2020年11月06日
NISSAN NOTE e-POWER 試乗
日産の虎の子、ノートe-POWERです。
もうモデル末期ですが、未だ人気は健在。
エンジンによる発電でモーター駆動します。
シリーズハイブリッド形式の"モーター車"です。
これを電気自動車と言ってしまうのはちょっとどうかと思います。
(公式には言ってませんが、ディーラーの営業マンは普通にそう言っちゃったりする)
【スペック】
全長×全幅×全高:4100×1695×1520mm
ホイールベース:2600mm
車両重量:1220kg
エンジン形式:直列4気筒DOHC
総排気量:1198cc
エンジン最高出力:58kW(79ps)/5400rpm
エンジン最大トルク:103Nm/3600-5200rpm
モーター最高出力:80kW(109ps)/3008-10000rpm
モーター最大トルク:254Nm/0-3008rpm
トランスミッション:--
サスペンション形式 前/後:マクファーソンストラット/トーションビーム
ブレーキ 前/後:ベンチレーテッドディスク/ドラム
タイヤサイズ:185/65R15 88S
試乗グレードはVセレクション。
安全・快適装備がほぼ全部揃った上で価格を抑えた人気グレードです。
【外装】
シンプルかつプレーンです。
奇抜さわ嫌味がないデザイン。
ただ……所有欲が全く湧かないのが難点。
クルマの外装デザインは乗ってしまえば見えないので、
所有する喜びにしか影響しないのですが。
眺めたり写真を撮ったりしたいと全く思えない…
良くも悪くも嫌われないデザインでしょうか。
【内装】
価格帯を考えるとかなり安っぽいです。
デザインもいまいち。
だからといって実用性重視かといえばそんなこともなく。
フィットみたいに物置きと収納だらけということもないです。
最上級グレードのメダリストだけは少しマシな質感にはなります。
室内は広いです。後席は足が組めるくらい。
ラゲッジは普通。
余談ですが、ドリンクホルダーの場所が悪過ぎます。
【走行性能】
モーターの動力性能は圧倒的。
0回転から発生する2.5L並みのトルクは病みつきになります。
車重は1.2t余りなので、十二分な動力性能です。
Sモードとエコモードで使えるワンペダル走行は楽で、しかも楽しい。
Sモードはアクセル操作にダイレクトの反応し、加減速や荷重移動が思いのまま。
エコモードはクルマの反応と挙動がソフトになり、ゆったりと走れます。
エコモードは街中や高速道路、Sモードはワインディングで使うと良さそう。
個人的にノーマルモードは使いどころがないです。
フロントにエンジンとモーターを搭載しているのでかなりのフロントヘビーのはずですが、旋回性能は悪くないです。床下のバッテリーのおかげで重心が低くなっていると思われます。
ステアリングも程よくクイックで、きちんとインフォメーションがあり運転しやすいです。
欠点はドラポジでしょうか。ステアリングにテレスコが欲しいです。
【総評】
走行性能と燃費に優れたコンパクトカーです。
質感とか華やかさはまるでありません。
ワンペダル走行は唯一無二なので、そこを買うかどうか、という感じでしょうか……。
ブログ一覧 |
クルマレビュー
Posted at
2020/11/08 17:30:59
今、あなたにおすすめ