金沢を初めて訪れたのは、高校3年生の受験の時でした。
特急しらさぎに乗って金沢駅に降り立ち、何という貧そな駅なんだと思ったもんです。
道路にはやたらと砂が多く、海風で飛んで来るんだと勘違いしていました。
この頃は未だバイクやクルマには興味が無く、大学で何かを学びたい訳でもありませんでした。
金沢がどんな場所なのかも全く知らないまま、ご縁があって4年間を過ごすことになりました。
入学式の時だったと思いますが梅も桜も桃も菜の花も、花という花が一斉に咲いているのを見て驚いた記憶があります。
大学の大講義室で講義を受けた時に、小松の連れが俺に声を掛けて来たのが彼らとの出会の始まりでした。
今では特急しらさぎ・特急雷鳥で金沢まで行く事が出来ず、敦賀で北陸新幹線に乗り継ぐ事と変化しました。
道路に砂と思われたものは当時は一般的だったスパイクタイヤのスパイクでアスファルトを削って出来たもので、一冬クルマを放置すれば屋根が凹む程の重い雪質と積雪量で一日中凍結する地域であったことから、雪解けも遅く春の訪れも遅い事から草木の花々が一斉に咲くと言う現象だったと金沢に移り住んで知る事が出来ました。
「 金沢湯涌温泉あたらしや 」にチェックインしたのは、17時頃で外では硫黄の匂いがする平屋の温泉宿でした。
食事迄に時間が有ったので浴衣に着替え飲み物を買おうとしましたが旅館には無く、寂れた静かな温泉街を近くの売店まで下駄履きで歩いて行きました。
旅館の大浴場で旅の疲れを癒し、まったりとさせて貰いました。
たんぽぽが咲き つくしが芽を出していましたので、岐阜よりは春の訪れが若干遅い様でした。
宿の夕食は のど黒or能登牛で予約時に選択出来たので、能登牛でお願いし良質な脂身のステーキを美味しく頂きました😋
朝食もそうでしたが金沢の食は上品な味付けで、素材の風味を損なわない自分好みの逸品でした。
こちらの宿も北陸割が出来ると言う事で幹事が予約してくれましたが、石川県知事が足並みを揃え無いと言い出し一時はどうなることやらと心配しました。
急遽病気で一名欠席となりましたが、宿の好意で人数変更でキャンセル料は発生しませんでした。
市街から離れた山間部にある温泉宿で、静かなとても良い場所でした。
今回は皆が歩き疲れた様で、富山の連れ曰くイビキの大合唱だったそうです😅ってかお前が一番煩かったっちゅうねん🤣
チェックアウトしてから、直ぐ側の「 金沢湯涌江戸村 」を散策します。
何時の時代も同じことで、貧富の差による住まいの違いをまざまざと見学させて貰いました。
どちらかと言うと此の時代の建築物は、飛騨高山では今だに旅館や店舗として利用されており、私にとっては珍しいものではありませんでした。
建物よりもこちらのミツマタや水仙の花の方が、春を感じられて良かったと言えます。
宿の駐車場に戻り、金沢市街地の観光スポットを巡ります🚐💨💨💨
と! その前に… 卒業後 すっかり姿形を変えて立派になった、我が母校に少しだけお邪魔します。
毎回ここへ来ると「 松井秀喜 」が小学生?の時に体育館へ入る姿を見つけ、「 まつい! 」と小松の連れが大きな声で呼び止め、驚いた表情でこちらを見た当時の可愛らしい松井の顔を思い出します。
既に松井は野球選手として有名で、他の子達は松井の胸位しか身長が無く、身長も体格も飛び抜けて大きかった記憶です。
と 小松の連れに、この時に言いましたが「 覚えとらん… 」だそうです😂
学園を後にし当時それぞれが住んでいたアパートが有った場所を、クルマで見て回りましたがもう既に当時の姿は無く時の流れを改めて感じました。
「 あ! ◯◯悪い ちょっと止まってくれる! 」
ここが私が足繁く通った「 Redhouse 」です。
初めて訪れたのは部活の先輩に誘われたのがきっかけで、それ以来ここのカツカレーが大好きでよくお邪魔しました。
一昨日に電話をくれた後輩君はここの息子で、前回金沢に来た時には道が変わっていたので店を見つけられず、探していた時に私が偶々声を掛けた人が近所の方で、店と息子の家を教えて貰って後輩君に再会する事が出来ましたが、その時に随分前に閉店したと聞かされていました。
Redhouseの後輩君との出会いは私が住むアパートの大家の息子と同級生で、アパートに遊びに来ていた時に出会ったのがきっかけだった様な気がします。
ここのママさんとは もー会えないのかも知れませんが、品のある方でとても素敵な方でした。
卒業してから2度?家族でこの店に来てカツカレーを頂きましたが、私の事は覚えていらっしゃらなかった様でした😅
では 街へ繰り出します。
東山「 ひがし茶屋街 」は金沢文化を代表する茶屋街のひとつで、ここに来れば金沢のお土産は全て揃っています。
こちらはフランスからの団体さんの様で、フランス語が飛び交っていました。
甘味処も幾つかあり、インスタ映えする写真が撮れるかも😋
芸妓さんの数は少ないとは聞きましたが、時間が合えば会えるかも知れません。
医王山を水源とする「 浅野川 」沿いが、桜並木の綺麗なスポットとなりますので歩いて向かいます。
金沢には川が幾つか流れていて、水の豊富な場所と言えます。
最近は何処へ行ってもそうだと思いますが、海外からの観光客の多さには圧倒されます。
「 うめの橋 」から眺める、桜も良いものです。
河川敷が整備されベンチがあるので、ゆっくりとされるのも良い気がします。
国道359号線が走る「 浅野川大橋 」を渡り、主計町(かずえまち)茶屋街へ向かいます。
観光地へ来ると海外の方が着物姿で歩いているのをよく見かける様になり、日本の文化を好んで楽しんで貰えてとても嬉しい気持ちになります😆
「 主計町茶屋街 」には旦那衆が人目を避けて、通ったと言われる坂があります。
最初はこの主計町で宿を取ろうと思いましたが、価格が高いのと予約が出来ずに諦めました。
「 暗がり坂 」ここが旦那衆が通った坂です。
では 昼になりましたので、片町へ行き食事にします。
「 宇宙軒食堂 」ここも人気の定食屋さんだそうで、この日も多くの人が並んで席が空くのを待ってました。
一緒に行った友人は学生の頃によく通った食堂の様ですが、私は片町交差点のビルの屋上にあるサントリーのビアガーデンでアルバイトをしてましたが賄い付きでしたので一度も行った事がありませんでした😅
今は知りませんが当時は横綱力士「 輪島 」の ちゃんこ鍋店があり、夜の片町で一度だけデカい姿を見た事があります。
人気のお勧めは此の「 とんばら定食ダブル 」で、食事の途中でご飯大盛りにすれば良かったと思いました😋
お腹いっぱいになった所で幹事の家に戻り、今回の大人の遠足はお開きとなります。
幹事の家に着くと奥さんが、シホンケーキとコーヒーでもてなして下さいました。
幹事とクルマを出して運転してくれた、小松の連れには本当に感謝です。
舞鶴と富山の連れが今回は参加出来ませんでしたが、今年の秋か来年にまた集まると言う事なので次回は参加できると嬉しく思います。
と言う訳で幹事の家で、仲間達ともお別れです…🥹
ですが私はもう一泊!金沢で滞在して、もう少し満喫したいと思います。
そう! 「野生の証明 」の出演者や撮影スタッフ達が、1ヶ月の間宿泊したホテルに私も宿泊します🤩
次回はこちらのホテルからスタートです。 お楽しみに〜😁👍
一⭐️番F!nk