先週、ひと足早く夏休みをもらいました。
台風8号から変わった温帯低気圧の影響で天気予報は雨模様。
それでも雄大な風景が見たくて道東旅行を敢行しました。
【8月7日・1日目】
初日は網走まで移動です。
札幌から旭川を過ぎるあたりまでは天気も良く気温も高かったのですが、旭川紋別自動車道を走ってオホーツク海に近い遠軽、佐呂間まで行くと早くもボツポツと雨が…。
370km走ってようやく網走に到着しました。
思ったよりも時間が早かったので高倉健主演の映画、番外地シリーズや幸せの黄色いハンカチでお馴染みの網走刑務所を見物しました。
観光名所になっている博物館ではなく、ホンモノですよ。
ちょっと緊張しながらもそっと写真だけ撮らせていただきました。
【8月8日・2日目】
前夜からの強い雨が続いていました。
カミさんとお互いに「雨男」だ「雨女」だと言い合いになりましたが、結局ワタシが「雨男」だということで一件落着。
もしかしたら、と僅かな晴れ間を期待して出発しました。
2日目は、知床峠を経由して日本最東端の町、根室の納沙布岬までのロングコースです。
網走を出発するとすぐに、流氷の見える駅として有名なJR釧網本線の「北浜駅」があります。
旅番組にも時々登場する鄙びた無人駅ですが、駅舎内の壁には全国から集まった来訪者の数えきれないほどの名刺が貼り付けられていました。
因みに、この駅のダイヤは上り・下りとも1日7本です。
走ってすぐですが、知床連山が見られる小清水原生花園に寄りました。
雨が小降りになって少しだけ知床半島が確認できましたが、個人的には晴れた日のここからの眺めは最高だと思います!!
続いて知床半島の付け根にある斜里町の「天に続く道」です。
ええ、写真の向こう側から走って来ましたとも…。
天気が良ければ28キロ先の地平線までくっきり見渡せるのですが、雨の中ではこんな感じになってしまい、ちょっと残念です!
この後に知床峠へ向かいましたが、ずっと雨と霧で何も見えなかったのでまともな写真が1枚もありません。
悪しからず(~_~;)
次に向かったのはワタシのHNの由来にもなった中標津(なかしべつ)町の「開陽台(かいようだい)」です。
地球が丸く見える場所としてライダー達の間ではちょっと有名な場所です。
『開陽』と言う言葉の響きが好きでHNに頂戴しました。
この旅の一番の目的がここでしたが、ここも小雨と霧に包まれて何も見えませんでした。
やっぱり「雨男」のせいでしょうかね。(;^ω^)
天気が良ければ、こんなふうに見えるんですよ。(中標津町HPより)
次は野付(のつけ)半島です。
知床半島と根室半島の中間にある釣り針のような形をした国内最大の砂嘴(さし)ですが、先端まで26kmあります。
地図で見るとここの出っ張りです。
長年の海水による浸食でトドマツやミズナラの木が白く枯れてしまい、『この世の果て』とも言われる荒涼とした土地ですが、ラムサール条約にも登録された水鳥の多い湿地でもあります。
ロシアに行った事はありませんが、北部はおそらくこんな感じなのかなと思わせる光景です。
雨に加えて吹きさらしの風が冷たく、気温は15℃くらいでした。
防寒用のウィンドブレーカーを持参して大正解でした。(^^ゞ
いよいよ最後は根室にある納沙布(ノサップ)岬です。
日本最東端 (正確には北方領土の択捉島ですが…) の地なので、端を極めるライダーは必ず訪れる場所ですね。
小雨降る中すでに18時近い時間だったので人影はまばらでしたが、駐車場には本州ナンバーのキャンピングカーやバイクが数台停まっていました。
奥に見えるのは「四島(しま)のかけ橋」と言うモニュメントです。
北方領土返還を願って昭和56年に設立されたものですが、その後一向に進展しないのが残念です。
根室はワタシが社会人になって最初に勤務した町でもあります。
久しぶりに訪れましたが、昔のまま変わらない街並みを懐かしく眺めていました。
最初にマイカー(カローラレビンAE86)を買ったのもこの町でした。(*^^*)
2日目走行距離 380km
【8月9日・最終日】
朝から土砂降りでした。
この日は札幌に帰るだけですが、既に道内のあちこちに雨に関する警報が出されていました。
釧路を通過したお昼頃でも気温は12℃しかありません。
つい2~3日前は30℃近かったのに、随分と極端ですね。
猛暑が続いている本州の方には信じられない気温だと思います。
およそ470km走り切り無事に帰宅しましたが、久しぶりに疲れました。
今回は生憎天候には恵まれませんでしたが、また気候のよい時期にチャレンジしたいと思います。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。(^o^)