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2015年08月31日

ジース社長の210系クラウン開発ストーリー

ジース社長の210系クラウン開発ストーリー 皆様、おはようございます。

涼しくなりましたね。

クラウン開発ストーリーが出来ました。

開発の熱意が伝わると嬉しいです。



ジース社長の210系クラウン開発ストーリー





210系クラウン
18系から生まれ変わって高剛性のボディ、しなやかな足回り、強化されたブレーキ、充実の内装とトヨタが本気で作った車とすぐに分かり184 3.5Lをすぐに購入しました。
それから早いものですでに3世代目になります。なんと今回の210系もプラットフォームが変わっておらず18系そのままでフルモデルチェンジしました。したがってレイアウト、形状はほとんど共通でリアバンパー周りとハイブリッドを追加開発すれば完成します。
それでも私自身思い入れが深いので渾身のマフラーを作っていきたいと思います。
どうか最後まで読んでくだされば幸いです。

まずはノーマルバンパー用。
アスリート系でないとテールがありませんのでアスリートを開発します。

真円115φのプレミアムハーフ






価格はハーフステンレス 99,000円 オールステンレス 124,000円



オーバル120×80φのヴェルス






価格はハーフステンレス 107,000円 オールステンレス 132,000円


オーバル120×80φツバの部分が大きくお洒落なブレース



  

価格はハーフステンレス 107,000円 オールステンレス 132,000円


ここまでがノーマルバンパー対応マフラーです。
そしていよいよ専用リアアンダースポイラーを開発し、専用4本出しマフラーを制作します。

まずエアロですが、形状が難しい!!
オーナーの方ならお分かりと思いますがサイド部分と後ろ部分の段差が大きくてスムーズにつなげて行くのが大変です。何度もやり直してやっと形らしくなってきました。






リフレクターの位置ももっと内側にテールの中心に来るようにしたいのですがノーマルバンパーの窪みがこの位置にあり動かし出来ません。リフレクターの間のラインのバランスを何度も直して、やっと完成しました。


 



リアアンダースポイラーの価格は49,800円です。
専用リフレクターは左右で4,000円です。


そしていよいよ専用マフラーを制作します。

2.5L,3.5Lは普通にレイアウトできますがハイブリッドは左リアタイコの搭載位置が内側にずれますのでテールのみ外側に持ってこないと左右対称になりません。
制作が大変ですが車の構造上仕方ありませんね。





そして完成しました。
やはりカッコいいですね!
今回は120×80φのビッグオーバルテール4本出しがベストマッチするようリアアンダースポイラーの開口部分を決めています。









価格はヴェルスデュアル、ブレースデュアル共にハーフステンレス137,000円、オールステンレス 162,000円です。


ここでリアアンダースポイラー装着の方法を書いておきます。
リフレクター角から大体85mmの下部分の所からカットし出して(下のクリップの所から始めてもらえば大丈夫です)トップはバンパーのライン上でカットを進めて降りて来て、大体300mm位加工します。(一番下の広い部分です)真にも難しくありませんし、間違えてもアンダースポイラーが被りますので問題ないと思います。








もう一つ、マフラー装着のステーについて説明していきます。
リアタイコ部分の純正取り付けステーは牽引フックと一体になっており、シングルテールは問題ないのですがデュアルテールを装着しようとすると干渉してしまいます。また、何故か分からないのですがこの部分のゴムラバーだけ非常に柔らかいグニャグニャのラバーが使われています。これではすぐに伸びてしまうし、テール位置がうまく出ないことがありますので、当社は専用ステー、ラバーを付属しております。このステーの取り付けを開いたり、閉じたり、左右に振ったりすることにより左右、高さが自由に調整できますので非常にフレキシブル、便利です。したがってどんなに車に個体差が有っても必ずテール位置をベストに出来ますので皆さんも納得のいくまで調整してみて下さい。








全てが完成しましたので試乗してきました。やはり先代と同じでリアピースのみでは全然物足りません。各エンジンの素性は分かってそれぞれ排圧をコントロールしたパワー感のあるサウンドをしておりますが、音量が小さ過ぎです。やはりフロント、中間を交換しないとこのエンジンは真価を発揮しないですね。
それでは開発に入ります。
なんと!やはり!2.5Lと3.5Lは共通です。したがって今までの200系のフロント、中間ピースをそのまま販売いたします。
そしてハイブリッド。
この車は直列4気筒が搭載されていますので片側バンクからのみ排気していますのでシングルピースになります。あまり太いと抜けすぎになってしまうので60.5φパイプを使いレイアウトしていきます。何も難しくはなく完成しました。これでエンジンの持っているフルパワーが体験できます。写真を撮り忘れてしまったため、後日排気ガス検査に行くときに写真をアップします。
2.5L,3.5Lの写真を載せておきます。







最後に2.5L,3.5Lは高出力タイプBのレイアウトがそのまま使用できますのでよりハイパワーを求める人はご参照ください。200系と重複しますのでそのままの文章を張り付けておきます。
☆タイプBの開発思想☆
ここでタイプBの詳細を説明します。
何故私が純正と互換性の無いタイプBを開発したのか、読んでくだされば幸いです。
まず、中間出口部分の純正フランジ径は外径60.5Φ、内径57.0Φです。どんなに効率の良いリアマフラーを製作しても、この57.0Φの部分を通ってしか排気は抜けていきません。リアマフラーのパイプ径を太くしても、タイコを効率のいい構造にしてもまったく何の意味もありません。前の部分が抜けないのですから・・・
したがって抜けの良いマフラーを装着した場合、エンジンにかかる排圧はこのフランジ部分から発生します。これではいけません。リアマフラーの意味がなくなってしまう。この思いからタイプBを開発いたしました。難しい話かもしれませんが、中間フランジが57Φということはここの体積は2,550立方mm、リアマフラーは左右出しですから、片方の排気効率はその半分の1,225立方mmで物足ります。これを3.14で割って、その平方根19.75を2倍すると、39.5mmになります。パイプの厚みが1.5mmほどですから、42.5Φのパイプ径があれば中間フランジ径よりも排気効率が良くなります。リアマフラーはたった42.5Φのパイプ径でいいんですよ!それ以上はオーバークオリティー。さらに本当は温度を考えなければいけません。エンジン出口と違って中間タイコ出口部分は400度位の排気温度です。さらにリアマフラー出口部分は200度位まで下がってきます。したがってメインパイプは42.5Φで製作しても、リアタイコ内部構造は42.5Φでもオーバークオリティーになります。他社市販マフラーがどんなに頑張っても、この関係上当社タイプBを越えるパワーは発生できないと思います。これが純正と互換性の無いマフラーを開発した理由です。補足ですが当社純正交換タイプのリアマフラーはタイコ内部構造が先程の42.5Φ以下のオリフィスを使用し、中間フランジ以下の排気効率で、したがってリアタイコエンド部分からエンジンに向かって適正な排圧を跳ね返しています。これにより低速域からノーマルを上回るトルクを発生し、しかも高回転では出口部分の温度からエンジンの排気量がスムーズに抜ける径以上のパイプ径を使用したオリフィスを使用しているので、綺麗に回り、当然ながらパワーUPをしています。
何だか企業秘密をどんどん話しているような気がしてきましたのでこの辺でやめておきます。
これでよくお分かりいただいたと思います。ZEESマフラーはその車種ごと真剣に開発し、最高の排気効率を実現しています。どうか一度皆さんに体験していただきたいと思います。





※タイプA(純正リアピースと互換性があります)を購入の場合フロントパイプ、中間タイコをセットで購入し、そろえる必要がございます。
※タイプBを購入の場合フロントパイプ、中間タイコ、リアピースまで購入し、そろえる必要がございます。タイプBリアピースは各マフラータイプがあり、各タイプ20,000円UPで販売しております。パイプ径を揃えただけのマフラーではなく、タイコ内部構造も専用設計となっておりまさにスペシャルな作りとなっております。


最後まで読んでくださり有難うございました。
乱筆お許しください。


                          株式会社 ジースプロジェクト
                             代表取締役  澤村 淳
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Posted at 2015/09/01 09:58:21

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