LANCIA Delta HF Integrale 16v
WRC 世界ラリー選手権は1980年代後半、路上のモンスター Gr.B 時代から、より市販車に
近い Gr.A で戦われる様になり、ストラトス・037・S4のランチャが作った連戦連勝のマシン。
デルタ HF インテグラーレの走りは文字通り完全無欠。
1.4Lクラスの小さなファミリーハッチバックの狭いエンジンルームには
MAGNETI MARELLI 製電子制御 インタークーラー付 Garrett製 T3 Turbo
4バルブ 直列4気筒 2L DOHCの力強いエンジンが詰め込まれる。
自分の悪い頭をさらにアホにした素敵なイタリアン ラリーカー。
センターにトルク配分をF44:R56のリア寄りに変更したトルセンデフを
持つハンドリングを重視したFull Time 4WD。
ショートホイールベースとブリスターフェンダーにより広げられたトレッド。
納車まで半年待ち、新車なのに雨漏するのは御愛嬌w
慣らしもそこそこに、エンジン・足周り・ボディをフルチューン。
強化したその脚は、 どんな時でも気持ち良く自分の手足の様に操れる。
腰から曲がれる陽気なコーナリングマシンのシートに座るとハハハハハ
何時も自然に笑いが込み上げてきた。
毎日、タイヤが溶けるまで走っていて、この頃の山では文字通り完全無敵。
当時は300PSでも充分、速かった時代。
しかし速さにも次第にマヒしてしまい、ブーストを上げ過ぎた為に最後にはエンジンをブッ壊した。
リアルタイムで、この車で走り倒せて本当に良かったと思う。
今でも良いコンディションの車が現ればコレクションとしてではなく、
また狂った様に走り倒したいと言う妄想に魘されるくらい、
Audi 80 Quattroと共に4駆の使い方を自分に教えてくれた楽しい車であった。
Tune
ハイカム&CPU・VVC/ガスケット/クイックトレーディングエキゾーストシステム
オイルクーラー/強化クラッチ/軽量フライホイール/クイックシフト/LSD
FRPボンネット/アンダーガード/前後タワーバー/強化ブッシュ各部/強化スタビライザー
BILSTEIN Tarmak kit/Brembo ドリルドローター&パッド/ステンメッシュホース
ホイール O.Z Racing Speedline カーボン冷却フィン
RECARO SR x 2 TRW Sabelt x 2 MOMO 2スポーク バックスキン