半月近く前ですが、ハイドラの為だけに、客船で往復48時間、滞在時間4時間で父島へ行って来ました。
本当は暑く成る前のGWに行きたかったのですが、旅行会社ではチケットを取る事が出来無かった為、7月に成りました。
お金は掛かりますが「1度切りなので、4室しか無い特等室を取って欲しい」とお願いしていた所、無事に取る事が出来ました。
出発日の竹芝の天気は小雨雑じりでしたが、予定通り11時に出航しました。
GWは全く取る事の出来なかった特等室ですが、出発した日は私の他は1組の乗客だけで、空室がありました。
ネットでは観ていましたが、特等室と言うだけあって、出入りはカードキー使用で、室内はかなり広々としています。
別室に特等ラウンジとやらがあって、マッサージチェアー、ドリンクサーバー、水素水給水器等が全て無料で利用出来ます。
竹芝でアルコール、おにぎり弁当、ミネラルウォーターを数本購入して持ち込んだので、少し損をした気分に成りました。
翌日の朝、ミネラルウォーターだけを利用させて貰いました。
出航時は天気が悪く、特等専用デッキに出ても仕方が無いので、船内をウロウロしていました。
想像していた通りで、30分も経たない内に飽きてしまって、やる事も無いので、部屋に戻って、BS放送を観たり外を眺めて時間を過ごしていました。
出航して直ぐにレストランや、売店等の営業時間を知らせる案内放送が流れましたので「初めは混雑するから、後に行こう」と13時過ぎにレストランへ行って見ました。
「絶対食べてやる」と考えていた島塩ステーキを注文して見ました。
小笠原丸はレストランや展望ラウンジ、売店でSuicaが利用出来るのでかなり便利です。
チャージは出来ませんが、スマホが圏内であればチャージ可能です。
レストランでは注文してから番号札を貰って取りに行くと言う流れでした。
島塩ステーキは、厚さは1cmも有りませんが、初めて船で食べ物を食べた事もあってか、とても美味しく感じました。
レストランを出て、売店でアルコールを販売している事を確認した後、展望ラウンジへ行くと、つまみに成りそうな総菜物が色々と販売されていましたので、焼きそば等を購入して部屋に戻りました。
パックに入って販売されているので、こちらも便利です。
展望ラウンジのテーブル席等では、既に良い気分に成っている方々が多かったです。
部屋に戻って、またBS放送を観たり外を眺めて時間を過ごしていましたが、暇すぎて耐えきれずにシャワーを浴びて夕方から宴を始めました。
大島、三宅島、八丈島の側を通過する際に放送が流れるのですが、デッキへ出ても風が強いだけで、全く観えませんでした。
酔い止めを飲んでいたせいか、酒を呑んでも中々酔う事が出来ませんでしたが、夜間はBS放送も観る事が出来なくなるので、横に成っている内に眠っていました。
翌朝、7時頃に放送があって時間は忘れましたが「真夜中に中間地点を予定通り通過しました」との内容とレストランや売店等の営業時間の案内もありました。
外は曇りで余り遠くが観えませんが、朝にはまたBS放送を受信し始めますので、11時の到着迄部屋で過ごしていました。
父島へは予定通り11頃到着して、外へ出るともの凄い蒸し暑さでした、改めて客船を観ると「やはり大きいな」と感じます。
滞在時間4時間で、目的はダムCP1つだけなのですが、小笠原村は世界遺産の為、ダム見学の許可が必要なので、事前に村役場から送って頂いた申請書を、村役場の建設水道課に提出しに村役場へ向かいましたが、5分程の距離でも汗が噴き出して来ました。
建設水道課へ申請書を提出した際、地元の方に誤解を与え無い為、腕章を着ける様に言われますが「ダムを観て直ぐまた15:30の客船で戻ります」と伝えると笑いながら「トンボですか?では、付近の方に連絡して置くので腕章は結構ですよ」と言われました。
村役場を出て、今度は予約をしてあったレンタカー屋さんへ向かいましたが、また5分程歩いただけで、もう汗が止まりません。
無事にレンタカーを借りたのは良いのですが、今度は結構強くにわか雨が降り出しました。
雨の中どうにかダムの入り口にたどり着いた時、やっと雨が上がったので立ち入り禁止ゲートの前に車を停めて、ダムの方へまた向かいましたが、蒸し暑さが更にましていました。
300m程ダムへ向かった所で、CPは獲れましたがそのままダムへ行こうとした時、また雨が降り出したので、諦めて急いで車へ戻りました。
ダムの写真1枚でもと思っていたのですが、残念です。
他に観る所もないので、そのままレンタカー屋さんにレンタカーを返却しに戻りました。父島へ到着してから、1時間ちょっとです。
暑さでヘトヘトに成りながら、港近くのお店で弁当を買って、フェリーの待合所で乗船時間迄待っていました。
待合所は風通しが良くて涼しくて助かりました。
やっと乗船出来る時間に成りましたので、客船に入ってエアコンの温度を下げるだけ下げて出航を待っていました。
出航したので、カーテンを開けると何故か部屋の前の特等専用デッキに、他の乗客の家族の方が一杯来ています。
カーテンを開けた時、子供さんがジッと部屋の中を観ていましたので、裸天国とかに成って無くて良かったです。
父島から出航する際は、30分だけ一般の乗客の方でも特等専用デッキに入る事が出来ると入り口に記載がありました。
外へ出てみようかと思いましたが、部屋の中から島の方々の見送っている姿を観ていました。
海上自衛隊の方々も乗船していたせいか、見送りにも海上自衛隊の方々が来ています。
テレビで観た事はありますが、本当に凄い見送りで、たくさんの船が小笠原丸の側を沖合迄手を振りながら見送りをしてくれます。
たまに乗客の方から歓声が上がるので、観てみると島の方々が船から海へ飛び込んだりしていました。
これには、部屋の中でもかなり感動しました。
しばらく感動して外を観ていましたが、やがて見送りも終わり、竹芝へ予定通り向かっています。
今回、行きも帰りも聟島列島だけは良く観えました。
シャワーを浴びた後は、また何もやる事もないので、売店へ行ってアルコールを購入して宴を初めて気持ち良く寝ていました。
翌日は、竹芝へ予定より30分程早く到着して無事に戻りました。
観る事も出来なかったダムCP1つの為にアホみたいな事をしましたが、一切の船酔いも無くあの島の方々の見送りを観れて行って良かったと思っています。
長くなってすいません。