前回のブログの続きです。
大阪紀行、二日目。
新大阪のホテルから移動して、
朝10時過ぎにバイクショップへ。
この状態から作業開始。(バイク屋さんが作業開始w)
コグドベルト(タイミングベルト)交換
このベルトを交換です。
余談1:
画像、中央の緑色部品、
なにげにマグネシウム製の部品です。
ワークスマシンに装着されている部品と同じ物だったりします。
余談2:
今は外してしまいましたが、以前
マグネシウム製エンジンカバー(クラッチ側)も装着していました。
これもワークスマシンに装着されている物と同じ物です。
一時期、ワークスマシンレプリカを目指していたもので(汗)
ちなみに、取り外した理由は、ノーマルのクラッチカバーを装着しても穴が開いているため、
クラッチの音で車検に通らないからですw
で、
ブログに戻ります。
交換するにはクランク側のギアを回して
死点(バルブがヘッド部分に収まって突き出していない位置)に合わせる必要があります。
クイッ(クランク側のギアを回す音)
カンカンカンカン・・・(金属音)
だっく「ん?? 何?この音。」
バイクショップの社長が
社長「クラッチが消耗してるかも? 確認してみよう」
うちのDUCATI916、以前はサーキット走行会にも参加していたので、
安全の為に「スリッパークラッチ」を搭載しています。
(スリッパークラッチは、強烈なエンジンブレーキが掛かった際、
強制的に半クラッチ状態になってタイヤがロックするのを防いでくれます。)
余談3:
以前、スリッパークラッチに助けて貰った事があります。
このお話は、近日中にブログに書く予定です。
カチャカチャ(取外す音)
外側が外れました。
余談4:
このスリッパークラッチ、「STM」と言うメーカー品なのですが、
OEMで販売していたのは「GIO.CA.MOTO」
ちなみに、「GIO.CA.MOTO」は後に「DUCATIパフォーマンス」と改名します。
いわゆるDUCATIのオプションパーツメーカーです。
(車で言うと、ホンダは「無限」、ニッサンは「ニスモ」みたいな感じです。)
クラッチ板やフリクションプレートを全て外すと、
アウターバスケットだけになります。
近付いてみると・・・
わっっ!!
ガタガタで波打ってる。
クラッチ板を確認してみると、
アウターバスケットに当たる部分が変形していて
クラッチ板とアウターバスケットの間にかなりの隙間があります。
上から見ると
こんな感じ。
アウターバスケットはアルミですから変形するのは仕方ありませんよね。
これだけ遊び(隙間)があれば音が鳴るハズです。
原因判明しました。
で、
すぐに走れなくなることは無いのですが、
早めに交換するべき状況なのは確かです。
ん?
社長が何か棚の上をゴソゴソしてる。
持ってきたものは、
クラッチ板とアウターバスケットのセット。
社長「中古で極上品があるけど、交換しておく?」
だっく「おねがいしますm(_ _)m ペコペコ」
ここのバイクショップ、
こんな感じで、いつも何とかしてくれるので信頼してます。
余談5:
ここのバイクショップの社長、
以前のブログで書きましたが、
カーボン製リュックを誕生日プレゼントで送ってくれた方です。
インパクトレンチで、
キュルルン・・・(一気に外す音w)
無事に外れました。(^-^)
全体的に掃除した後、
グリスアップしながら組み立て。
カチャカチャ(組み立て音w)
クラッチ、完成しました。
ちなみに、乾式クラッチなのでオイルに浸っていない為、剥き出し状態なのです。。
この後、無事にコグドベルト交換も出来ました。
(作業内容は見ていたので、特殊工具さえ揃えれば、
今度から自分で出来そうです。)
タイヤも
交換済みで装着準備出来てます。
ちなみに、今回のタイヤ
「メッツラー レーステックRR」
こんな感じで、今まで履いていたタイヤ以上に溝が少ないです。
一応、これで一般公道OKのタイヤですよ。
雨の日は走らないので問題ありませんけどねw
タイヤも車体に装着後、
バイクショップの社長、最終確認中。
(クラッチや、コグドベルトの状態を確認してます。)
今回、ついでにオイルも交換しました。
「ヤッコ」製の「10W-60」と言うかなりのワイドレンジのオイルを入れてみました。
熱にはかなり強くなった感じがします。
クラッチ、回転してますw
この後、
クラッチカバーや外装を取付て
完成~ (^o^)
大阪紀行からの帰り道。
エンジン掛けた直後の発進時、エンストしました(汗)
思っていた以上にクラッチの繋がり位置が近くなったのが原因の様です。
クラッチレバーを使いやすい位置に調整します。
調整直後、発進してみると、
半クラッチで繋ぐ際、若干、ジャダー(クラッチが滑る状態)が発生。
ジャダーが発生するのは半クラッチ時だけで、
繋いでしまえばジャダーは出ないので、しばらく走ってみる。
数回、信号待ちからのスタートでジャダーは出ていましたが、
数キロ走った段階でジャダーは出なくなりました。
どうやらクラッチ板が、ほぼ新品だったので、
アタリが付くまでに時間が掛かったみたいです。
新タイヤの感想は、
以前、履いていたタイヤが5年経過していたので比較対象になりませんが、
しっかりと喰い付く感じで安心感があります。
やっぱり、新品は良いですね。
一つ、重要な事。
今回、リアタイヤの扁平率が5%上がって(180/55R17から180/60R17)いるので、
リアの車高が若干上がっている為、
跨った際に、脚付き性が若干、悪くなりました。
(以前はかかとまで地面に着いていましたが、かかとが少し浮く状態になりました。)
ハンドリングは、重心が前側に移動した事により
以前よりクイックに曲がるようになった感じがします。
(まだ、タイヤの皮むき中なので、高速道路でのレーンチェンジとかの感想しか書けないのです。)
その後は快調に走って、
無事に自宅(広島県)へ到着。(^-^)
あとがき
クラッチ交換とかオイル交換など、
予定しなかった出費がありましたが、
快調を維持するための出費なので惜しみませんよ。
とても満足なメンテナンスでした。(^-^)
あ!
今回、余談が多いですよw
余談6:
大阪のお世話になっているバイクショップにこんな車両がメンテナンスで入庫していました。
この画像、リア側から撮影したのですが、
何の車両だか判ります?
ヒント:画像の黄色いファンは、ラジエターファンです。
横から見ると、こんな感じ。
ラジエターがリアサスペンションの後ろ側に装着されてます。
皆さん、判りました?
かなりのレア車両なので知らない人が多いかも?
答えは、
「ベネリ トルネード」でした。
ちなみに、
ベネリ トルネードはグレードが2種類ありまして、
下のグレードは200万ちょっと。
画像の車両は、上のグレードで500万越え(高)