 東北以外の方々から 投げつけられた言葉です 実にやるせない思いをしました
残念ながら そのような認識をもっている方が 少なからずおられるのは事実
だから 閣僚などから とんでもない失言が飛び出すのだろうと思います
無知の成せる技です
少なくとも私自身は 原子力船むつの 「 5号計画 」 が頓挫してからというもの
原発の建設に 賛成したことは 生まれてこの方一度もないし
そもそも宮城県民に 隣県である福島原発の建設の是非が 問われることはなかったのです
投票どころか 発言の機会すら ありませんでした 隣の県のことですので已むを得ません
8年を過ぎた今 震災復興は 年に一回取り上げられるイベント行事になってしまったため
復興の問題は風化する一方で 取り残された人々は 益々成す術がない状態になっています
しかしながら もう終わったことと 見知らぬ土地で起きている 他人事であると
忘れ去られていく一方でしょう
大津波の被害ではない 放射能汚染の問題ゆえに これはれっきとした「人災」なのに! です
それに歯止めをかけたいので
どのような過程で原発が推進され 建造されることになったのか それを調べ直しているところです
第二の福島原発の悲劇を繰り返さないために 続けて行きます
社会の在り方が これでよいと思っている人は少ないのではないでしょうか
テレビでは 街角の方々にどこもかしこも こうインタビューしていました
「 令和になって どのような時代になって欲しいですか?」と
しかし
世の中は 「 どうなるか?」 ではなく 「 どうするか?」 だと思うのです
そのスタンスに立って 考えないと 物事は変えられない
少しでもマシな社会を望むなら 視聴率第一の マスコミの論評に乗っかるだけでなく
一人一人が 自分で見て 調べて 受け売りでない自分の考えを持つこと
そして それを発信していくことが 求められていると感じます
幸いにも SNSのような便利なツールを 平成において 私たちは手にしました
誹謗中傷や ヘイトスピーチに 利用されてしまうという デメリットも多々あるものの
本来 出会うことのなかった相手とも 心を通わせることができる 大きなメリットを持ちますね
SNSの普及は 日本と世界を一気に小さくしました
何十万キロも離れている相手を近くに感じることが可能になったわけですから
様々な職種 ・ 国家 ・ 人種の枠を超えて 自分なりの考えを論じ合い
人類を幸せにできる 理想的なシステムを 政治家任せにしないで 構築していく
私は 「 令和 」 を そのような時代にしていきたいと思っているのです
皆さんは 「 令和 」 をどんな時代にしますか?
う~ん また ドライブの話を書き損ねました(/ω\)
肩がこる内容なのに 最後まで 読んで下さいまして ありがとうございました
あきれずに 生暖かい目で 見守ってやって下さいね(^^ゞ
~ おわり ~