第二世代GTRやシルビアなどは、PCMバルブ側のオリフィスを抜くことでブーストが上がるのは有名です。
GTRの場合オリフィスは2カ所あり、PCM側、コレクタータンク下にそれぞれオリフィスが入っています。(34はPCM側入ってないみたいですw)
PCM側は内径2.05mm、コレクター側は2.2mm(N1などは2.05みたいです)で、PCM側は内径を広げれば広げるほど、コレクター側は絞れば絞るほどブーストが上がります。
せっかく34タービンが入っているので、34と同じ0.95くらいまでブーストを上げたくなったので調整してみました。(32はノーマルで0.78)
そこでまずPCM側のオリフィスを抜いてみます。
すると…
オーバーシュート含めて1.15まで上がりました。
しかし、セラミックタービンで常用でこの値だとかなりリスキー、というか間違いなく壊れますね…
写真はコレクター側のオリフィスです。内径は2.2mmです。
これをPCM側に増やしてみます。
コレクター、PCM共に2.2mmにした場合、オーバーシュート含めて0.9くらいまで上がりました。常用で0.86くらいでした。
0.95にするために、このPCM側のオリフィスの内径をドリルで広げて調整してみます。
すると…
オーバーシュート無しでだいたい0.96あたりになり、ドンピシャでした。オリフィス内径は2.2mmから2.7mmに拡大しました。
ちなみにオーバーシュート含めると丁度1キロでした。
ノーマルより明らかに加速感があり、いい感じです。
セッティングを取ればもっと良くなるでしょう。
純正ソレノイドを生かしたままブースト調整できるので、この世代の日産は親切設計ですねw
まあブーコンを入れればもっと細かく調整できるのでしょうけど w
ただ、過度に上げれば当然壊れるので作業する際は自己責任ですね
Posted at 2020/05/23 13:48:46 | |
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