第三回スパイシーカレー、ほぼ完成に至る。

先週末のスパイシー走行会にご参加の皆様。
ありがとうございました！調理担当として御礼申し上げます。

無料朝食のベトナムフォーに関しましては
容器を忘れてくるという大ピンチに陥りましたが
なんとか手配できて皆様に食べていただくことができました。

私の作る朝ごはんは、ベトナムの麺として最もメジャーな
鶏肉のフォーです。現地ベトナムでは、様々なフォーがありますが、私は特にこのシンプルな鶏肉のフォーが好きです。現地の店では店頭で寸胴鍋に何匹も丸鶏が沈んだ鍋からスープを掬って、時にその沈んだ鳥をおもむろに取り出しては肉を刻んで麺の上に乗せて、配膳されます。シンプルで偽りのない滋味深い味の出汁で毎朝食べても飽きません。正直フォーのスープの素だけで、それなりに美味しいフォーが作れるのですが、せっかく作るのならちゃんとベトナムで食べた味を、走行会の朝ごはんでも再現したいと思い、鶏肉からきっちりと出汁が出るように作っています。是非スパイシー走行会に参加する機会がある時には、無駄にこだわった朝食も是非ご賞味ください。

そして今回は昼食のカレーについても、試行錯誤した結果、答えにたどり着きました。肉に関してはいつもの和牛肉＋牛タン5キロ、飴色玉ねぎを重点的に投入する事でかなりのゴロゴロ感と濃縮され尽くした牛肉の味が強まる事が確認できました。食べた人の脳天にガツンとくる旨さが実現できました。ルー、スパイスに関しては、前回の酸味を抑える構成に変更したところ、こちらの方が更に肉の強烈な旨味との相性が良く、前回は肉の旨味に対抗する事で高めていこうという方向だったのが、肉の良さを半分は受け止めて半分は高めてという感じの構成になった事で無理なく、おおらかに纏まった味になり、食べた時に素直に旨いと受け止めていただける味に高まりました。ルーに関してはこれでレシピは完成として、後はここから精度を高めていく方向でやりたいと思います。

今回はトッピングとしてチャーシューを投入しました。牛タン？？と聞かれましたが、牛タンはルーの中にゴロゴロ入れてありますので、トッピングとは異なります。個人的にはかなり良い具合のマッチングだと思っています。チャーシューの醤油を焦がしたような香りと、今回のカレーの組み合わせ、トロトロした豚バラの旨味はカレーを一皿食べる中で色々なストーリーを演じて飽きさせない。正直大きなソーセージの満足感も捨てがたいけど、カレー自体を味わってほしいと思う調理担当としてはこちらが作りたい感じです。来月もこの構成で進めていきたいと思います。

走行会としては、今回はオプションイベントが大盛況だったようで、、ランチタイムアタック主催者の1048氏のブログ1048氏のブログ
講習担当＠spicy氏のブログなど、早速アップされていますので、是非ご覧ください。
講習担当@氏のブログ

そして間も無く公式レポート
更にタイムアタックランキングと動画もアップされると思います！

参加された方は、お楽しみにしてください！！

さて、来月のスパイシー走行会ですが、毎年集まりが悪い4月という事でエントリーもまだまだ低調です。ギリギリ90％いけば良いかなあと思っています。

わたしとしては美味しくお食事サービスを提供できればそれで満足ですので、参加者が多かろうが少なかろうが、調理担当部門の仲間の448氏と2人で全力投球でがんばっていきます！！

よろしくお願いします！