'33パッカード 12/'09FTP
投稿日 : 2009年06月06日
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今年のフレンチトーストピクニックに、俳優の夏木陽介さんが'33パッカード12を持ち込まれました。
戦前のアメリカ製・超高級車です。
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そこに貼られた説明文です。
シボレーやフォード、キャデラックなどと共にパッカードの名は、僕らの親の世代では進駐軍とセットで記憶されていたようです。
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夏木陽介さんがマイクを持って説明しています。
隣は元CGのエディター大川悠氏、そして地元、渡辺モータースの社長さん。
ボンネットの左半分が開けられています。
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長大なボンネットに収まったV-12エンジン。
汚れひとつ無いコンクールコンディション!!
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ドアキャッチ付近・・・
その輝くばかりのハンドル、ラッチ。
ラッチはまるで家のドアのような形状ですね。
そして2トーンに塗り分けられたカラーと上品なピンストライプ。
足を掛けるのが、はばかられそうなステップ。
さすがに水切りモールは相当傷んでます。
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そのインパネ。
ロールスじゃないの??と思わせるほど・・・リッチ過ぎ!
大量に生産される(された?)アメリカ車は、欧州のクラフトマンシップとは正反対の所に位置すると思って来ましたが、コレを見る限り「戦前の物は恐ろしく高級だったんだ!」と考えを改めざるを得ません。
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内張りなど当然張り替えられているのでしょうけど・・・
ランプ類の配置、調度品、クロスの色合い・風合い、上品なリヤウィンドゥ、ロールスクリーン・・・そして何と言っても背もたれ位置がリヤクォーターの中に完全に入っています。セダンなのにまるでリモのような贅沢なサイズです。
これ以上のエレガンスは無いぃ!!
屋根フェチの僕が絶対に見逃せないリヤウィンドゥの大きさ・・・完全に幌(及び幌馬車のスタイル)を模したものでしょう。
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これまたタメ息のでそうなリヤスタイル。
「トランク」が無いので「トランク」が置かれています。
これに荷物を積み込んで旅行に・・・粋ですね~!
スペアタイヤがフロントフェンダー付近に置かれたクルマもよく見ますが、それを後ろに背負ったコンチネンタル・スタイルも素敵です。
長大なボンネット
切り立ったリヤウィンドゥ
独立したフェンダーとボンネット
クロームのラジエタグリル・・・
'70年代、GMスタイリングのビル・ミッチェル師が始めたクラシック・ルネッサンスは、まさにこの'30年代が原点である事が解ります。
華麗なるギャッツビー、コットンクラブの時代ですね!!
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