ロアアーム、ボールジョイントブーツ交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
車検に向けて以前指摘されたロアアームのボールジョイント部ブーツヒビ割れについて対策する事にしました。
エクストレイルに乗っていて、ご存知の方も多数いらっしゃると思いますが、ロアアームのブーツは純正、社外共専用品の設定がありません。
去年の7月にロアアームを取り外してボールジョイントブーツ取付け部の寸法を測定して、測定寸法に近い部品を選定して購入しました。
自分が購入したブーツが使えるのか、装着後の耐久性、経過確認などを兼ねて人柱的に交換します。
※注意
あくまで私個人の選んだブーツです。
専用品ではないので交換する際は自己責任でお願いします。
因みに私は自動車の整備士ではなく、ただ工具が扱える素人です。
僕の作業方法が最善とは限りません。
成功しても失敗してもあくまで作業する人の自己責任です。
自分のした事に責任が取れない人はDIYで作業する事をお勧めしません。
2
まずはジャッキアップしたらタイヤを外して、ウマで落下防止をして安定のいい状態にしてください。
足廻りのボルト類はめちゃめちゃ固く締まってる場合が多いので、緩める時に車体の安定が悪いと落下する可能性があるので。
そしてキャリパーを外して邪魔にならない所で固定して、ブレーキローターを外すとスペースが確保できるので作業しやすいと思います。
キャリパー取付けボルトは19mmの六角です。
3
まずはロアアームのブッシュの部分のボルトを外します。
下から頭が六角18mmのボルトで貫通して上側で六角18mmのナットで固定されてます。
このボルトはめちゃくちゃ締まってました。
自分はナットを回らない様にスパナで押さえて、下からスピンナーハンドルでボルトを回しました。
血管ブチ切れるかと思いました・・・
ちょうど良い工具があればナットを回した方が緩みやすいのでしょうが。
4
すでに1本外れていますが、次に印のところのボルト2本を外します。
21mm六角です。
片方はスピンナーハンドルで21mmソケットでイケるのですが、もう片方はスタビライザー?が干渉してしまい緩められません。
画像のようなメガネレンチやちょっと角度が付いたレンチなら大丈夫だと思います。
ただメガネだと力が入らずボルトが緩まなかったので、自分はジャッキのパイプで持ち手を延長して緩めました。
そして運転席側はオルタネーター駆動のプーリーのカバー、助手席側はミッション部のカバーがボルトを緩める時に当たって鬱陶しかったので、自分は外してから作業しました。
5
最後にロアアームとナックルアームの連結部ボールジョイントのシャフトを固定しているボルトを外します。
ボルト、ナット共18mmの六角なのでボルトを押さえてナットを緩めます。
ボルトを抜き取って、ロアアームのブッシュが挟み込まれているのでずらして外し、ボールジョイントのシャフトを下に引き抜きナックルアームから外します。
シャフトが錆びてて抜けにくい場合があるので、CRC5-56など科学の力を使うと良いです。
6
外れました。
ボールジョイントはガタもなくまだまだ使用可能です。
ブッシュなどのゴム類は多少硬化してると思われますが、切れたりしていないので大丈夫だと思います。
ボールジョイントにグリスを塗って良く馴染ませて、ボールジョイントの可動部を覆うように塗ります。
そしてブーツ内にもボールジョイントの可動部を覆うようグリスを詰めて、フランジ部分にブーツを圧入します。
今回はリチウム系のグリスを使いました。
ウレア系持ってないので。
今回はブーツ外径に合わせたパイプ材を使ってクランプで挟み込んで圧入しました。
タイロッドエンドブーツを圧入した時より軽めに入りました。
カシメの状態にはなっていますが、もしかしたらブーツ下部内径のはめ合いが緩めかもです。
7
ボールジョイントを過剰に動かしてみてカシメ部分が外れないのと、シャフトの部分からグリスが出てこないのを確認して車に組付けです。
六角が21mmのボルトを付ける時、画像のようにジャッキでサスペンションを縮めてやるとボルト穴位置の平行が出やすくボルトが入りやすいと思います。
取付け後20キロほど試乗しましたが、とりあえずグリスの洩れもなくしばらくは大丈夫だと思います。
要経過確認ですね・・・
8
ブーツは大野ゴム製 DC-1692を使用しました。
ブーツ上部の形状もエクストレイル純正と似ているので近い部品を選定出来ていると思います。
自分が寸法測った時にちょうど発売したみたいです。
ラッキーです♪
他にも下部内径優先でDC-1634も準備したのですが、下部の形状が合わなそうだったので辞めました。
あとはナックルアームとの連結部のボルトも念のため購入しておいたのですが、丁寧に扱えば交換しなくても大丈夫だと思います。
ナットがカシメてあるので、外したらボルトは再利用不可だと思ったら大丈夫そうでした。
他の車種などのロアアーム取り外し方法など調べてないので、完全に自己流の交換方法です。
何かしら参考になれば幸いです・・・
最後にも言いますが、あくまで自己責任です。
最悪は結局ロアアームA'ssyで交換にもなり兼ねません。
あと自分みたいな環境で作業する場合は、右と左別の日に分けてやったほうが良いかもです。
ボルトも緩まず考えながらの作業だったので、トータル3時間半ぐらいしゃがみっぱなしで作業したので足が痺れました(笑)
早くブーツメーカーさんからエクストレイル専用のブーツが発売されて欲しいですね!
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