サスペンション・ショック交換 ③ フロント編(後編)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
気を取り直して次にショック・アブソーバーをはずします。
(すみません、はずした後の写真です)
2箇所の白矢印のボルトを緩めると簡単に外せます。
ショック・アブソーバーを外すとハブが垂れ下がるので、あらかじめロワーアームの下にパンタジャッキをかけておいてください。そうしないと外しにくいかも知れません。
パンタジャッキでハブを保持すると、このあとの作業でも便利なので用意しておくことをオススメします。
次はラバーコーンの圧縮です。作業に夢中になって写真を撮り忘れてしまいました。ラバーコーンコンプレッサを使ってきっちり締め上げ圧縮します。
まーどっちみちラバーコーンコンプレッサを両手で使うと写真は撮れないんですが・・・w
2
さて、いよいよ難関です。佳境だよ佳境www
ここが済めば終わったも同然w
アッパーアームの軸になっているピボットシャフト(白い矢印の位置に入っているシャフトのこと)を抜いてラバーコーンを外す隙間をつくらなければならないのですが、このシャフトを外すためにいくつかのボルトやナットを緩める必要があり、工具が入らなくて苦労します。
はい、慣れてないのでとにかく苦労しますw
外すボルトは黄色矢印の位置に2個あります。写真のポインタは上下ですが、実際は手前と奥の2箇所にあります。その間にあるでかいナットは外さなくてもOKです(最終的にシャフトをこちら側に引っこ抜くので)。手前はボルト&ナット、奥側はボルトのみで固定されています。ボルトは手前のものが長いです。
さてさて。
どっからアクセスするかが大問題なんですが、
私は元々少し開いていた赤矢印の隙間をぐいーっと広げて、そこから首振りのラチェットを入れて少しづつ回し、ボルトを外しました。
首ふりのラチェット、必要ですw
3
同じくシャフト右側の固定部を見てみましょう。
こちら側は白矢印の位置にある、真ん中のでかいナットをひとつだけはずせばOKです。
頑張って左右の外すべきボルト&ナット(計3本)をすべてはずしたら、緑矢印のように左側に向けてシャフトを抜いてください。
このへんの作業は手がグリスだらけだったため肝心の写真がありません…。
シャフトを大方抜いてアッパーアームの車体側の根元を赤矢印方向に斜めにずらすと、アッパーアームをはずすことができますので、できた隙間からストラットとラバーコーンを取り出してください。
フロントは抜くまで遠い道のりですね・・・w
4
外したラバーコーンと純正のストラットです。
ラバーコーンは相当縮んでしまっています。AT車で10年ものですから仕方ないかもしれませんが、カチカチになったこれを触ると、振動がすごいのも納得できる気がします。
5
純正品と、これから取り付けするコイルスプリング&ハイローを比べてみました。
ラバーコーンってデカイですね。
このあとは、コイルスプリング&ハイローを組んで、ハイローにナックルジョイントを差し込んで組み込みます。ナックルジョイントは傷んでいなければ再利用が可能ですが、固着して抜けないときは内側からドライバーかなにかでたたき出してやれば簡単に抜けます。球体部がサビていたりプラスチックの受け部やブーツに傷がある時は交換したほうがいいです。あと、アッパーアームに取り付けしたら、ブーツをしっかりと取り付けします。ブーツを取り付けるのは結構面倒なので、ナックルジョイントにプラスチックの受け部を予めつけてブーツを被せた状態でアッパーアームの所定の場所に差し込んだ方が簡単です。
アッパーアームやショックアブソーバーは、外したときと逆の順で全部元通りにします。最後にタワーボルトをつけるのを忘れないようにしましょう。
6
取り付けが完了したところです。
真新しいショックがカッコ良いです!
7
反対側もおなじなので頑張りましょう。でも実はこっちの方が難関です。
というのは、
①インナーフェンダーにあった四角い窓がない。
②ブレーキラインが邪魔。
など左側 とちょっと違うんですね。
やっとの思いで左側を終わらせて、これを見た瞬間一瞬途方にくれてしまいましたが、一休さんのように考えて考えてどう対処したかというと…
赤矢印のインナーフェンダー部分をベロッと手前に折り曲げてめくっちゃいました(笑)!
ぜんぜん考えてない!チカラ技!(笑)
もう文字どおり力技です。
サンダーでサービスホールをあけたりエンジンルーム内部からアクセスすることも考えたんですが、一番簡単に早くできる方法がこれだったんでやっちまいました…。
でも自分のミニだからいいよね(笑)!工具を入れるスペースさえできればこっちのもの、あとは先ほどの手順とまったく同じにやってしまおう。
…と思ったらこっち側のラバーコーンがいくら締め上げてもちっとも縮んでくれなかった(涙)。難関に次ぐ難関で、またもや途方にくれかけたんだけど、縮めなくてもアッパーアームもろとも外しちゃえば良いということに気がついたので、例のボルトやナットをサクサクと緩めて先ほどの手順でアッパーアームをはずしてストラットとラバコンを抜きました。
あとは手早くハイローとコイルぶち込んで・・・w
じゃーん。新しいパーツセット完了!
あーそうそう、めくったインナーフェンダーはちゃんと元に戻しておきましょうw
8
参考。これがあって助かった、首ふりのラチェットw
安いので十分ですが、ないとどうにもならなかった・・・w
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