イソップのブログ一覧

今年は縁あって？数台チェンソーの修理しました。そのうち一部をご紹介。
マキタ　ME230T　オイル出ず。


ウォームギア欠けが原因


スチール　０１８　オイル出ず



ウォームギアを中華コピー品に交換。品質が悪くセンターの銅部分をやすりで修正して使用。もう買わない。

クボタK-CS132（ゼノアのOEM)

倉庫に長期放置品の復旧。３０年くらい前の製品。チェンブレーキなし。
プライミングポンプもなし（後期型から装備）。ホコリだらけ。
とりあえずCRCを吹き込んだらエンジンが一瞬掛かったので点火はOK
アマゾンでダイアフラムセットを購入（２９９円）

エンジン絶好調。プライミングポンプなくてもすぐ掛かる。なーんだ
エンジンの調子が悪い機械はダイヤフラムを変えればいいんだなと学習。
部品は全然出ないけどガタガタだったバーは供給あったので交換
チェーンも交換。


これが軽くて使いやすい。ブレーキがないのでキックバックは心配だけど・・・
チェンオイルの供給も変わり種。排気ガスを導き圧力でオイルを押し出す方式。
よってエンジンアイドリング時にもオイルがダラダラ出るしエンジン止めても
しばらくオイルが後垂れする。

この３台いじった感触として、スチールの機体はカッチリ作ってある印象。
でもマキタの短いバーも素人には使いやすいし、ブレーキのないゼノアも悪くなかった。
チェンソーは農機具の中では精密機器に位置するのかな・・と思いました。
それより何より、やっぱりチェンソーで大事なのは「刃の研ぎ方」ですね。
私包丁研ぎも苦手ですが、チェンソーの刃研ぎも難しい！！
精進したいと思います。新品の切れ味はすごい。

2020年４月実施
ワゴンRスティングレイ（MH23S)
オルタネーターからのガーガー音がひどいのでベアリング交換することに。
そんなに難しいこともないだろうと作業開始後２０分


オルタネータが出せません。抜けません。スペースがない。

どうすんだこれ？
ググると、エキパイ外してドライブシャフトを抜いてエンジンマウントを外してサブフレームを下げて抜くとか書いてあって脱力。やりたくない・・・

YouTubeで検索してみると、「外したオルタをエンジンの裏側（バルグヘッド側）の隙間を通して、バッテリーケースとキャニスターを外してできた隙間から引き摺り出す「裏ルート」があるとの動画が！やってみよう。


バッテリーケースを外してみましたがどう見てもそんなスペースはありません。
よく動画を見るとミッションの形が違います。動画のは４ATでしたが、この車はCVTです。よって裏ルートはありません。


画像だとここから出せそうなんですけどね。絶対に無理です。
ネットの皆さんも苦労されているようです。

じっくりエンジンルームを見て考えました。
とりあえず簡単に外せるスロットルボディを外してみると


インマニが簡単に外れそうなことがわかりました。
インマニを外せば隙間ができそうなので取り外してみることにしました。
結果これが大正解。


ただね、冷却水は抜けますね。あと、インマニのパッキンが右から左に手に入りません。組み付けどうしよう。
でもドライブシャフト抜いたらATF抜ける→補充用オイル持ってない
エキパイ外すときボルトが折れたら？→リカバリー困難
エンジンマウント外してサブフレーム下げてなんて無理
（実はやりかけたんですが途中で元に戻しました）

というわけでインマニを攻めることにしました。



インマニが外れたらボッコリ穴が空いてアクセス良好
簡単にオルタネータが取り出せました。
インマニは１０ｍｍのボルトを十数本外すだけ。エキマニだのドラシャだのに比べたら楽勝です。
と言ってもインジェクターやその他外す必要ありです。






心配していたインマニのパッキンは、紙じゃなくてオレンジ色のOリングタイプで劣化もしておらず、再利用可能でした。本来は交換すべしでしょうけど作業後半年以上経過しても水漏れありませんのでOKでしょう。

あとは近所の金物屋さんで買ってきたベアリングと交換して完了です
写真撮る暇なし。これからの時代は動画だな。
ベアリング叩き出しを裏から見たの図。添え木をしないで叩くとケースが割れるよ。

もう片方のベアリングはアマチュア側に残ったのでプーラーで抜きました。

外した部品はこんな感じ
スロットルボディ、インマニ他

マキタ風中華インパクトレンチが便利です。

いろいろありましたけど半日ちょいで無事に終わりました。