塗装(後編)。

若い頃、仕事に嫌気が差すと「一軒塗れる様になる迄は半端にやめないぞ！」と働き始めた時の決意を良く思い出した。

会社的に一人に任せず職人皆で一気に片した方が良いので、今まで一軒そっくり一人でやった事はないが、何年もず～っと塗ってんだから塗れるだろう。

しかし、他の職人達と完成させる事と自分が一から段取って完成させる事はやはり違う筈。

今回独力に拘ったのは足場の架設～塗装一式を一人で出来るかどうかを確認する意味があった(笑)

出来たなら目標は達成しているから、いつこの業界を卒業しても半端じゃないって解釈だ。





休みに入った12/27、会社から足場と材料を回収しいよいよ作業開始！



日の出は遅せ～のに日の入りは早く、また材料的にもシーリングは打って１日置かないと乾かなかったり、その前のプライマーは８時間以内に施工しなきゃいけないし、壁の塗料も夏場なら下・中・上塗り出来るが冬場じゃ２工程がいっぱいいっぱい、かといって工程間も時限があったり(長くて一週間)と、、、あれこれ制約てんこ盛りの中での工事、うまく段取ら無いと中々進まない。

そんな日々の段取りで毎晩酒が進むこと(爆／←でも次の日に響くから深酒禁止)

しか～～～～～～～～し、正月休みの筈なのに全然休みの気がしない(T_T)

そりゃそうだ、他所の家か我が家かって点が違うだけで、やってる事は普段の仕事そのもの…

休みなくぶっ通しでの肉体労働ってつくづくキツイよな、例え週一でも休みのありがたみが身にしみて良く分かる。

でも、正月休み中に雨が１日降って休める日があったが、代わりに作業ができない訳で嬉しいけど嬉しくない様な複雑な気分だった(笑)






結局、正月休みは８日間作業が出来、急遽休みになった成人の日前後３日で二面を完成させ、足場を架けかえるところまで工事が進んだ。

２月上旬には何とか３面が仕上がり残り一面だ。



リミットまで一ヶ月有るので中々休まらない身体は別にして気持ちは楽になってきた。

そんな１月～２月、頭を悩ます問題が２つ程発生するのだが…(←塗り替えと平行して発生すんな！って感じ）何しろ、これなら天気さえおかしくならなければ予定通り足場は外れるだろう。

運良く天気も味方してくれ３月に入って足場の要るところは何とか塗り切り、最後のマニクルに参加した第二週の午後に足場を解体する事が出来た。

この時点でまだベランダの中が残っていたが、もはや足場とは無縁なんで少し放置し、これまた数年前から検討していた花壇の作り替えを優先する事にした。

花が咲き出せば花壇もまた来年になってしまう…

これは特別編に続けるとして、最終的にベランダの中を塗り終えたのは先月の箱協の翌週末19日の事だった。




　
いざ終えて見ると、１月に仕事が始まってからは少しでも作業時間が惜しくて、出勤前に30分とか、現場が近いと昼休みに家帰って少し作業したり、現場が早く終われば暗くなるまで作業したりと‘塵も積もれば’的に進めた事、また急ぐ余り無理して塗って急な雨に流されたり(←やり直し）と色々あったが、やはり一人で出来る事が確認でき良かった。
　
これで家の外は１０年はタッチしたくないな。

あ、先にやった屋根は数年後にハシゴで登って面倒見るようだが(笑)

材料等、詳細は特別編で。





画像は施工後（２０１５年４月５日）※←後とは言っても厳密にはまだ細部は終わってない※