070-××××-×××× ・・・?
見知らぬ電話番号だから、スル―しておこう。
どうしてもの用なら、SMSで連絡いただけるでしよう。
・・・・・。
・・・・・。
続けて何度もかかってくるから、もしかしたら大切な用事かも。
えっ? 東京の郵便局?
ゆうパック送り主へ不在通知を渡したがその後連絡がないから、直接連絡をとってほしい?
そうか!
先週、新米をおくった友人のところに、まだ届いていなかったんだ。
私 「もしもし、元気? 採れたての新米を送ったけど、まだ郵便局にあるんだって。
こちらの梨も入っているから、食べてね~」
友 「そうなんだよ~。 イベントで毎晩遅くて、マンションの管理人さんにも頼めなくて。
今日、やっと休みだから、早速電話するね。」
私 「お疲れさま~。作家さんのイベント? 教室?」
友 「そうなんだよー。あっ、来月のイベント、急に作家の人が体調不良で来られなくなったから 空くんだけど、代わりに来ない?」
私 「あはは。 年度内は子供たちの試合やイベントがたくさん入っているから、そのうちにね~。
今度、長男と一緒に出ることになったコンテスト、もしも全国大会に行くことになったら
会場は東京だから、寄るからね~、
秋田大会で優勝して、そのあと東北大会でも優勝した一組しか出られないれど(笑)」
友 「その時は、一式、貸し出すからね♪」
友 「ところで。昨日、野茂の番組、みたよ。○ーちゃん見てるだろうなって思いながら」
私 「もちろん見てた。 感動して、ずっと泣きながら見てた」
友 「やっぱり~! 野茂、かっこよかったね」
私 「うん。 やっぱりいい男。すごい人だね。」
友 「○ーちゃん、大好きだったもんね。ほら、婚約発表があったあと、学校休んだでしょ?
なんで今日、授業に来ないんだろうってみんなで心配してたら・・・。 アパート行ったら、ショックで泣いてたじゃん(笑)
あの頃は、携帯なんてなかったからね~」
私 「そうね。本気で結婚する気だったからものすごいショックで。
だってね。その直前のパ・リーグオールスター戦の会場警備のアルバイトして、
すぐそばで会えたばかりだったし。もちろん、近くにいただけなんだけどさ(笑)
でも、なぜか宿泊先のホテルから、野茂さんだけ出てこなかったんだ。
婚約者さんと一緒だったのに、何にも知らなくて。
思い込みの激しい、おバカさんだよね~」
友 「○ーちゃんの一年目に勤めた学校に突然、Tちゃんと一緒に放課後に遊びに行ったの、
覚えてる?」
私 「もちろん!クラブ活動の時間にいきなり校内放送が流れて、お客様がみえていますって」
友 「クラブの時間に子供たちと、工作作ったね。いたずらな男の子ばっかりいて。
子供たちが帰ってから、教室の掲示物も一緒に作ったりして。」
私 「そうそう。そのあと、私のうちに一緒に帰ってごはん食べようとしてたら、
ちょうどテレビ静岡のニュースで、近鉄戦を中継してたんだよね。
野茂さんが連続二ケタ奪三振の日本記録を出しそうになってて・・・。」
友 「それで、草薙球場近くのお花屋さんに電話して花束を作ってもらって、
急いで車で向かったんだよね~」
私 「チケットがなくても、7回が終われば入場できるから、見に行こうって、ね!」
友 「球場に着いたら、ちょうど、ユニフォーム着てた少年野球の子たちが帰る頃で・・・」
私 「係員の人も、どうぞ~って入れてくれたね。
バックネット裏の空いてたイイ席で、三人でちゃっかり見ちやって。
試合は近鉄が負けちゃったけど、日本記録は達成して。
グラウンドで野茂さん花束もらってたけど、全然嬉しそうでなくって・・・」
友 「○ーちゃんも花束渡そうと出口に向かったけど、選手はみんなバスに乗ってて・・・」
私 「そう。 そしたら、金村さんが窓を開けてくれて、
『野茂に渡せばいい?』 って受け取ってくれて」
友 「楽しかったね~。 思い立ったらすぐに行動に移すのは、今もおんなじだね」
私 「そのあと、清水にあった赤坂トップスのチョコレートケーキを置いてるカフェに行って、
パクパク食べたのも覚えてるよ」
友 「アハハ~。懐かしいね~!」
友 「それにしても野茂って、すごい人だったんだね。テレビ見ててびっくりしちゃった」
私 「心の底から野球が好きで。寡黙だけど、スケールは大きくて。
うちの子供たちがお風呂から出てきてテレビ見始めたら、おと―さんが
『この人がおかーさんが結婚しようとしていた人だ。もし、結婚してたら、
お前たちはこの世にいなかったんだ』
なんて言うから、神妙な顔してね。おかしくなったゃった。
そしたら、息子たち、『野茂さんて、けっこうイケメンだったんだね』なんていうから、
『おかーさんは、イケメンだから野茂さんのことが好きだったんじゃないのよ』って」
友 「相変わらず、おもしろい一家~。また、遊びに行きたくなっちゃった」
私 「いつでもいらっしゃ~い! ご主人も一緒に。大歓迎よ」
野茂さんがNHKスペシャルに出るのは、番宣を見て知ってた。ずっと楽しみにしてた。
9月30日の放送予定が、地震のため「西郷どん」ごと中止になって、ようやく放送。
ドラフト会議での伝説の8球団指名。パンチョさんの声が聞こえて、懐かしかったわ。
バッターに一度背中を向けて投げる、珍しく力強いトルネード投法。
近鉄での大活躍、通称・ドクターK。
その後の、大リーグへの挑戦。
現役の、日本最高のスター選手が大リーグに行くなんて考えられなかった時代。
日本球界が手放したくなかったのも分かるけど、近鉄はよくぞ許してくれました。
当時の根性論、経験主義、走りこみゼッタイ主義は、野茂さんにはきつかったんだね。
今でこそ、理論的、科学的練習方法や実践が理解され、確立されてきたけど、
自分の力を、最高の選手が集まるリーグで試してみたかった当時の
野茂さんの熱い気持ちは、今回の番組でとてもよく伝わってきた。
自分が「開拓者」「パイオニア」だなんて自負は全くなくて、
ただただ野球が好きで、自分の投球を磨いて、試してみたい。 それだけ。
「誰かのため」「お金のため」ではなくて、自分自身、スタッフや仲間、チームメイトのために、
そして、応援してくれるファンのため、野球を愛する全てのベースボールファンのために。
最低年俸で太平洋を渡って大リーグに挑戦した日本の若者の、その純粋な思いや
野球に対する真摯な気持ちが、お金にまつわるストライキで野球や野球選手から心が
離れつつあったファンの気持ちを、もう一度、野球に向けさせ、戻してくれた。
それが、私たちの誇り、日本球界の宝であった、野茂英雄選手。
まさに、日本男児。武士道の体現者。
彼のことを愛している日米のチームメイトや関係者、アメリカのファンと、思いを共有できて、
感激で涙が止まらなかった。
マイナーリーグに行った時も、引退した今でも、マウンドで投げたい、勝負したいと彼は言う。
その思いを持ちながら、自らの野球クラブを作って、野球を好きな子供たち大人たちの思いを体現させようとしています。
ところで、今回の番組、
「平成史」というシリーズなのは、知らなかったわ~。
平成が終わる前に、カウントダウンですか。
「昭和史」は、昭和天皇のご病気の進行、祈り、そしてご崩御の一連の時間を日本国民が共有したうえで、自然と振り返る機運が高まって、いろいろな媒体で取り上げていた記憶があります。
「平成史」は、天皇陛下がご存命のうちから、メディアによって意図的に綴られていくのね。
>NHKスペシャル「平成史スクープドキュメント」を来年4月にかけて全8回放送する予定。
>第1回は、総合テレビで「大リーガーNOMO~トルネード旋風・日米の衝撃(仮題)」(30日午後9時)で、95年の野茂英雄氏による大リーグ挑戦の舞台裏を描く。同局記者主幹の大越健介氏が出演する。
>第2回「終わらない清算~山一証券破綻・バブルと日本人~」(仮)
>第3回「未完の政治改革~秘録・小選挙区制導入~」(仮)
>放送回未定「アムロとコムロ~JPOP ヒットメーカー誕生の秘密~」(仮) ほか
30年間の平成という時代。 もっと永くつづくと思っていた平成。
不易流行。
激動の時代の中で、流行を追いかけ、目立つトピックスだけに心を奪われずに、
日本にとって、日本人にとって、これからの時代を生きていく次の世代にとって、
大切なことは何か、事実、真実は何か、
常に見極め、考えて生きていきたいです。
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Posted at
2018/10/23 19:40:09