セキュリティー連動　ドライブレコーダー駐車監視回路(ユピテル製、電圧監視機能付き電源ユニット使用)

セキュリティーをかけると、ドラレコが駐車監視を始める回路を組みました。
セキュリティーは整備手帳の「純正スマートキーによるセキュリティの操作 Ver 2.1(VIPER)」のものです。その時に組んだスマートキー連動回路に、ドラレコと連動させる回路を組みました。
写真の赤色部分が追加した回路です。

エンジンをかけた時は、通常通りACCからドラレコに電源を送ります。セキュリティーをかけると、駐車監視用の回路から電源を送ります。


純正スマートキーによるセキュリティの操作 Ver 2.1(VIPER)
https://minkara.carview.co.jp/userid/249939/car/2344519/4772583/note.aspx

駐車監視はユピテルの「電圧監視機能付き電源ユニット」を使います。写真はドラレコの取説抜粋で正規の接続方法です。
このユニットは、駐車中に常時電源からドラレコに電源を供給するものです。駐車監視中にバッテリーの電圧が設定値以下になると電源を切ります。また、設定時間(最大12時間)をこえても電源を切ります。名前がややこしいので以降の説明では「駐車監視ユニット」とします。


このユニットは整備手帳の「ドライブレコーダーの取付け(駐車監視用ユニット付き)」で取り付けたものですが、一旦車両から取り外しました。

ドライブレコーダーの取付け(駐車監視用ユニット付き)
https://minkara.carview.co.jp/userid/249939/car/2344519/6015799/note.aspx

駐車監視ユニットは、エンジンをかけてドラレコを起動させた後、エンジンを切ってもドラレコに電源を送り続けるものです。
今回はセキュリティーをかけた時にだけ、駐車監視をする回路とします。エンジンを切る時点では、セキュリティーをかけるか、かけないかは、決まっていないためドラレコの電源は一旦OFFにします。
その状態からドラレコを起動させるには、駐車監視ユニットに、常時電源→ACCの順に電源を入れなければなりません。

最初の常時電源は、セキュリティーのセットスイッチで操作するラッチングリレーの余っていた接点を使いました。セキュリティーをかけたいとき、クルマを降りる前にこのセットスイッチを押します。
ドアロックとセキュリティーを連絡させる回路をONにするスイッチです。

次にACCですが、これは駐車監視ユニットに一瞬でも流れれば動作します。ワンショットで良いので、セキュリティーをONにするリレーの接点に新たに設置したリレーをつなぎ、そのリレーで駐車監視ユニットのACC入力線に常時電源をワンショットだけいれます。

なお、駐車監視ユニットの電源スイッチは常時ONにしておきます。エンジンをかけると、常時電源を送るのに使ったラッチングリレーがOFFになるので駐車監視ユニットもOFFになります。

エンジンをかけた時のドラレコ電源と、駐車監視回路の電源は、ダイオードで突き合わせます。
エンジンをかけると駐車監視回路からの電源が切れますが、ACCからの電源で動き続けます。
エンジンをかけずに駐車監視だけを切りたい時は、セキュリティーを解除したあとにACCだけをON(ブレーキを踏まずにスタートボタンを押す)にすればドラレコは止まります。

今までは、ドラレコの駐車監視はユニットをほとんど使っていませんでした。バッテリーの電圧監視をしてくれるのでバッテリー上がりの心配はしていませんが、わざわざユニットの電源スイッチを入れる事をしませんでした。

今回のセキュリティー連動により、自然と使うようになると思います。