【ECU】Tip-in Enrichment(Last Calculated)
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2008.04.24のブログに書いたように、Enginuity←→ECUの通信が遅いので「Tip-in Throttle」値がロギングできないため、「Throttle Tip-in Enrichment」のセッティングをしようにも、ログからはどの「Throttle Angle Change (%)」を調整してよいのか解らない。
勘に頼っていた。
が、図のように「Tip-in Enrichment(Last Calculated)* (raw ecu value)」をロギングすることで、「Throttle Tip-in Enrichment」による燃料噴射量がわかることに気付いた。
「Tip-in Enrichment(Last Calculated)* (raw ecu value)」は、最後に実行された「Throttle Tip-in Enrichment」値がECUにて保持されるため、Enginuity―ECU間通信レートの低さに左右されない。
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で、「Tip-in Enrichment(Last Calculated)* (raw ecu value)」ログと「Throttle Tip-in Enrichment」を照らし合わせることで、ログの行間で、どの「Throttle Angle Change (%)」が働いたかを、調査できる。
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ロギングの結果、「Tip-in Enrichment(Last Calculated)* (raw ecu value)」が1000を超えることは極めてレア。
急なベタ踏みでもおおよそ1000以内に納まっていることがわかった。
つまり、急なベタ踏みでも、ECUの処理速度的には「Throttle Angle Change」は8[%]以内に収まっているようだ。
ここで、ノーマルROMの「Throttle Tip-in Enrichment」の横軸のように、「Throttle Angle Change」を30[%]超えまで均等に分布させるのは果たしてどうなのか?
と疑問を抱いた。
グラフ中の「Normal(=緑)」の点を線で結ぶとリニアな特性になるが、果たしてECU側で、点と点の間を計算で補完しているかは怪しい。
例えば、「Throttle Angle Change」が2.0~3.9[%]の間は「Throttle Angle Change」2.0[%]の設定値で噴射している可能性が考えられる。
(つまり、点と点は斜め線で結ばれず、階段状に・・・)
で、「Throttle Angle Change」10[%]以上を、潔く大雑把にして代わりに、ログに頻出する0~8[%]の設定が緻密になるよう、「Throttle Tip-in Enrichment」の横軸を調整した。
ピンクが最新。
黄色が改変前のチューンドROM。
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「Throttle Angle Change」10[%]以下をズームしたグラフがコレ。
最新(=ピンク)の点密度が高いことがわかると思う。
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で、それに基づいてセッティングしなおした「Throttle Tip-in Enrichment」のマップがこの図。
果たして効果は?
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