DIYによるフルラッピング②

私のフルラッピング体験を反面教師にしていただくための第２弾でございます。
ここでは貼り方の注意と失敗談と、失敗のごまかし方をｗ

とりあえず素人がラッピングを初めて実施する場合、よほど器用な人でなければ、綺麗に「見せる」コツは、「諦めて“継ぐ”こと」です。
この写真はトランクですが、真ん中で継いでます。左右で２枚張りにしています。
たぶん今なら、１枚貼りできそうな気がしますが、初めて貼った時には、１枚貼りできず、真ん中で継いでいます。
Z4のトランクくらいなら良いのですが、面積が大きい＆３次曲面がエグいフロントバンパーなどは、いきなり１枚貼りは無理です。ホント無理です。プロの方、本当にすごいと思います。

マット系フィルムの場合、継いでもほとんど目立ちません。光が乱反射するためだと思われますが、１ｍ離れれば気になりません（これは個人的見解なので、こだわる方は気になるかも）。ちょっと汚れていますが、真ん中の線、あまり目立たないです。
下手に一枚貼りしようとして、浮いたり、フィルムを伸ばしすぎた方が変に目立ちます。無理だと思ったら、分割して継いでしまう、これが意外と重要です。プレスラインに沿って継いだり、見えない部分（下側とか）で継ぐと本当に目立たないですし。

１枚貼りで無理に頑張ろうとすると、失敗した時に精神的ダメージ（笑）の他にフィルムのロスも大きくなります。

なお、継ぐ場合は２～３ｍｍ重ねると綺麗にできます。
ナイフレステープをうまく使うと、ぴったり継ぐことも可能ですが、ぴったり継ぐと、気温の変化などでフィルムが縮んだときに、下の色がコンニチハします（体験談）。フィルムの伸び縮みシロ的な意味で重ねましょう。

ちなみに貼り方の基本について調べて分かったことなど。
①裏面に空気を逃がす加工がしてあるフィルムは、水貼りしてはいけません。水が空気逃がし穴をふさいでしまうため、うまく貼れなくなります。

②車体を脱脂しない方が良いです。ラッピングしていくなかで、何回かはがして、貼りなおすというシチュエーションが発生します。脱脂しまくったボディだと、綺麗にはがれず、破れたり、のりが残ったりします。（むしろ、ワックスを塗ってから貼った方が良いといわれました）

③ボディが熱くなっている時には冷やしてから貼りましょう。
ボディが灼熱状態だと、貼り直ししようとしたときに、フィルムが裂けたり、はがれなかったりします（体験談）。柔らかくなって勝手に伸びることも…。

④風が大敵
ガレージなど、風が凌げる場所で施工できれば良いのですが、そうではない場合（私のようにカーポートでやる場合など）は、風と砂に気を付けましょう。
風でフィルムが変なところにくっつく、のり面に砂がこびりつく、はがした剥離紙が邪魔をしてくるなどの実害が発生します。
のり面に異物がついた場合、、基本は貼り直ししないと綺麗になりません。

さらなる注意点（失敗談）は、また③で書いていきます